「白いシャツのわきの部分が汗ジミで黄ばんでしまった...」
「毎日洗濯しているのにどうして?」
と、困っている人は多いのではないでしょうか。
せっかくのお気に入りなのに、汗ジミで泣く泣く処分...なんて経験もあるかもしれません。
今回は、おうちでできる汗ジミの落とし方を紹介します。あわせて予防法も紹介するので、ぜひ参考にしてください。
汗ジミができる原因
汗は透明なのにどうして黄ばんだ汗ジミになるの?と疑問に思う人もいるかもしれません。その原因は、「皮脂」と「汗に含まれる成分」が関係しています。
皮脂は皮脂腺から分泌されるもので、衣類に蓄積して酸化し、黄ばみへ変化します。また、汗にはタンパク質やアンモニアなどが含まれており、これらも黄ばみの原因になっています。
皮脂や汗に含まれる成分は、普段の洗濯だけでは落としきれません。そのため、毎日洗濯していても少しずつ蓄積されて、黄ばみとなって現れてくるんですね。
汗ジミの落とし方
では、黄ばんでしまった汗ジミを落とすにはどうすればいいのでしょうか?
今回は、おうちにある食器用洗剤を使ってできる「汗ジミの簡単な落とし方」と、酸素系漂白剤を使った「頑固な汗ジミの落とし方」をそれぞれ紹介します。
食器用洗剤を使った汗ジミの簡単な落とし方
- 必須
- 食器用洗剤
- 洗面器
汗ジミの原因は皮脂などの「油汚れ」。油汚れを分解する食器用洗剤を使えば、衣類の奥に潜む皮脂汚れまで分解して落ちやすくしてくれます。
汗ジミ部分をお湯で濡らす
洗面器にお湯を張り、汗ジミのできた衣類を浸す。
汗ジミに食器用洗剤をつける
汗ジミに食器用洗剤をたらして泡立つようにもみ込む。
食器用洗剤を洗い流す
衣類に残らないように洗剤を流す。
洗濯機で洗濯する
その後はいつもどおりに洗濯機に入れて洗えばOK。
酸素系漂白剤を使った頑固な汗ジミの落とし方
- 必須
- 『ワイドハイター』などの酸素系漂白剤
- 洗面器
『ワイドハイター』などの酸素系漂白剤でつけおき洗いすることで、黄ばみをしっかり落とせます。放置するのに時間はかかりますが、放っておくだけなので手間はそれほどかかりませんよ。
汗ジミに酸素系漂白剤をかける
汚れを覆うくらい酸素系漂白剤をかけてもみ込む。
お湯を張った洗面器に衣類をいれる
40℃ほどのお湯を洗面器に張り、衣類をひたす。
放置する
1時間ほど放置。汗ジミが分解されるのを待つ。
そのまま洗濯する
つけおきしたお湯ごと洗濯機に入れ、普段通りに洗濯する。
お湯を使うことで酸素系漂白剤の力が活発になります。汗ジミをしっかり落とすためにもお湯を使ってくださいね。
汗ジミを予防する方法は?
汗ジミを予防するには、汗が衣類につかないようにする工夫と、着たあとのケアが重要です。
汗ジミ予防のためにできることをいくつか紹介するので、ぜひ取り入れてみてください。
肌着を着る
衣類につく汗を減らすため、肌着を着るのは効果的です。
汗ジミ防止アイテムを使う
使い捨ての汗パットや汗ジミ防止スプレーなどを活用すれば皮脂の侵入を防げます。
できるだけ早く洗濯する
時間がたつほど汚れは落ちにくくなるので、洗濯物をためこまずすぐに洗うようにしましょう。
酸素系漂白剤を毎回使う
今回紹介した酸素系漂白剤を普段遣いするのも汚れをためない工夫になります。
汗ジミに悩まない!毎日のコーディネートを楽しもう
汗ジミができても捨てる必要はありません。まずは今回紹介した方法で洗ってみてください。
そして、汗ジミ対策をきちんとすれば、白い洋服でも気にせずに着られますね。
汗ジミが気になるからと、わざと暗い色を選んで着ることはありません。ぜひ自分の好みのファッションを楽しんでくださいね。