「裏ごし」は、離乳食をはじめいろいろなレシピに出てきますよね。料理の基本ではありますが、やり方は正しいのか、マッシュと何が違うか…などと考えたことはありませんか。
そこで今回は、裏ごしのやり方について詳しくご紹介します。うまく裏ごすコツもお伝えするので参考にしてみてください。
裏ごしとは?
「裏ごし」とは、茹でたり蒸したりした食材を裏ごし器などを使って漉す(こす)こと。裏ごしをすると、塊がなくなりきめ細やかなペースト状になリます。離乳食などでよく利用され、口当たりがよくなるのも特徴の1つです。
同じような技法に「マッシュ」がありますが、マッシュは漉すのではなく押しつぶす方法です。食感を多少残したいならマッシュを、よりなめらかな舌触りを求めるなら裏ごすのが良さそうですね。
裏ごしのやり方は?
裏ごしは、裏ごし器などのような網目状のものに食材を押し付けて細かくします。ここでは、裏ごしをするときに必要な道具や、うまく裏ごしをするコツをご紹介しますね。
裏ごしをするときに用意するもの- 必須
- 裏ごし器(万能こし器やザルでも可)
- 受け皿
- 木べらなどのへら
裏ごしは、裏ごし器の底面を上にして受け皿の上にセットし、その上に茹でたり蒸したりした食材を乗せて、木べらなどで漉しつぶすだけ。
裏ごし器に食材がたくさんついていることも多いので、最後はキレイに落としましょう。
裏ごし器がない場合は、ザルなどでも代用できます。ただし裏ごし器に比べて目が粗くなるので、よりなめらかな口当たりがいい場合は裏ごし器を用意するのがおすすめですよ。
裏ごしを上手にするコツは?
効率よく作業したいときは、次の2点をおさえておくといいですよ。
濡れ布巾の上で作業する
裏ごしをしていると、お皿が安定せずガタガタ動いてしまうことがあります。濡れ布巾を固く絞って、その上で作業すれば、お皿が滑るのを防いでくれますよ。
裏ごし器の上におく食材は少量に
食材の量が多いと、裏ごし器の上に一度にたくさん乗せてしまいたくなりますが、あまり多く乗せるのはNG。こし器の上からこぼれて作業がしづらくなります。裏ごし器の網の半分以下の量を目安に乗せるのがおすすめです。
裏ごしの正しいやり方を覚えよう
裏ごしは食材をかなり細かくできるので、ほかの食材と混ぜ合わせやすくなる効果もありますよ。裏ごしをして舌触りをよくするだけで、いつもの料理が上品な味わいになりますね。