ほっくりとした甘みがおいしいかぼちゃ。焼いたり煮たりと、いろいろな楽しみ方ができますね。メニューに適した切り方をすると、食感や味をよりおいしく味わえますよ。

そこで今回は、かぼちゃの切り方についてご紹介します。

かぼちゃをカットするまえに下準備

かぼちゃの茹で方 種とワタを取る

かぼちゃの中心部には、種やワタが入ってます。残っていると傷む原因になるので、カットするときはすぐに取り除きましょう。

まずはヘタを取ります。包丁を立て、刃先をヘタの中央に向かって深く入れましょう。かぼちゃを回しながらこれを繰り返しくり抜きます。裏側も同様にして取り除いてくださいね。

それからかぼちゃを半分にカット。一度に切るのではなく、かぼちゃの中央から刃を入れ、半分ずつ切っていきます。

かぼちゃの線が入っているところに合わせて包丁を入れると、種が当たらず切りやすくなりますよ。それからもう半分に切り分けましょう。

さいごにスプーンなどを使って、ワタと種を掻き出せば下準備は完了。どんな料理にも使いやすい形になりますよ。

かぼちゃの切り方に種類がある!

かぼちゃ 保存

天ぷらやポタージュ、煮物など幅広い調理法で味わえるかぼちゃ。それぞれの調理法に合わせ、いろいろな切り方があります。

代表的な切り方は以下の通り。

角切り
ざく切り
薄切り
極薄スライス

それぞれの切り方を覚えて、調理法に合わせた切り方を選んでくださいね。

かぼちゃの切り方

かぼちゃの茹で方 食べやすい大きさに切る

ここからは代表的なかぼちゃの切り方の手順をご紹介します。正しく行ってよりおいしく味わってくださいね。

かぼちゃの切り方|① 角切り

煮物にするときは角切りがおすすめ。面取りや隠し包丁をていねいに行うと、味がしみやすくなり、料理のランクがぐっと上がりますよ。

皮を下にしてかぼちゃを横半分に切ります。さらに同じ向きに3等分に切り進めましょう。

このとき刃先の背を押さえて支点にし、てこの原理を利用すると切りやすくなりますよ。

3cmの一口大程度になるようにカット。それからかぼちゃを手ではさむように持ち、面取りをします。

最後に皮に十文字の隠し包丁を入れたら完了です。

皮は固くて味がしみこみにくいですが、隠し包丁を入れることで味がしみこみやすくなります。刃の根元を使って、皮を削るようなイメージで行いましょう。

かぼちゃの切り方|② ざく切り

ポタージュやピューレ、つぶしてサラダなどにするときには、皮を取ってからざく切りにします。

皮を上にしピーラーを使って少しずつ削り取りましょう。ぼこぼこして剥きにくいところは、包丁を使って薄く切るように削ります。

皮が剥けたら好みのサイズにカットします。なるべくそろえてあげると、火の通りが均一になり、のどごしも滑らかになりますよ。

かぼちゃの切り方|③ スライス

天ぷらや素揚げ、焼き物にするときは、火の通りやすいスライスにします。

かぼちゃは、繊維が上から下に通っているので、食感を残したいときは縦の模様に沿って切り、柔らかくしたいときは模様を断つように切りましょう。

実を上にしてかぼちゃを横半分にカットし、同じ方向に5mm幅程度に薄く切ってくださいね。

かぼちゃの切り方|④ 極薄スライス

ガレットや炒め物などは、皮を剥いてからスライサーを使ってさらに薄く仕上げると、表面のパリッとした食感が楽しめます。

ピーラーを使って皮を剥いたら、持ちやすい適当な大きさにカット。それからスライサーを使って薄くスライスしていきます。

ガレットや焼き物は、繊維を断つようにスライスすると、中まで火が通りやすくなるのでおすすめです。

かぼちゃを切るときに注意することは?

注意点 チェック

かぼちゃの皮はとても固く、切るときにどうしても力が入ってしまい、バランスを崩すと大きなケガにつながることも。

固くて切りづらいと感じたら、無理せず電子レンジで1~2分加熱して、少し柔らかくしてから切りましょう。

ただし、加熱したてのかぼちゃは熱いので、冷ましてから使うようにしてくださいね。

料理に合わせた切り方でかぼちゃ料理を楽しもう

煮物 落し蓋 落とし蓋 かぼちゃ

かぼちゃは、切り方次第でいろいろな食感が変化します。料理に合わせた切り方で、かぼちゃのおいしさをたっぷり味わってくださいね。