洗濯のりおすすめ6選！スプレーやボトルタイプは糊付けしやすい？

みなさんは普段、おうちで「洗濯のり」を使う機会はありますか？最近ではあまりなじみのないものですが、上手に取り入れることで、衣類がパリッと仕上がるだけでなく、汚れをつきにくくしてくれる便利なアイテムなんです。

今回は、おろしたての衣類のようにパリッと仕上がる洗濯のりのおすすめ商品や、その使い方をご紹介します。

洗濯のりって便利なの？

「洗濯のり」とは、お洗濯に使う仕上げ剤のひとつで、型崩れやシワが気になる衣類をピシッと整えるために使います。

仕事で使うワイシャツや冠婚葬祭のお洋服などは、クリーニングにおまかせ！という人も多いため、洗濯のりを取り入れたお洗濯にはあまりなじみがありませんよね。

洗濯のりを上手に使いこなすことができれば、クリーニング屋さんに出したあとのようなシャキッとした仕上がりがおうちで手軽に再現できます。

また、クリーニング代を抑えられるだけでなく、洗濯のりで服をコーティングすることで、汚れ防止効果も期待できるんです。

洗濯のりの種類は？

洗濯のりの主成分には「天然のり」または「合成のり」が使われています。

名前だけ聞くと、なんとなく“天然”とつくほうがよさそうに思えますが、安価で手に入りやすい合成のりでも十分な効果が得られるので、特別なこだわりがなければあまり気にしなくてよいでしょう。

また洗濯のりは大きく2種類に分けられ、それぞれ使い方も異なります。

スプレータイプ

スプレーボトルに入っているタイプで、アイロンがけしながらのり付けするときに使います。

襟そでなどの部位ごとにピンポイントにのり付けできますが、正しく使わないとアイロンが目詰りしたり、のり付けにムラができたりしてしまうので注意が必要です。

アイロンのタイミングで糊付けできるのがスプレータイプの特徴です。

ボトルタイプ

ボトルタイプは選択中に使用するのが特徴です。ボトルやビニールパウチに入っており、液体やジェル状、粉末などで売られています。

いずれの形状でも水で希釈してすすぎの段階で使用するのが一般的です。柔軟剤のように洗濯機に投入できるタイプもあるので、自分にあったタイプを選んでください。

洗濯のりのおすすめ｜スプレータイプ3選

1.『アイロン仕上げスプレー スティフィンアップ』（ザ・ランドレス）

アメリカのランドリーブランド「ザ・ランドレス」の、スプレータイプの洗濯のり。洗濯のり特有の気になる臭いを解消させるために開発された商品で、アイロンがけがスムーズになるだけでなく、上質な香りで衣類をさわやかに保ちます。

2.『スプレー洗濯のり タフターチ』（恵美須薬品加工株式会社）

洗濯のプロも使っている、スプレータイプの洗濯のりです。ワイシャツやブラウスのアイロン前に襟そでにスプレーすれば、肌触りよくパリっと仕上がります。色柄モノにも使え、 アイロンすべりもスムーズです。

3.『キーピング アイロン用 ハンディスプレー』（花王）

手軽にのり付けができる、スプレータイプの洗濯のりです。アイロンがけのときに一緒に使えば、衣類をパリッと仕上げてキープします。のり付けして衣類をカバーできるので、襟そでの汚れもつきにくくなりますよ。

洗濯のりのおすすめ｜ボトルタイプ3選

4.『カネヨノール』（カネヨ石鹸）

昔ながらのスタンダードな洗濯のりです。液体タイプなのでのり付けにムラがなく、衣類をしなやかに仕上げます。木綿、絹、化学繊維などさまざまな衣類に使用でき、アイロンがけもキレイに仕上がります。

5.『キーピング 洗たく機用』（花王）

洗濯機で使える、乳液タイプの洗濯のりです。ムラなくのりづけできて、パリッと本格的な仕上がりに整えます。液体の使用量で好みのかたさに調節が可能。柔軟剤も一緒に使えます。やさしいラベンダーの香りもうれしい。

6.『乳液状洗濯のり』（ロケット石鹸）

水にサッと溶けて使い方も簡単な乳液タイプの洗濯のりです。衣類をしなやかに仕上げ、色柄モノやシーツなどの大きい洗濯物でもムラなくのり付けできます。木綿から化学繊維・ウールまで素材を選ばず使えるのも特徴です。

洗濯のりを使った洗濯方法は？

洗濯のりは、洗濯物をまとめて洗ったあとにのり付けしたい衣類だけ取り出して行うといいでしょう。洗濯ついでにできるので、便利ですよ。

使い方は、ボトルタイプとスプレータイプとでちがいます。ボトルタイプは洗濯機か手洗い、スプレータイプはアイロンがけが必要です。今回はそれぞれ分けて紹介するので、わからないときはぜひ参考にしてみてくださいね。

洗濯機を使用する場合

① のり付けしたい衣類だけ洗濯機へ入れる

いつもどおりに洗濯機を回したあと、のり付けしたい衣類だけ再び洗濯機へ。

② 低水位で脱水までのコースをセットしてスタート

水量は衣類がつかる程度で十分。多いと洗濯のりの効果が薄まってしまうので注意。

③ 脱水の前に洗濯のりを入れる

すすぎが終わり、脱水に入る前に一度停止させ洗濯のりを入れる。洗濯槽の中にそのまま投入するのがポイント。量は、パッケージなどに書いてあるのでそれを参考にする。このとき、洗濯物に直接のりがかからないよう注意する。

④ 軽く脱水して乾かす

脱水時間は30秒ほど。軽くふりさばいて、シワをなるべく伸ばして干すと、よりよく仕上がる。

手洗いの場合

① たらいなどに水を張り、洗濯のりを入れる

通常どおり洗濯し、のり付けしたい衣類だけ用意。たらいにためる水の量は、衣類が浸かる程度。洗濯のりは、パッケージなどを参考に適量入れる。

② 衣類をつけてもみ洗い

洗濯のりをしっかり浸透させる。パリッと仕上げたいなら3分ほどつけると◎。

③ 水をしぼってからタオルで余分な水分を取って干す

衣類を絞ってから、タオルではさんで余分な水分を取り除く。シワなどに注意して干すと、キレイな仕上がりに。

スプレータイプを使用する場合

① 通常どおり洗濯する

通常どおり洗濯し、乾燥させる。

② アイロン台にセットし洗濯のりをスプレーする

衣類から20cm離してスプレーするのがコツ。全体にかける場合は、ムラにならないよう注意する。

③ アイロンがけする

アイロンは、スチーム機能を使わず、ドライの状態でかける。設定温度は、衣類の洗濯表示にしたがう。

洗濯のりと柔軟剤は併用できる？

衣類をパリッと仕上げる洗濯のりとふわふわに仕上げる柔軟剤は併用できます。1:1の割合でまぜれば、ハリとしなやかさが同時に得られるんです。

投入のタイミングは、洗濯のりを入れるときと同じ。ただし、洗濯機で使用する場合は、洗濯のりは洗濯槽へ、柔軟剤は柔軟剤の投入口へ入れてくださいね。

洗濯のりでシャツをパリッとさせよう

洗濯のりを上手に使えるようになれば、おうちのお洗濯でもクリーニング屋さんのような風合いに仕上げることができます。

使いこなすには少しコツがいりますが、低コストではじめられるので、チャレンジしてみてはいかがでしょうか？

洗濯のりを選ぶときは、ぜひ参考にしてみてくださいね。