いろいろなサイズの毛糸で編み物が楽しめる、かぎ針編み。かぎ針には、種類や編み方がたくさんあるので、初めに基礎を覚えておくとよいでしょう。
今回は、かぎ針の種類や編み方などについて詳しくご紹介します。
かぎ針にはどんな種類がある?
かぎ針編みにはかぎ針が必須。
一口にかぎ針と言っても、サイズや仕組みがそれぞれ違います。用途に適しているかぎ針を選びましょう。
かぎ針の種類は「一般的なかぎ針」「ジャンボかぎ針」「クリップ付き両かぎ針」など。3種類のかぎ針から糸に合うものを選んでくださいね。
一般的なかぎ針
かぎ針のサイズは2/0〜10/0号あります。数字が大きいほど太くなります。
糸の大きさに合うかぎ針を使うのがポイント。毛糸のサイズにフィットするものを使うと、スムーズに編み進められますよ。
ジャンボかぎ針
かぎ針より大きいものを使用したいときには、ジャンボかぎ針があります。サイズは7〜15mm程度。太い糸を編むときに使いましょう。
クリップ付き両かぎ針
初心者におすすめなのが、クリップ付き両かぎ針。すべりにくいので、慣れない編み方をするときにぴったりです。両端のかぎが異なるサイズの場合もあります。
毛糸の太さとかぎ針の目安
一般的に毛糸の太さは「極細」「中細」「合太」「並太」「極太」「超極太」の5つに分けられます。下記を参考にして、かぎ針のサイズを選んでみてくださいね。
・中細…3/0〜4/0号のかぎ針が目安。
・合太…4/0〜5/0号のかぎ針が目安。
・並太…5/0〜7/0号のかぎ針が目安。
・極太…7.5/0〜10/0号のかぎ針が目安。
・超極太…10/0号以上のかぎ針が目安。ジャンボかぎ針を使用しましょう。
糸のかけ方と針の持ち方
編みやすくするために、まずは正しい糸のかけ方と針の持ち方を覚えておきましょう。
手順に沿って解説するので、実際に糸とかぎ針を持ちながら確認してみてくださいね。
糸のかけ方
10cmほどの長さに糸を残した状態で、手の甲側から薬指と小指の間に糸を挟みます。
人差し指に糸をかけたら、親指と中指で糸を持ちましょう。
すべりやすいときは、小指に1周糸を巻きつけてから人差し指に糸をかけてみるのがおすすめです。
糸を持つときは人差し指は開きすぎず、糸をしっかりと張っておくのがポイント。
針の持ち方
鍵が下向きになるようにして、親指と人差し指でかぎ針を持ちます。
中指は添えるような形でセット。力を入れないように、軽く指先で持つのがポイント。
編みものは時間がかかる場合もあるので、楽な体勢で行ってくださいね。
かぎ針編みの進め方
かぎ針編みには、おもに3つの編み方があります。
「平編み」「円編み」「輪編み」の中から作りたい作品に合わせて編み方を選びましょう。
平編み
平編みは「往復編み」とも呼ばれています。
行きは表目で、帰りは裏目で編むのを繰り返していく編み方。基本的には奇数の段は表を見ながら編み、偶数の段は裏を見ながら編みます。
円編み
円編みは、円の中心に作り目がきます。丸く広がるように編むやり方です。ブローチやベレー帽などを作るときにぴったり。
輪編み
和編みは、作り目を輪につなげます。下から上に編み進めていくやり方。表向きで編むやり方が一般的です。
かぎ針編みのやり方を覚えれば手編みの幅が広がる!
かぎ針編みは、毛糸の太さに合ったものを使用するのが大切。また、基本の持ち方をマスターすると編み進めやすいですよ。ぜひ楽しみながらかぎ針編みのやり方を覚えてくださいね。