キレイな赤紫色で食卓を華やかにする「ビーツ」。茹で方次第でより鮮やかになるので、適した方法を覚えておきたいですね。
そこで今回は、ビーツを茹でる手順やポイントをまとめて紹介します。
ビーツの栄養や調理方法は?
ビーツはほうれん草の仲間で、「ビート」「ビートルート」「レッドビート」などとさまざまな呼ばれ方があります。
旬の時期は2回あり、6~7月と11~12月。含まれている栄養は、ビタミン類・カリウム類・食物繊維などです。
生のままサラダに入れたり、加熱してスープにしたりして食べられます。シャキシャキ感を味わいたいときは生で、ほくほく感を味わいたいときは加熱して食べてみてくださいね。
また、正しく茹でると冷凍すれば1ヶ月ほど保存がききます。一般的には冷蔵室で1週間ほどしか日持ちしないので、長持ちさせたいときは茹でて保存するといいですね。
ビーツを茹でる手順やコツは?
ビーツの茹で方には4つのステップがあります。
「根と茎をカットする」「酢を加えて茹でる」「流水に当てる」「塩を加える」の手順で進めてくださいね。
根と茎をカットする
根と茎は2.5~5cmほど残して切り落とします。それから鍋に入れ、ビーツがかぶるくらいの水を入れましょう。
酢を加えて茹でる
鍋に酢を少々加え、30分ほど弱火で茹でます。
酢の代わりにレモン汁を使ってもOK。酸性のものを加えると、さらに鮮やかな赤色へと変化しますよ。
塩を入れるのはNG。皮を退色させてしまう作用が働くので気をつけてくださいね。
流水に当てる
茹で終わったらビーツをすくい出して、弱めの流水に当てます。ビーツにしっかり火が通っていると、流水で簡単に皮が剥がれますよ。
熱が通っているか確かめるときに竹串を使うのはあまりおすすめしません。色素が流れ出てしまうので注意してくださいね。
皮を剥く
皮を向いて使いやすい大きさにカットすれば完了です。
ビーツを茹でるときのポイントは?
皮付きで茹でる
ビーツは、栄養や色素、うまみを逃さないよう、皮を剥かずに茹でましょう。
皮を剥いてしまうと、鍋の内側に赤い色素がたくさん付いて洗い物も大変になってしまいます。
茹で汁も使う
ビーツの栄養素は熱に強いですが、水に溶け出しやすい特徴があります。
茹で汁にも栄養が含まれているので、料理に使うのがおすすめですよ。
葉や茎も使う
ビーツは、葉や茎にもたくさん栄養が含まれています。「ビタミンC」や「ビタミンK」「ビタミンA」「鉄分」などが摂取できます。
葉や茎は大きくなるとエグみが増してしまうのが難点ですが、うまく調理して食べるのがおすすめですよ。
ビーツを茹でておいしく食べよう!
ビーツは、茹でるときに酢を足すと見栄えがよくなります。ぜひこの機会に正しい茹で方を覚えてくださいね。
また茹で汁や葉にも栄養があります。捨てずに調理してみるのもおすすめですよ。