編み物の基礎を覚えたら、簡単なモチーフから作ってみてはいかがでしょうか。
初心者は、すぐにできるシンプルなデザインから始めてみるのがおすすめです。今回は、かぎ針編みでモチーフを作る方法をご紹介します。
かぎ針のモチーフの編み方|種類や編み方は?
かぎ針でモチーフが編めるようになると、つなぎ合わせてカバーやマットなど大きなアイテムも作れるようになります。
編み方の手法は作品の形によって違うため、本を参考にして編み進めるのもよいでしょう。
オリジナルの作品を作りたい方は、編み始める前に「編み図」を作成してくださいね。編み図を確認しながら編めば、スムーズに編み物を進めやすいです。
モチーフの形には三角形や四角形、正円、楕円などがあります。毛糸の素材や太さによってもデザインが変わるため、毛糸選びも重要です。
編み物に慣れてないうちは、滑りにくい素材かつ編みやすい太さの毛糸を選んでくださいね。
かぎ針のモチーフの編み方|スクエアの編み方
モチーフにはさまざまな形がありますが、今回は比較的簡単なスクエアの編み方をご紹介します。いろいろな編み方がありますが、今回は基本の細編みで解説しますね。
①作り目を編む
スクエアのモチーフを編むときは、まず作り目を編みます。毛糸で輪を作り、輪の中に針を入れましょう。
針に糸をかけて、輪から引き出します。糸を引き締めたら、また糸をかけて輪から引き出しましょう。
このとき、くさり編みで1目編んだ状態です。①の工程を繰り返して、20目くさり編みをします。(目の数はお好みのサイズに調整してもOK。)
②1段目を編む
作り目が最後まで編めたら、立ち上がりのくさり編みを編みましょう。
1段目を編む位置の作り目に針を入れて、針に糸をかけたら作り目から引き出します。1段目も20目細編みをしましょう。
③2段目を編む
1段目が最後まで編めたら、立ち上がりのくさり編みをしましょう。
編み地の向きを回転して、くさり2本に針を入れます。針に糸をかけてくさり2本から引き出しましょう。
2つのループが針にある状態で糸をかけて、ループから一度に引き出します。2段目も20目細編みをしましょう。
④3段目を編む
2段目が最後まで編めたら、立ち上がりのくさり編みをしましょう。
編み地の向きを回転して、2段目と同じように細編みをしてください。22段ほど編むと、スクエアの形に仕上がりますよ。縦と横の長さが同じくらいの長さになればOKです。
かぎ針のモチーフの編み方|糸の始末や仕上げ方
モチーフの形が編めたら、きれいに糸の始末をしましょう。アイロンでモチーフを平らにすると、さらに見栄えがよくなりますよ。
糸を始末する方法
最終段の最後の編み目に針を入れて、端の目に5cmほどくぐらせます。一方向だけだと抜けやすいため、3〜4cmほど引き返して目に針をくぐらせましょう。
1目ずつではなく1度に複数の目に通してOK。編み地ぎりぎりの場所で、余った糸をカットしてください。編み始めの糸も同じように始末しましょう。
アイロンをする方法
編み地の四隅にまち針で止めてからアイロンをします。スチームアイロンで1cmほど浮かせながら行うのがポイント。まち針は熱が冷めてから外してくださいね。
かぎ針のモチーフが作れると編み物が楽しくなる!
モチーフが作れるようになると、編み物に飾りが加えられてうれしいですね。小さなものでもモチーフ同士を繋ぎ合わせて、大きなアイテムに仕上げられます。モチーフ作りが初めての方は、比較的簡単なスクエアから始めるのがおすすめですよ。