服を脱ぎ着するときなど、ふとしたときについてしまうファンデーションの汚れ。意外と落ちにくくて困ってしまいますよね。
実はファンデーションの染み抜きは弱点さえわかってしまえばとっても簡単です。今回はファンデーション汚れの落とし方をご紹介します。
もくじ
ファンデーションが服についたら落とせる？
1日の終わりに化粧を落とす場面をイメージすればピンとくると思いますが、ファンデーションはただ濡らすだけだと水を弾いてしまい、汚れがうまく落ちません。
これは、ファンデーションが汗で流れ落ちないように油分を多く含んでいるためです。
今回紹介する方法は水を弾いてしまう油分を溶かしながら落とす方法なので、跡形もなくさっぱり落とせます。ここでは基本的な染み抜き法とあわせて、スーツなどのデリケートな生地についたファンデーションの落とし方もまとめてご紹介します。
服についたファンデーションを落とす道具は？
- 必須
- クレンジングオイル
- 洗濯洗剤
- 歯ブラシ
- ティッシュ
ファンデーションの汚れを染み抜きするには、「クレンジングオイル」が効果を発揮します。
化粧を落とすときと同じ原理で、油の多い汚れに対しては油を使って溶かし落とすのが効果的なんです。
クレンジングオイルは肌に負担を掛けないようにつくられているので、衣類の生地にも負担が少なくすむメリットもあるんですよ。
服についたファンデーションの落とし方｜基本の手順は？
ワイシャツや普段着など、洗濯できるものについたファンデーションの汚れは化粧落としの要領で染み抜きすればOKです。
水では濡らさず、次の手順でやってみましょう。
はたいて粉を落とす
手ではたいて、できるだけファンデーションの粉を落とす。
シミにオイルを塗る
シミに直接クレンジングオイルをかけ、汚れに歯ブラシでなじませる。
ティッシュに移す
オイルがなじんだら、そこに直接ティッシュやタオルをあてて裏返し、裏側から歯ブラシで叩いてシミを移しとる。
洗濯洗剤をつけて洗う
液体タイプの洗濯洗剤を少量シミがあったところにつけ、普段通りに洗濯して完了。
クレンジングオイルを使ったあとは輪ジミが残りやすいので、最後に洗濯して仕上げるのがコツ。
これまでの苦労がうそのように、スルスル汚れが落ちていきますよ。
服についたファンデーションの落とし方｜デリケートな服の場合
スーツやコートなど、洗濯できないデリケートな服にもファンデーションがつきますね。
そんなときもクレンジングオイルが使えます。基本的な流れは同じで、最後に叩いて仕上げるのがポイントです。
粉をできるだけ落とす
手ではたいたり、歯ブラシで軽くブラッシングしてファンデーションの粉をできるだけ落とす。
オイルをシミに塗る
少量のオイルをシミに塗り、軽くなじませる。
ティッシュに移しとる
シミに直接ティッシュをあて、裏からトントンと叩く。
水でなじませる
水を含ませた歯ブラシで叩き、オイルをティッシュに移す。
濡れティッシュで叩く
濡らしたティッシュで叩いてオイルを取り切って完了。
服についたファンデーションの落とし方｜すすぎたくない服の場合
スーツの生地などのデリケートな生地をできるだけ傷めずに洗いたいときは「ベンジン」という石油由来の薬品を使う方法もあります。
ベンジンは揮発性の高い溶剤で、生地に残らないので、すすぎの必要がありません。
③のステップまでで終わりにできる上、仕上がりもキレイにできます。ドラッグストアにも売っているので、すすぎたくない洋服にファンデーションが付いてしまった場合は、ぜひ試してみてください。
『アルプスベンヂン 小 100ml』（エステー）
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服についたファンデーションの落とし方｜外出先での応急処置は？
ファンデーションの汚れをつけてしまったときは、目立たせたくない一心からゴシゴシこすりたくなりますね。
実は、焦ってこすったり、水洗いしたりといった応急処置は逆効果です。力を加えると繊維の奥に入り込んで、より落ちにくくなってしまうんです。
応急処置は「はたいて軽く落とす」程度にしましょう。ファンデーションは生地の表面に乗っているだけなので、おうちに帰ってからゆっくり対処すればラクに落とせますよ。
ファンデーション汚れは家にあるもので落とせる！
ファンデーションのシミ汚れがついてしまうと気分がしずんでしまいますね。
化粧品のシミ汚れはイメージよりもずっと簡単。クレンジングオイルを使えば、ファンデーションのほかに口紅の汚れも落とせますよ。
手持ちの化粧落としがあればできるので、ササッとこなせそうですね。
