リフ編みはトルコ発祥の編み方。もこもこした質感がかわいいですよね。しかしむずかしそうなイメージがあり、なかなか挑戦できないなんてことも。

実は繰り返しの多い編み方なので、一度覚えれば気軽に小物づくりにが楽しめますよ。

リフ編みの基本的な編み方をご紹介します。

リフ編みのときに必要な道具は?

かぎ針 レース編み 編み物 毛糸

リフ編みとは、同じ位置に繰り返し編んで、ふっくらとかわいい模様を作る編み方。必要な道具は次の通りです。

必要なもの
かぎ針
とじ針
はさみ
あると便利なもの
メジャー
まち針
段数マーカー

とくにリフ編みは段数マーカーがあると便利。必要なものから集めて、作るものに応じて道具を揃えていきましょう。

リフ編みの編み方とは?

編み物 縫い方 棒針 棒針編み

リフ編みには、表裏返しながら編む「平面編み」と、「輪から編む方法」があります。

編み方は基本的にどちらも同じ。「未完成な中長編み」を何度か編んで1つにまとめていきます。

ここでは、「平面編み」「輪から編む方法」それぞれの作り目と本体の編み方をご紹介しますね。

リフ編みの編み方|① 平面編み

リフ編み かぎ針

「平編み」は表裏をひっくりかえしながら編む方法です。

作り目の編み方

まず作り目を1列作ります。

鎖編みで1目編んだら、針にかかっている糸を伸ばします。針に糸をかけて先程編んだ1つ目の鎖編みに入れましょう。

さらに針に糸をかけて糸を引き出せば、「未完成の中長編み」が1目編み上がります。

この未完成の中長編みを同じ位置であと2回繰り返しましょう。全部で3目編み入れたことになります。

糸を左手の親指と中指で持ち、針に糸をかけて、先ほど作った3目から一度に引き抜きます。左手の親指と中指で押さえていたところが輪になるので、そこへ針を入れて糸をかけましょう。

2つのループの中から糸を引き抜いてから、引き締めるために鎖編みを1目編みます。
これでリフ編み1つ目の完成です。

かぎ針にかかっている糸を伸ばし、針に毛糸側の糸をかけ、1つ目の作り目の中に針を入れます。
最初と同様に針に糸をかけ、引き抜きましょう。

リフ編みを1目編むときと同じ要領で繰り返し、必要な数だけ編んだら、作り目の完成になります。

本体の編み方

リフ編みを1つ編みます。これが「立ち上がりの目(段の始めに編む鎖編みのこと)」になります。

針にかかっている糸を伸ばし、針に毛糸側の糸をかけます。

立ち上がりの目の中に針を入れ、「未完成の中長編み」を3回編みましょう。完成しても引き締めないように注意してくださいね。

それから隣の作り目も同じ様に「未完成の中長編み」を3回編みます。その隣の目でも同じ様に編みましょう。これで3つの目ができたことになります。

左手の親指と中指で糸を押さえ、針に糸をかけたら3つの目から一度に引き抜きます。親指と中指とでできた輪の中に針を入れ、糸をかけて引き抜きましょう。最後に鎖編みをもう1回編みます。

これを端まで繰り返しましょう。

端は1段目と作り目の段、編みはじめの鎖1目に針を入れてくださいね。

1段目が編み終わったら、右端を向こう側にして裏返し、2段目以降も同様に編み進めましょう。

リフ編みの編み方|② 輪から編む方法

リフ編み 花 編み物 毛糸

作り目の編み方

輪から編むときの作り目は、鎖編みから始めます。中心に何度もリフ編みを繰り返すので、段数マーカーがあるといいでしょう。

まず、鎖編みを4つ編み、1目めに針を入れます。

編みはじめの糸を糸玉側の糸にかけ、針に糸をかけて引き抜きましょう。鎖が輪になっているのを確認してくださいね。

中心がわからなくなってしまう場合は、段数マーカーをつけておくとかけ違いが減りますよ。

さいごにさらに鎖編みを1つ編んだら作り目のできあがりです。

本体の編み方

作り目が編めたらまず立ち上がりの目を作ってから1段目を編んでいきます。

まず立ち上がりの目を作るため、リフ編みを編みます。針にかかっている目を伸ばし、針に糸をかけ、輪の中心に針を入れましょう。

さらに糸をかけて輪から引き出すと、「未完成の中長編み」1目の完成です。これを同じ位置で2回繰り返します。

糸を左手の親指と中指で持ち、針に糸をかけて、作った3目から一度で引き抜きます。それから親指と中指で持っていた部分が輪になっているので、そこに針を入れて糸をかけましょう。

2つのループから糸を引き抜き、さらに引き締めのため、鎖編みを1回編みます。これで「立ち上がりの目」が完成です。

「立ち上がりの目」ができたら実際に編んでいきます。

針にかかっている目を伸ばし、針にかけて立ち上がりの目に入れ、「未完成の中長編み」3目を3回編みます。

左手の親指と中指で糸を持ち、糸をかけたら一度で輪の中から引き抜きましょう。親指と中指で作った輪に針を入れたら、針に糸をかけて2つのループから一度に引き抜いたら、鎖編みで1目編んでください。

これを5回繰り返しましょう。

それが終わったら、もう一度リフ編みを編みます。

このとき最後の鎖編みは編みません。1段の立ち上がりの目に針を入れ、糸を針にかけて2ループを一度に引き抜きましょう。

これで1段目が完成です。

針にかかっている糸を伸ばし、立ち上がりの目のリフ編みを1つ編んだら、先程作った立ち上がりの目と1段目のものにそれぞれリフ編みを1つずつ編みましょう。

先程作ったリフ編みの中に針を入れ、2つリフ編みを編みます。

これを5回繰り返し、最後に1回リフ編みを編んだら、立ち上がりの目に針を入れて糸をかけて引き抜きましょう。これで2段目も完成です。

3段目以降も立ち上がりの目を編み、同じ様に繰り返します。

リフ編みでかわいい小物づくりにチャレンジしよう!

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むずかしそうなイメージのあるリフ編みですが、繰り返しの作業がほとんどなので、一度覚えればいろいろなアイテムが作れるようになりますよ。

ぜひこの機会にリフ編みを覚えてくださいね。