大さじや小さじといった計量スプーンを使うとき、「すりきり」にしてとレシピに書かれていることがありますよね。

でも、すりきりってどんな状態のことを指すのでしょうか?どうやればすりきりにできるのでしょうか?

今回は計量スプーンを使うための基本として、「すりきり」のやり方を説明します。

すりきりとは?どんな状態にすること?

すりきり 大さじ 小さじ

砂糖や塩といった粉末状の調味料を計量スプーンではかるときに、一度山盛りにすくってからスプーンのフチに沿って平らにならした状態が「すりきり」です。

たとえば大さじは15ミリリットルの容量をはかるための道具ですが、すりきりで入れないと正しく15ミリリットルにはなりません。山盛りのままでも、少し隙間があっても正確な分量ではないので、料理の味が違ってきます。

誰でも同じ量ではかれるようにするために、計量スプーンは「すりきり」にして使うのが基本です。

すりきりにするのは粉末調味料とペースト状の調味料

計量器 キッチンスケール 重さ

すりきりにする必要がある調味料は、砂糖や塩などの粉末状と、マヨネーズやケチャップなどの粘度のあるペースト状のものです。

醤油やみりんなどの液体調味料はすりきりにはせず、表面張力で少し盛り上がるくらいまで入れて一杯とカウントします。

調味料によってすりきりにするかどうかは違うので、間違わないようにしてくださいね。

すりきり一杯を正しくはかる方法は?

すりきり 大さじ 小さじ

大さじや小さじのすりきり一杯を正しくはかる手順は次の通りです。

ふんわりと山盛りにすくう

粉末にダマがあるとうまく計量できないのでサラサラの状態ですくい取る。隙間がないように山盛りですくうこと。

真っ直ぐなものをスプーンのフチに当てる

すりきり棒やスプーンの柄など、真っ直ぐなものを使い、フチに水平にあてる。

滑らせるようにして余分な部分を落とす

山盛りになった余計な部分を払い落とす。

作業はやさしく行うこと。力を入れて押し込むと分量が多くなってしまうので注意してください。

すりきりがしやすい便利グッズ

忙しい料理中は、すりきりするちょっとの手間でも億劫に感じてしまいますよね。そんなときはすりきりに便利な計量スプーンを使うのがおすすめです。

『栄養検定協会 片手ですり切れる計量スプーン 3本セット』

すりきり用のフタがついていて、片手でスライドさせるだけで簡単にすりきりができます。丸い部分がスプーンにフィットするので、そこを垂直に入れて払えば二分の一をはかるのも簡単。

『山崎実業 調味料ボトル 小麦粉&スパイスボトル』

小さじが付属の調味料入れで、フタの部分を使ってすりきりが簡単にできます。調味料をすくってそのまますりきりして入れられるので調理中でもスムーズに扱えます。

すりきりを覚えてレシピ通りに料理しよう

調味料の分量を正しくはかるのは料理上手への第一歩です。味を左右するのでまずはすりきりの正しいやり方を覚えて実践しましょう。

すりきりするのが大変であれば便利な道具を活用するのも一つの方法です。自分にとってやりやすい方法を見つけてくださいね。