春の味覚である「こごみ」は、クサソテツという山菜の若芽のこと。アクがなく調理も簡単で、とっても食べやすい山菜です。おひたしや天ぷら、和え物、炒め物などでおいしく食べられますよ。
今回はそんな「こごみ」の茹で方をご紹介します。
こごみの茹で方|下処理
茹でる前にこごみの下処理を行います。とはいっても、こごみは一般的な他の山菜と違ってアク抜きが必要ありません。
茎の根元の茶色っぽい部分を切り落とし、水で洗えば下処理は完了です。
洗う際は、うずまきになっている部分を少し引っ張って指を入れ、間に入ったほこりや茶色くなった葉を取り除きましょう。
水を張ったボウルの中で洗うとやりやすいですよ。
こごみの茹で方|簡単手順を紹介!
鍋に多めにお湯を沸かし、塩を入れます。塩の量は、水1リットルに対して小さじ2弱ほどが目安です。
沸騰したら下処理をしたこごみを入れ、約1分茹でます。
茹ですぎるとクタクタになって食感が損なわれてしまうので気をつけてくださいね。
茹で上がったらざるなどに上げ、流水か氷水で冷やしましょう。氷水に入れて締めると、鮮やかな緑色を保てるのでおすすめです。
冷えたらしっかり水気を切れば出来上がりです!醤油やマヨネーズを付けて食べるだけでも十分おいしいですよ。
こごみの茹で方|茹でたら「筋」を取るのがおすすめ!
茹でたこごみは、茎の固い筋を取ると食感がよくなるのでおすすめです。
茎の両端のかたい部分を爪でひっかけて、指でゆっくりと引っ張るとスーッと筋が取れますよ。
筋が途中で切れてしまったら、そこまででOKです。
こごみの茹で方を覚えて春の味覚を楽しもう
こごみを適切に茹でれば、優しい噛みごたえと少しほろ苦い独特の香りを楽しむことができます。すこし粘り気のある食感も特徴ですよ。
食べられるのは、3〜5月頃の若芽の時期だけ。旬が短いので、手に入ったらぜひいろいろな食べ方で楽しんでみてくださいね。