春の訪れとともに食べたくなる「菜の花」。少しほろ苦い独特の味わいが魅力です。おひたしや炒めもの、パスタの具材など様々な料理で楽しめますよ。
今回はそんな菜の花の茹で方をご紹介します。
菜の花の茹で方|茹で加減が難しい?
菜の花は、茹で方に少しコツのいる食材と言われています。茹ですぎると食感や風味が悪くなってしまいますが、茎の部分は火が通りにくいので、その塩梅がポイント。
やわらかいつぼみや葉の部分と、固い茎の部分を分けて時間差で茹でることがおいしく茹でるコツです。
そのひと手間さえかければあとはそんなに難しくありません。下記で手順をご紹介します。
菜の花の茹で方|手順を解説!
①茎と葉、つぼみを分ける
菜の花を水洗いし、太い茎の部分と葉の部分、上部のつぼみ部分を切って分けておきましょう。
②茹でる
まずは鍋に水と塩ひとつまみを入れ、沸騰させます。沸騰したら、菜の花の太い茎の部分だけを入れて茹でます。
茎の太さが直径1cmほどの場合、茹で時間は1分程度が目安です。
③葉とつぼみ部分を茹でる
茎が少しやわらかくなったら、葉とつぼみ部分を追加して30秒ほど茹でます。茹ですぎに注意してくださいね。
箸で裏表に返すようにすると、均等に火が通りますよ。
④冷水で冷やす
30秒たったらザルに上げ、冷水を張ったボウルなどに入れて冷やします。
しっかり絞って水気を切ったら、出来上がりです!
菜の花の茹で方|ポイントは?
菜の花は茎と葉とで最適な茹で時間が異なるので、まるごと茹でずに時間差をつけて茹でるようにしましょう。
また、スーパーで売られている菜の花は、太い茎のないつぼみ部分を切って袋詰めしたものもあるようです。つぼみ部分のみの場合は、全て一緒に茹でても問題ありませんよ。
菜の花を選ぶ際は、できるだけ花の咲いていないもの、切り口がみずみずしいものを選ぶのがおすすめです。
菜の花を茹でておいしく食べよう!
菜の花がスーパーに出回る時期は、だいたい2〜5月頃。カロテンやカルシウムなど、栄養素も豊富です。
おひたしや白和え、天ぷらなどの和食の他、パスタや炒めものなど洋食にも合う食材です。見かけたらぜひ茹でて食べてみてくださいね。