コリコリとした食感と歯ごたえが魅力的なサザエ。魚介好きな方であれば一度は食べたことがある食材ではないでしょうか。

今回はそんなサザエの正しいさばき方についてご紹介します。

サザエのさばき方のポイントは?

サザエのさばき方のポイントは1つ。貝むき用のナイフで内蔵をちぎらないことです。途中で切れてしまうと、殻の渦巻いた先端部分に残った部分が取り出しにくくなってしまいます。引き出すときは慎重に行いましょう。

サザエのさばき方|①殻から取り出す

まずはサザエを殻ごと水洗いをして汚れを洗い流してください。サザエが生きている場合、サザエの蓋が下側になるよう左手で持っているとしばらくして身が出てきます。

身が出てくると蓋に隙間ができるので、貝むき用のナイフを差し込んでください。ゆっくり差し込みすぎると蓋をしめられるので手早く行うのがポイントです。

ナイフは殻の縁をなぞるようにして、蓋の渦巻と逆向きにぐるぐる回すようにして身を取り出します。この際、サザエをもつ左手では、ナイフとは逆向きにひねるようにしてして中で貝柱が切れるようにします。

貝柱が切れると、蓋と一緒に身が出てきます。最後は、指を使って内蔵やひもと呼ばれる部分を取り出しましょう。人差し指を中に入れて殻の内側についている内蔵やひもをグリグリとこするようにするとキレイに取り出せますよ。

サザエのさばき方|②身と内臓を分ける

身と内臓を取り出したあとは、それぞれを切り分けます。蓋についている部分が身、ベージュ色のコリコリとした触感の部分が貝柱、渦巻きながら黒ずんだ色を含んだ部分が内蔵です。それぞれを包丁で切り分けましょう。

内臓と身の間には、ひらひらとしたヒダがついていますが、これは苦い部分なので切り分けます。貝柱にはジャリジャリとした砂袋がついているので、これも切り離します。

次は、身を蓋から切り離します。蓋と身の間に包丁を入れて蓋をはがし、続いて身についている口(赤い部分)を切り離しましょう。身と口はヌルヌルしているので、粗塩をまぶして指でこすって落とします。

最後は水で塩とヌルヌルを洗い流し、水気を拭き取ったら完成です。

サザエのさばき方を覚えて海の幸を楽しもう

さざえ サザエ 栄螺 

今回は刺し身のように身を取り出して食べるときのさばき方をご紹介しました。サザエのさばき方はもちろんのこと、興味があれば他の食用貝のさばき方にも挑戦してみるのも良いかもしれません。食用貝などいろいろな魚介のさばき方を覚えて、ぜひ海の幸を堪能してみてくださいね。