マイボトルとして水筒を持ち歩く人が増えています。家族全員がそれぞれの水筒を持っているおうちもあるのではないでしょうか?
でも、この水筒って洗うのが面倒...。しかもちゃちゃっと洗っているだけだと、底には黒ずみや茶渋のようなものが現れてきて、どうしたものかと困ってしまいますね。
今回は、水筒をキレイに保つための日々できる簡単な洗い方と、水筒を洗うのに便利なグッズなども紹介します。
汚れやすい水筒は洗い方が大事!
水筒は使ったあとで、ついつい洗うの忘れてしまいがち。「どうせ明日も同じ飲み物入れるし」と、簡単な水洗いしかしていない人も多いと思います。
でも、水筒に口をつけて飲んでいれば、口の中の雑菌がボトル内に入り込んでいます。洗わずにいると雑菌がボトル内に残り、飲み物の成分をエサに繁殖してしまうんです。
水筒の底や口をつける部分、水漏れを防ぐためのパッキンなどが汚れ、場合によってはカビが発生する恐れもあります。
水筒を使ったあとは部品をすべて外して、底までしっかりと洗う必要があります。
水筒の洗い方|パッキンや蓋を外して底まで洗う
水筒を簡単に洗うには、柄付きブラシを用意しましょう。普通のスポンジでは中まで洗うのが大変です。
パーツをすべて外す
水筒の部品は簡単に取り外せるので、蓋やパッキンなど外せるものはすべて外す。
食器用洗剤をつけて洗う
普通の食器を洗うのと同じように食器用洗剤を使う。柄付きブラシで底をしっかりと洗う。蓋やパッキンは普通のスポンジで洗う。
すすいで完全に乾かす
水で洗剤を流したら、水筒を逆さにして水を切る。パーツはなくさないように乾いた布巾などの上で乾かす。水分が残っていると汚れの原因になるのでしっかりと水気を切って。
柄付きスポンジがなければ、通常使っているスポンジや新しいスポンジをカットして割り箸に挟み、簡単な柄付きブラシを手作りする方法もあります。水筒が深いときは、長めの菜箸にスポンジを挟んで輪ゴムでとめる方法もあります。
柄つきスポンジがすぐに手に入らたないときにはぜひ試してみてくださいね。
水筒の洗い方が楽になる便利グッズは?パッキンや蓋、底をキレイにしたい
水筒を洗うには、ちょっとした便利グッズがあると、ぐん!と洗いやすさが増します。いくつかご紹介しましょう。
『アネスティカンパニー 珪藻土 ステンレスボトルドライヤー』
水筒を乾燥させるときに重宝するアイテム。吸湿性にすぐれた珪藻土ポールが水筒のなかをすばやく乾かします。水筒を上からさしても、反対に水筒に差し込んでも使えます。
『マーナ ボトル水切りスタンド』
水筒のボトル部分を伏せて乾かせるスタンド。取り外したパーツもスタンドの枝部分にひっかけて清潔に乾かせます。使用しないときは折りたたんでスリムにして収納できます。
『小林製薬 ステンレス水筒洗浄中』
スポンジでこすり洗いするのが面倒なら、入れるだけの洗剤が便利。ステンレス水筒専用のタブレット型洗剤で、ぬるま湯を水筒に入れ、コレをいれるだけで完了。週に1回の使用で、ステンレスがピカピカに。
『花王 キュキュット泡スプレー』
スポンジが届かないところを、こすらず一気に汚れを落とせる台所用洗剤の泡スプレー。ボトルの底や水筒の蓋、パッキンなど、スポンジの使いにくいところの汚れをかけるだけで一気に落とせます。
水筒の落ちにくい汚れの洗い方は?
こまめに洗っていても水筒の中や蓋、パッキンなどに茶渋や水垢が目立ってきますね。茶渋と水垢の落とし方をそれぞれ紹介します。
水筒についた茶渋の洗い方|蓋やパッキン、底についた頑固汚れを落とす
洗剤でこすり洗いしただけでは落としきれない茶渋は、酸素系漂白剤を活用しましょう。
水筒に40〜50度のお湯を入れ、『オキシクリーン』などの酸素系漂白剤を適量入れるだけ。30分ほど放置すれば、酸素系漂白剤の力で茶渋汚れが一掃されます。蓋やパッキンなどのパーツは、ボウルに入れて同じように酸素系漂白剤を溶かしたお湯につけておけばキレイになりますよ。
ただ、注意してほしいのがボトル本体を酸素系漂白剤でつけおきしないこと。ボトル外側の素材によっては、酸素系漂白剤の影響で塗装がはがれてしまうことがあるからです。
また、ボトル内に酸素系漂白剤を入れたあとは、蓋をせずに開けておいてください。蓋を閉めて密閉するとボトル内の気圧が高まって蓋が勢いよく外れるなどのトラブルを引き起こします。
水筒についた水垢の洗い方|蓋やパッキン、底についた頑固汚れを落とす
水筒内にできる白いザラザラした汚れは水垢です。水の中に含まれるミネラル成分が固まってできた汚れで、こすり洗いしただけでは落とせません。酸素系漂白剤も効果がないので、クエン酸を使って洗いましょう。
水筒内にぬるま湯を入れて、クエン酸を適量溶かします。3時間ほどつけおきすれば水垢が溶けてキレイになります。
水筒の洗い方でやってはいけないNG行為は?
水筒を洗うときに、いくつか注意点があります。間違えてやってしまうと水筒が傷つくなどトラブルの原因になりますよ。
強くこする
水筒に使われているステンレス素材は、内側でフッ素コーティングされています。タワシや、硬いスポンジでこすると、コーティングが剥がれて汚れやすくなってしまいます。
塩素系漂白剤を使う
塩素系漂白剤は強い洗剤なので、水筒内のコーティングを剥がす恐れがあります。また、ステンレスを傷つけてサビなどの原因にもなります。
食洗器を使う
水筒の素材にもよりますが、食洗機を使うと強い水流や乾燥の熱風で傷ついてしまうことがあります。ほかの食器と一緒に洗いたい人もいると思いますが、食洗機が使えるかどうかは取扱説明書を確認してからにしてください。
水筒の洗い方を覚えて清潔に!蓋やパッキンを外して底までキレイにしよう
毎日洗ったつもりでも、正しく洗わないと汚れがたまっていく水筒。普段からパーツを取り外して、柄つきスポンジでしっかりと洗うことが大切です。
水筒を洗うのが面倒なら便利な道具を活用してできるだけ手間を省けるといいですね。また、酸素系漂白剤などの洗剤を駆使して茶渋などの汚れもしっかり落とせるときれいな状態をキープできますよ。
水筒の洗い方を覚えて、いつも清潔なマイボトルを使ってくださいね。