空気の入れ替えを目的として部屋の内と外をつなぐ「換気口」。あまり気にしたことがないかもしれませんが、ほうっておくとどんどんと汚れが蓄積して壁際に黒いシミが現れることもあります。
ここでは簡単にできる換気口の掃除方法をご紹介します。汚れをさっぱりと落とせるとおうちの空気がもっと爽やかになるので、ぜひ実践してみてくださいね。
そもそも換気口は掃除が必要なの?
換気口はおうちの外の新鮮な空気を取り込んで、おうちの中の空気と交換するための出入り口です。
直接空気が入ってくると部屋が汚れてしまうので、フィルターが挟まっていて空気をキレイにしてくれています。
ただ、このフィルターが汚れていると排気ガスなどをうまくキャッチできずに、換気口周りの壁を汚して黒ずみになってしまうことがあります。
おうちのなかの空気や換気口周りの壁をキレイに保つには、定期的に換気口を掃除することが大切ですよ。
換気口の掃除に用意するものは?
- 必須
- 雑巾
- ブラシ
- あると便利
- 掃除機
フィルターについた汚れを払い落とせる雑巾やブラシがあれば十分です。
外気に含まれるホコリや花粉、ススなどの物質が換気口のフィルターに引っかかっています。油やサビ、カビといったいくつもの汚れが重なっているわけではないので、特殊な掃除道具は必要ありません。
換気口の掃除の方法や外し方は?
換気口はフィルターを外して掃除するので、掃除中は外の空気が入り込んできます。そのため、できるだけ風の弱い日に掃除するのがおすすめです。
カバーとフィルターを外す
カバーは引っ張るだけで外れる。フィルターも外しておく。
壁の汚れを拭き取る
ブラシで汚れをかき出してから、濡らした雑巾で拭き取る。
外したパーツを水洗いする
ブラシを使って水洗いし、終わったら乾かす。
取り付け
乾いたら元に戻して完了。
汚れが少なければ、掃除機で吸い取ると手軽です。フィルターまでキレイにすると新鮮な空気が入りやすくなりますよ。
どうしても汚れが落ちないときは、食器洗いに使う『キュキュット』などの台所用中性洗剤を混ぜて水拭きするとキレイになります。最後に乾拭きで残った洗剤を拭き取れば完了です。
換気口を掃除する頻度は?
カバーを外すと、フィルターが真っ黒になっていることに驚くと思います。外の空気は意外と汚れていて、キレイなフィルターでもすぐに黒くなってしまいます。
2〜3か月で真っ黒になるので、季節に1回くらい掃除できると換気がスムーズにいきますよ。
フィルターの寿命は半年ほどなので、2〜3回掃除して使いまわしたら新しいフィルターに交換してあげましょう。
覚えておきたい
外にある換気口の反対側も掃除した方がいい?
部屋のなかの換気口を掃除したら「外にあるもう片側も掃除しなきゃいけないのかな?」と思いますね。
ただ、おうちのなかから換気の穴を眺めて、汚れがつまっていなければ外側まで掃除する必要ありません。もし汚れがつまって空気が流れなくなっていたら、外側からブラシなどで掃除してください。
マンション住まいなど、手の届かない場所なら管理会社や工務店に連絡してみましょう。
換気口を掃除して新鮮な空気を取り込もう
意外と見落としがちな場所ですが、換気口はこまめな掃除が必要です。めんどくさそうな場所ですが、掃除は洗剤いらずで簡単にできます。
おうちのなかには何か所も換気口が設置されているので「月に1つずつキレイにする」と決めておくと忘れにくいですよ。キレイになっているとお部屋の空気が新鮮になって気持ちよく過ごせますね。