かぶるだけで温かいスヌード。見た目もかわいらしいですよね。作るのは難しいイメージがあるかもしれませんが、マフラーの端と端を合わせてつなぐだけなので、初心者にも作りやすいアイテムなんですよ。
今回は初心者でも作りやすい1目ゴム編みのスヌードの編み方をご紹介します。
もくじ
スヌード編みのときに必要な道具は?
棒針編みでスヌードを編むときに必要なアイテムは次の通り。
- 用意するもの
- 玉付き棒針
- はさみ
- メジャー
- 毛糸用とじ針
- 毛糸
- あると便利なもの・作品によっては使うもの
- 段数マーカー
- 段目リング
- カウンター
玉付き棒針は毛糸のサイズに合ったものを使うようにしましょう。今回は10号玉付き棒針がおすすめです。
スヌードの編み方|完成サイズの確認
今回の完成予定サイズは次の通りです。ただし、サイズは目安なので、毛糸の種類や編み方によって変わります。
完成サイズ(予定)
16cm×156cm
必要目数(編むループの数)と段数(目が縦に並ぶ数)
作り目51目×280段
スヌードの編み方|①1段目「作り目」
最初は作り目を51目編みます。作り目は基本的な指にかけて編む方法でOKです。
やり方は次の通り。
①スヌードの幅の約4倍の長さ(約65cm)の長さの位置で、ループを作り、糸玉側の糸をループの中から引きだします。
②右手で棒針を持ち、ループに棒針を入れます。
③糸端側が手前、糸玉側が奥になるように糸2本を左手で持ち、親指と人差し指を開きます。
これで1目完成です。
④親指の手前の糸を下からすくいあげます。
続いて人差し指の手前側の糸も上から棒針にかけて手前に引きます。
⑤親指にかかった糸の上から棒針を入れ、親指から糸を外します。
⑥手前の糸を親指で引き、目を締めましょう。
これで2目めの完成です。
⑦ ④~⑥をあと49回繰り返します。
全部で51目編めたら1段目の完成です。
編めたら棒針の向きを変えて、左手に持ち替えてください。
スヌードの編み方|②2段目「1目ゴム編み」
2段目からは1目ゴム編みで編んでいきます。
棒針を持つときは、糸玉側の糸を左の小指にかけ、そのまま手を返して左手の人差し指左手の人差し指に糸をかけ、棒針を持ちましょう。
右手は軽く握るようにして棒針を持ちます。2酸目の1目ゴム編みは、裏編み、表編みを繰り返し編んでいきます。
やり方は次の通り。
①まず裏編みを編んでいきます。
糸を左手の棒針の手前側に置き、右手の棒針を1番手前の作り目の右側から入れます。
②糸玉側の糸を右の棒針にかけ、目をくぐらせて引きだします。
③完全に引き出したら、左の棒針から作り目を外します。
これで裏編み1目編めました。
④続いて表編みを編んでいきます。
糸を左手の棒針の向こう側において、右手の棒針を1番手前の作り目の左側から入れます。
⑤糸玉側の糸を右の棒針にかけ、目をくぐらせて引き出します。
⑥完全に引き出したら、左の棒針から作り目を外します。
これで2目めの完成です。
⑦ ①~⑥を繰り返して端まで編みましょう。
全部編めたら棒針の向きを変えて、左手に持ち替えてください。
スヌードの編み方|③3段目〜最終段(280段)
3段目以降も2段目と同じように裏編みと表編みを繰り返し編んでいきます。
ただし、棒針を持ち替えているときに表裏が変わるので、3段目は表編みからスタートさせましょう。
4段目以降も、偶数段は裏編みから、奇数段は表編みから編み始めてください。
スヌードの編み方|④糸を変えるときは?
スヌードは1玉では作れないので、糸を交換する必要があります。
糸を変えるときは段の端で行うとやりやすくなりますよ。手順は次の通り。
①新しい糸と編み終わった糸の糸端を右手に持ち、新しい糸だけを左手の人差し指にかけます。
4目くらい編めたら、右手の糸から手を離してもいいでしょう。
スヌードの編み方|⑤伏せ目する
最後まで編めたら、糸がほどけないように伏せ目をします。
やり方は次の通り。
①まず伏せ目をするため端を2目編みます。
左の棒針を使って1目めを2目めに被せます。
被せた1目めは、針から外しましょう。
これで伏せ目1目めの完成です。
②続けて3目めを編み、2目めを被せます。
これを端まで繰り返しましょう。
③端まで編んだら糸を60cmくらい残してカットします。
最後の1目に糸を通し、糸を引っ張って引き締めたら伏せ目の完成です。
これで外れなくなりました。
スヌードの編み方|⑥編み始めと編み終わり
最後に、編み始めと編み終わりを編んでつないでいきます。
これもとじ針を使って行います。
やり方は次の通り。
①編み始めと編み終わりを表側が見えるようにつなぎます。
編み終わりの糸にとじ針をつけましょう。
②編みはじめ側の端目に裏側から針を出します。
③編み終わり側の端から2目めに表から針を入れ、編み始めの端目の隣の目に裏から針を出します。
④編み終わりと編み始め側がずれないように糸を引きます。
⑤次の目に移りながら②~④を繰り返します。
⑥最後までつなげられたら糸始末をします。
とじ針を端の目に数段分通します。
⑦折り返して隣の目にも通しましょう。
最後に余分な糸を切って完成です。
スヌード編みの注意点とは?
スヌードのできあがり寸法は、使う糸の太さや棒針の大きさ、編み方によって変わってきます。
好きな糸で何も考えずに編むと、期待していたサイズとは違うものができてしまうことも。
そうならないようにゲージをとりましょう。
ゲージは、実際に編むときと同じ編み方で試し編みをして、寸法ずれがないかを確かめるものです。
今回のスヌードのゲージは、32目×18段で10cm角になります。
これより少し多めに目数、段数を編み、10cm角の間の目数と段数を確認してください。
スヌードは厳密でなくてもだいたい同じ数であればOKです。
もし大きいときは針を1~2号小さく、小さいときは針を1~2号大きくしましょう。
スヌード編みにチャレンジしよう!
スヌードは、マフラーと同じく初心者にも編みやすい編み物です。
同じ編み方を繰り返すことで編み物に慣れ、上達も早くなりますよ。
糸の色を変えて自分好みのデザインにするのもおすすめです。
今回を機会にスヌードの手編みにチャレンジしてみてはいかがでしょうか?