シャキシャキとした食感がクセになる「アスパラガス」。春頃は特においしい時期なので、サラダや煮物などで大活躍しますよね。しかし意外と日持ちせず、保存方法に悩むことも。
そこで今回は、アスパラガスの保存方法についてご紹介します。
もくじ
アスパラガスの日持ちはどれくらい？
アスパラガスは畑で採れる野菜です。一見、常温保存でも大丈夫そうにも見えますが、実は冷蔵保存が1番適しています。
温度が低く一定な冷蔵室で正しく保存しておけば、3〜4日は日持ちします。すぐに使わない場合は冷凍室に入れても◎。適した方法であれば1ヶ月間保存できます。
もともと鮮度が落ちやすく、暖かい環境や陽に当たる場所に置いておくとどんどん成長してかたくなるので注意してくださいね。
アスパラガスを保存するときはどんな方法がある？
アスパラガスは、正しいやり方で保存すれば、おいしさをキープできます。ここでは、正しいアスパラガスの保存方法についてご紹介しますね。
アスパラガスの保存｜冷蔵保存のやり方
アスパラガスを冷蔵保存するときは、乾燥対策が重要なポイントです。生のまま冷蔵室に入れるとアスパラガスの水分が逃げてパサパサになってしまいます。キッチンペーパーに包んでポリ袋に入れ、口を軽く閉じてから保存しましょう。
またアスパラガスを立てて保存するのも大切です。アスパラガスは、冷蔵室に入れても多少成長していて、徐々に大きくなっていきます。寝かせて冷蔵室へ入れると、穂先を起こそうとする力が働き、栄養分が消耗されて味が落ちてしまうので注意しましょう。
アスパラガスの保存｜冷凍保存のやり方
アスパラガスは、軽く茹でてから冷凍保存するといちばん長持ちします。生のままでもいいですが、茹でた方が冷凍耐性が高まりおいしく長期保存ができるんですよ。
①まず、アスパラガスが浸かるくらいのお湯で固めに茹でます。硬い根元部分から先に30秒ほど茹でましょう。
②柔らかくなったら全体をお湯に入れ、塩を少し入れましょう。
③蓋をして、1分ほど蒸し茹でにしたらザルなどに上げます。
④粗熱が取れたらキッチンペーパーで水分を拭き取り、適当な大きさに切ってラップやジッパーバッグに入れて冷凍しましょう。
スープや炒めもの、パスタなどなら、凍ったまま入れても大丈夫です。火の通りが早く、おいしく食べられますよ。
アスパラガスは「干す」方法でも保存できる
アスパラガスは乾燥させることで保存期間を延ばせる食材です。
手順は簡単、アスパラガスのはかま（アスパラガスの茎についた、三角形の葉のこと）を取り除き、ピーラーで薄く削るか斜め切りなどにして、ザルやネットの上で干すだけ。
1〜2日干しておけば、甘くてシャキシャキとした食感になり、いつものアスパラガスとまた違ったおいしさを味わえますよ。
日持ちは1ヶ月。干したアスパラガスは煮物や炒めものにおすすめです。
アスパラを保存したいときは新鮮なものを選ぶのも大事
アスパラガスは正しく保存することで、おいしく長持ちさせられますが、新鮮なものを選ぶのも大切です。
新鮮かどうかを判断するときは、穂先がつぼんで締まっているか、茎の太さが均一でシワがないか、切り口が新鮮で変色していないかの3点に注目しましょう。
アスパラガスをおいしく保存しよう！
アスパラガスは、冷蔵庫に入り切らないからと常温に置いておくと傷んでしまうので、買ってすぐに使うのであれば冷蔵保存、時間が経ってから使う予定なら冷凍保存をするようにしましょう。
いつもと違う食感を楽しみたいときは「干す」のもおすすめ。ぜひ試してみてくださいね。
