中華鍋を使ってみたものの、食材が焦げ付きやすくなって使うのをやめてしまったという人はいませんか?それは中華鍋の洗い方のせいかもしれませんよ。
今回は中華鍋を使いやすく保つための正しい洗い方を説明します。
中華鍋は洗剤で洗わないほうがいい?必要な道具は何?
中華鍋を使ったあとに他の調理道具と一緒に洗剤で洗うと、油のコーティングまで剥がして焦げ付きやすくなってしまいます。
もともと中華鍋は使い始めに油ならしをして、デコボコした表面に油のコーティングをしています。そのコーティングのおかげで食材がこびりつかずにすむんですね。
しかし中華鍋の油汚れを落とすためにと食器用洗剤を使うと、汚れと一緒にコーティングまで剥がれて鉄の下地があらわになります。この状態で食材を火にかけるとくっついて焦げついてしまいます。
そこで中華鍋を洗うときは、洗剤を使わないのが基本です。必要なのは焦げを擦り落とせるタワシがあれば問題ありません。中華鍋用にタワシを用意しましょう。
中華鍋の普段の洗い方
中華鍋は使い終わったら、できるだけ早めに洗いましょう。時間が経つほど汚れが落ちにくくなります。
手で触れるくらいに冷めたら、やけどに注意しながら洗いましょう。
汚れを落とす
お湯をかけながら、タワシなどの固い道具でこすって汚れを落とす。
水分を拭き取る
流水ですすぎ、水分が残らないようにしっかり拭き取る。
すぐ火にかける
細かい穴に入り込んだ水分を飛ばす。水蒸気の煙がおさまるまで加熱する。
食用油を全体に塗る
内側と持ち手部分まで含めて、食用油をキッチンペーパーで薄く塗り伸ばす。塗り残しがないように。
油を塗り終わったら弱火で加熱する
弱火で5分ほど加熱すれば完了。冷めるのを待って保管する。
中華鍋の落ちにくい汚れの洗い方は?
中華鍋の汚れが落ちにくいときは、次の方法を試してください。
中華鍋に水を入れる
汚れや焦げを覆うくらいの量の水を入れる。
中火で加熱する
加熱して沸騰させてよごれをふやかす。
火をとめ冷ます
火を止めて触れるくらいまで冷ます。
タワシやヘラでこすり落とす
タワシやヘラを使って焦げ付きを落とす。
よくすすいだら水気を拭き取る
汚れを流したあと水気が残らないように拭き取る。
加熱して水気を飛ばす
中に入った水も加熱して蒸発させれば完了。
乾かしたあとの油返しも忘れずに。油をひいてしっかりとコーティングしましょう。
中華鍋を洗うときの手間を減らすには?
中華鍋に食材がこびりついたり焦げついたりすると、こすり洗いに力が必要になります。時間も余計にかかってしまいますよね。
焦げ付かせないように、普段の使い方に気をつけましょう。
油をしっかりなじませる
使う前に油返しをするとコーティングが復活して焦げ付きにくくなります。
調理時の油もたくさん使う
加工された鍋と比べて焦げ付きやすいので、調理時は油の量を多めに使いましょう。
火力を強くしすぎない
火力が強すぎると食材が焦げ付きやすくなります。調理中の火力に注意しながら使いましょう。
濡れたまま放置しない
中華鍋は濡れたままにするとサビやすくなります。表面の水を拭き取ったら、必ず火にかけて中の水分も蒸発させましょう。
商品によって取り扱い方に違いがあるので、取扱説明書をチェックしてくださいね。
中華鍋の洗い方を覚えて焦げ付きを防ごう
使い勝手がいいはずの中華鍋ですが、毎回洗剤で洗っていたために焦げ付きやすくなってしまったという話はよく耳にします。洗い方を間違えたばかりに、中華鍋が台無しになってしまいます。
中華鍋は正しく洗って手入れすれば、焦げつくことは少なくなり、快適に調理できますよ。ぜひ中華鍋の正しい洗い方を覚えて、お料理を楽しんでくださいね。