針を使わず、指と糸だけで編む「指編み」。手軽にできそうですが、編み目が大きくなってしまうため、うまく編むにはコツも必要です。
そこで今回は、指編みの種類ややり方をご紹介します。
指編みとは?
「指編み」とは、文字通り指で編む方法を指します。編み針を使わず、子供でも簡単に編めますよ。
指先を使うので、脳の働きが活性化するメリットもありますよ。
指編みに合う毛糸は?
指編みをはじめる前に、適している糸の種類や特徴などを覚えておきましょう。下記を参考にして自分好みの毛糸を選んでみてくださいね。
モヘアの毛糸
指編みは、編み地がゆるくなりやすいので、モヘアの毛糸で編み目を埋めてみるとおしゃれにできあがります。毛足の長い糸を使ってみるのがおすすめ。ふわふわな手触りの作品が作れますよ。
ネップ入り毛糸
細い糸で編みたいときは、ネップ入り毛糸を選びましょう。固まりの部分が編み目を埋めたり、編み目にひっかかったりするので編みやすいです。細い糸でざっくりと編むと、レースのようなデザインに仕上がります。
段染めの毛糸
指編みの初心者は、目の大きさがバラバラになりやすいです。段染めの毛糸は色がまばらになるので、異なる目の大きさを視覚でカバーしてくれます。カラフルな作品を作りたいときにもぴったり。
太い毛糸
指編みの目は、針を使って編むときに比べて何倍も大きくなります。編み地がスカスカにならないよう太めの糸を使用するといいですよ。初心者は極太よりも太い毛糸がおすすめ。
すべりにくい毛糸
ウール100%の毛糸はすべりやすい可能性があります。アクリル、ラメといった化学繊維や合成繊維の毛糸は比較的編みやすいですよ。
指編みにはどんな編み方がある?
リリアン編み
初心者におすすめなのがリリアン編み。5本の指に糸を巻き付けながら編み進めます。遊び感覚で楽しめる編み方です。
くさり編み
くさり編みは、指をかぎ針のように使って編む方法。指先をかぎ針のように曲げたり、親指と人差し指で糸を持ったりしながら編み進めます。目の幅を調整したいときにおすすめです。
メリヤス編み
棒針を使ったメリヤス編みと同様の編み地を指編みでも作れます。マフラーやショールなどにぴったりの編み方。編み目が大きくて、ふんわりとした仕上がりになります。
アフガン編み
アフガン編みはしっかりとした編み地なので、バッグを作るときにも便利です。往復編みで編み地を作るため、頑丈に作りたいときにおすすめ。斜め編みにしてみると、作品に変化をつけられますよ。
手袋をして編むと◎
編み目が指にかかっている状態だと、途中で休むときや来客の対応のときに困りますよね。
そんなときに便利なのが、薄手の手袋。外しやすくて指のサイズが合っているものを選びましょう。
キッチン用の手袋を使う場合は、手が湿っているとくっつきやすいので、手を乾かしてから編み始めてくださいね。
糸をかける手に手袋をはめ、手袋の上から糸をかけていきましょう。
編み物を中断するときは、慎重に手袋を外します。手袋をはめ直すだけで簡単に再開できますね。
指編みで編み物を手軽に楽しもう!
編みもの初心者や太い糸を使いたいときは、指編みに挑戦してみるのがおすすめ。最初はリリアン編みのように、簡単な編み方から挑戦してみるといいですよ。子供でも簡単にできるので、ぜひやってみてくださいね。