部屋のなかに収納したいものがたくさんあって、ベッド下の空間を「どうにかうまく使えないものかな…」と悩んだ経験はないでしょか。収納が少ない部屋であれば少しでもデッドスペースをなくしたいものですね。ただ、湿気がたまりやすい場所だとも聞いたことがあるかもしれません。
そこで今回は、ベッド下の収納スペースを、湿気をためずにうまく整理する方法もまじえてご紹介します。
ベッド下は収納に活かせる?
ベッドの下にある空間は、一般的に床から40cm前後高くなっています。これは、体を起こして立つときに体の負担を減らしてくれるからだといわれます。
その空いたスペースをそのままにしておくのはもったいないですよね。寝室の収納が狭いほど、どうにか活かしたいと思うものです。もともと収納がついたフレームもあるくらいなので、ベッド下に空間は自分なりにアレンジして活用しましょう。
ただ、「寝ている間にはコップ1杯分の汗をかく」とよく耳にするように、ベッド下の空間は湿気がたまりやすい場所でもあります。ベッド下の収納法を考えるときは、湿気に注意することを忘れずに。
ベッド下の収納にはどんなものでも入れていい?
ベッドの下は湿気がたまりやすい場所なので、「何を収納するか」は気をつけてください。
ベッド下に収納したアイテムが湿気を吸ってカビになることもあるので、大切な衣類や雑誌などの紙類を入れるのは避けたほうが無難です。電気毛布やラグマットなどの「季節もの」や、「頻繁に使うもの」などを収納するようにしましょう。
カビが発生したら困るものを、どうしてもベッド下に収納しなければならないときは、除湿剤を置いてあげたり、こまめに換気してあげたりするのがポイントですよ。
ベッド下収納にはどんなアイテムが使える?湿気の予防は?
ベッド下の収納に使えるアイテムはたくさん販売されています。高さがなく奥行きや幅が広い空間なので、その特徴を活かしたボックスなどを用意するとスッキリ収納できます。ここでいくつかご紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
『Fits フィッツケース ロング』(天馬)
中身が見える樹脂製のクリアケースは、ベッド下収納の定番商品。色々なサイズが販売されているので、ベッド下の高さや幅に合わせやすく、モノの取り出しもかんたんです。
『杉 キャスター付きすのこ』(ノーブランド)
キャスター付きのすのこは通気性がよく、少しの力で動かすことが出来るため、子供でも簡単に出し入れできます。周りをおおうものがないので、何があるかもひと目でわかりますよ。
『無臭モスボックス』(アイリスオーヤマ)
モスボックスは通気性にすぐれた収納ケースです。付属で無臭防虫剤がついているので虫食いなどの被害も防げます。ダンボールとして処分できるので、引っ越しのときにも手間がかかりません。
『フローラルドライ 引き出し・衣装ケース用』(アイスノン)
ベッド下の収納には、引き出しや衣装ケース用の除湿剤はかかせません。ケースごとに適正の数を入れておくことをおすすめします。
『サーキュレーター』(アイリスオーヤマ)
どうしても湿気が気になる人は、換気のためにサーキュレーターをおくのも1つです。風量・角度の調整が可能で部屋中の空気の循環や、洗濯物の乾燥にも使えます。
整理整頓のコツ
ベッド下の収納は使用頻度を考えて使う
ボックスを用意し、収納するものが決まったら、あとはしまうだけ。このときに、あとあとの利便性を考慮して「しまう順番」を考えると使い勝手がよくなります。
基本は「奥に使用頻度の低いもの、手前に使用頻度の高いもの」、また、「下に重いもの、上に軽いもの」と分けること。
ほかの収納場所と同じように優先順位をつけて収納してみてください。
ベッド下の収納を見直して快適なお部屋にしよう
ベッド下の空間が空いているのであれば、ぜひ有効活用してみてください。
おへやのなかの収納場所を分散することで、ぎゅうぎゅうにつまった場所がなくなり、全体的にスッキリ明るい印象になりますよ。
ただ、ボックス類を置いておくとホコリがたまりやすくなるので、定期的に床掃除のついでに掃除機やペーパーモップをかけてあげるといいですよ。