屋根裏のスペースにはいろいろなモノを置いておけるので、生活空間が広く使えるようになって便利ですよね。しかし、使わなくなったモノをとりあえず置いているだけ、になっているおうちも多いのではないでしょうか?
今回は屋根裏のスペースを効率的に使うための、収納方法や活かし方についてご説明します。
屋根裏(小屋裏)の収納はどうしてむずかしいの?
屋根裏の収納がごちゃごちゃするのには、原因があります。
1つは、屋根裏というだけあって屋根の形状によって部屋の高さにばらつきがあること。もう1つは、ついアイテムを無造作に置いてしまい、定位置が決められていないこと。
この2つの課題を克服すれば、屋根裏部屋のスペースを最大限に活かしてスムーズにモノを取り出せるようになりますよ。部屋やリビングに置くモノも隠せてスッキリします。
屋根裏(小屋裏)は収納グッズを使うのが鉄則!
屋根裏は大きな空間があるのに、床に直接モノを置いてしまうと、高さを活かしきれません。三角屋根だと壁際にいくにつれて天井がかなり低くなることもあってどう活かすか悩みますね。
そこで棚やラックなどの収納グッズを活用すればキレイに収められます。搬入できるかどうか、棚などの高さは天井にぶつからないかなどに注意しながら商品を選びましょう。
『メタルTVラック』(不二貿易)
金属製の収納ラックです。高さを抑えてできているので屋根裏での収納にぴったり。キャスター付きなのでいっぱい積んでも場所の移動が簡単にできます。
『収納ボックス』(アイリスオーヤマ)
クローゼットでもよく使われる奥行き50cmの衣装ケースです。一段づつ積んでいけるので持ち運びも楽々。階下で整理したら、屋根裏部屋に運び込むだけで完了します。
『バンカーズボックス』(フェローズ)
ダンボールでできた収納ケースです。紙製とはいえ、30kgまで耐えられるほど頑丈にできているので積み重ねても安心。箱の外にマジックで中身の内容を書き込んでおけばわかりやすくなります。子供のおもちゃなどをまとめて収納できますね。
屋根裏(小屋裏)収納のラックの配置は?モノの定位置の決め方は?
屋根裏の収納グッズを選んだら、部屋の中での配置を決めていきましょう。ポイントは、動線を確保すること。
天井が低く動きにくい屋根裏部屋で使いやすいように配置するには、壁沿いに置くのが基本です。壁際に収納がまとまっているとひと目でどこに何があるかグルっと見渡せますよ。
あとはモノの定位置を考えれば完ぺきです。「この棚にはキャンプ用品」「この箱には子どもの作品」などとざっくりでいいので決めていきます。次の2つのルールだけ覚えておきましょう。
● 重いモノは下、軽いモノは上に● めったに使わないモノは入り口から1番奥に
このルールを守っていれば取り出せなくて困ることもなくなりますよ。
屋根裏(小屋裏)には何を収納する?
屋根裏部屋はふだんの生活ではあまり行かない場所。そのため、収納するのは「ほとんど使わないモノ」で、かつ「必要なモノ」にしましょう。具体的には下記が考えられます。
● クリスマスツリーなどの季節用品● 衣替えでしばらく着なくなった服
● 残しておきたい思い出の品
そのうち使うだろうと思ったモノを収納するのもいいですが、1年たって結局使わなかったモノは処分するようにしましょう。
夏の屋根裏(小屋裏)収納は注意!
いっぱい収納できて便利な屋根裏収納には、注意してほしいことがあります。
それは「夏場の高温」。日差しで屋根が高熱になる上に、おうちのなかの熱気も上がってくるので屋根裏はかなり気温が高くなるんです。
断熱対策をしっかりしていれば安心ですが、熱に弱い、デリケートなモノは収納を避けるなど注意しましょう。
覚えておきたい
屋根裏は収納以外でも使いみちがある?
屋根裏部屋は収納に便利なスペースですが、狭く、どこか薄暗いので子供にとっては秘密基地のような最高の遊び場所です。
スペースを目一杯活用していないのであれば、荷物を片側に寄せて、半面を子供の遊び場にするという手もありますよ。
屋内用の小さなテントなどを張ってあげたらおうちのなかでも喜んで遊んでくれます。危険がないようにだけ注意して、遊び場として活用してみるのもいいですね。
屋根裏(小屋裏)収納を活用しておうちをスッキリ!
ついつい適当に放り込んでしまう屋根裏の収納。ポイントは棚などの収納アイテムで高さもフル活用すること、定位置を決めて収納も楽にすることです。
収納をキレイにして整えておけば、何かお買い物でモノが増えても屋根裏があるので安心できます。おうちがスッキリして、過ごしやすくなりますよ。