うっかりつけてしまうと取り除くのが大変な、トマトソースのシミ。真っ赤なシミが目立ってしまうので、どうにかキレイに落としたいですよね。
実はトマトのシミを落とすのはおうちにある洗剤で簡単にできるんです。
ここで紹介する方法でキレイに染み抜きしてあげましょう。
もくじ
トマトソースのしみ抜きは簡単!
トマトには「リコピン」と呼ばれる赤い色素があるため、服につくとシミが目立ちますが、水に溶けやすいのでしっかり対処すれば落とすのはむずかしくありません。
ただし、トマトソースとなるとトマトの汚れに「油分」が加わるのが少しやっかい。
なので、「油を分解してから、そのあとで色素を洗い流す」の2ステップで進めるのがコツ。こうすることで、取れにくい汚れもキレイに落とせますよ。
トマトソースのしみ抜き|必要なものは?
- 必須
- 『キュキュット』などの食器用中性洗剤
- 『アタック』などの洗濯洗剤
- 『ワイドハイター』などの酸素系漂白剤
- ティッシュ
トマトソースの染み抜きには、下処理に「食器用洗剤」を使います。食器用洗剤は油ぎった汚れもスッキリ洗い流すすぐれもの。手肌に刺激が少ないようにつくられているので、汚れ落ちがいいのに素材を傷めない特徴があります。色柄物の服などにも問題なく使えるので、洋服の染み抜きに向いているんです。
あとはふだんの洗濯で使っている洗剤と『ワイドハイター』などの酸素系漂白剤があれば十分です。
トマトソースのしみ抜き|汚れの落とし方は?
トマトソースを染み抜きするときのポイントは「お湯でつけおきする」こと。
実は洗剤や漂白剤は「温かい方が効果が高まる」性質があります。油汚れも温かいお湯の方がふやけて溶け出しやすくなるので、お湯を使うかどうかで汚れ落ちが変わってきますよ。
大まかな汚れを取る
シミの裏から流水をあてた後、ティッシュなどを使って汚れをつまみ取る。
洗剤をつけてもむ
食器用の洗剤をシミにたらし、軽くもみこむ。①と同様にシミの裏から流水をあててすすぐ。
漂白剤をかける
シミを覆うように直接漂白剤をかける。軽くもみこんでなじませる。
つけおき液をつくる
シンクに40〜50℃ほどのお湯をはり、水量にあわせた洗剤と漂白剤を溶かす。少なめでも大丈夫。
つけおきする
シミ部分をつけおき液に入れて30〜60分ほど放置する。
洗濯する
軽く絞って水気を切ったら、普段と同じように洗濯して完了。
素材にダメージを残さず汚れを取り切るには「じっくり時間をかける」のがコツ。むやみにゴシゴシ洗わず、つけおきでゆっくりふやかしていきましょう。
ベッタリとついた汚れでなければ、つけおきまでしなくても落とせるケースも。漂白剤が直接汚れに作用することで、色素汚れまでしっかり分解してくれます。
軽くなじませてから洗濯機に入れるだけなのでラクにできますね。
トマトソースのしみ抜き|時間がたった汚れやデリケートな洋服の場合は?
ネクタイなどのデリケートな服にトマトソースがついてしまうこともありますね。水洗いできない服は、紹介した方法で洗うと型くずれや色落ちなどトラブルにつながるので避けてください。
クリーニング屋さんで染み抜きを依頼し、プロの手に任せましょう。
ムリにおうちで染み抜きすると、かえって汚れを広げたり、半端にシミが残ったりするので、気をつけてくださいね。
トマトソースのしみ抜き|出先で時間や道具が足りないときの応急処置
外食中にトマトソースをこぼしたときなどは、手元に道具がないので染み抜きができませんね。そんなときは帰ってからの染み抜きをラクにするため、応急処置だけでもしましょう。
やり方は、ティッシュなどを使ってシミを広げないようにつまみ取るだけ。ハンドソープなどを使うと油分の汚れも落ちやすくなります。
応急処置をしておけば、乾いてもその日のうちに洗濯すれば大丈夫。跡形もなくキレイに落とせますよ。
トマトソースのシミはついたらすぐに染み抜きしよう!
トマトソースのシミは落ちにくいイメージがありますが、正しい手順で染み抜きすれば落とすのは簡単です。
染み抜きはついてすぐが一番よく落ちます。次についたときはすぐに染み抜きできるよう、やり方をしっかりマスターしましょう。