台所の排水口やゴミをためる三角コーナー、臭いやヌメリ汚れなどが気になりますよね?
そんな汚れを除菌・漂白してくれるのが『キッチンハイター』です!これ一本でキッチン周りの嫌な汚れをしっかり撃退できます。
今回は、キッチンハイターを使ってキッチン周りをキレイにする方法を紹介します。正しい使い方を覚えて実践してみてくださいね。
もくじ
キッチンハイターってどんな洗剤?
キッチンハイターは、キッチン周りを除菌・漂白するための洗剤です。次亜塩素酸ナトリウムを主成分とし、「塩素系漂白剤」とも呼ばれます。
衣類を白く洗い上げる塩素系漂白剤として「ハイター」があり、その台所掃除用としてつくられたのがキッチンハイターです。洗濯用のハイターと成分はほとんど同じですが、キッチンハイターは汚れを落とす成分も配合されていて掃除に特化しています。
キッチンハイターの効果は?何ができるの?
キッチン周りで使う洗剤にはいろいろありますが、そのなかでもキッチンハイターは除菌力・漂白力に優れた洗剤です。
台所洗剤とスポンジを使っても落ちない黒ずみや茶渋などの漂白のほか、雑菌の臭いが気になるふきんやまな板などの除菌に大活躍します。
使える用途としては、「色柄がないふきんやおしぼり、プラスチック製品、シリコン製品、ナイロン製品、人工大理石、陶器、ガラス器、木・竹製品」と表記されており、キッチンで使うものにはだいたい活用できます。ただ、金属製品には使用できないため、金属製のザルや包丁など金属製の調理器具には使わないでください。
ほかにも「色物・柄物の布製品、メラミン食器、漆器、獣毛のハケ、水洗いできない製品や場所、食品、塩素系は使えないと表示にあるもの」には使用できませんので、気をつけてくださいね。
キッチンハイターの上手な使い方は?
キッチンハイターは液体なので、汚れたものをつけおきして使うのが基本です。用途に応じて、ボトルの裏に記載された分量で薄めて使います。
使い方は以下を参考にしてください。
ふきんやおしぼりなどの除菌・漂白・消臭
洗い桶に水を張って漂白剤を溶かし、そこにつけおきします。
5Lの水にキャップ約1.2杯(キャップ1杯は約25ml)
● 使い方約2分つけおきした後、水ですすぐ。汚れがひどいときやしっかり漂白したいときは30分ほどつけおきしてもOK
まな板、食器、マグカップ、お弁当箱などの除菌・漂白・消臭
こちらも同じく洗い桶に水を張ってつけおきします。きちんと浸るように深めの桶を使いましょう。
5Lの水にキャップ約2杯(キャップ1杯は約25ml)
● 使い方約2分つけおきした後、水ですすぐ。汚れがひどいときやしっかり漂白したいときは30分ほどつけおきしてもOK
冷蔵庫内の除菌・消臭
つけ置きできない場所には、キッチンハイターを溶かして作った洗浄液で拭き掃除する方法もあります。
5Lの水に30mlのキッチンハイターを混ぜて洗浄液をつくる
● 使い方白い布を液につけ置きしてから絞り、冷蔵庫の内側を拭き取ります。仕上げに水ぶきすれば完了
排水口の部品や三角コーナーのように汚れがひどいものは洗い桶を使わず、ビニール袋を活用する方法もあります。ビニール袋に汚れ物を入れて水とキッチンハイターを入れ口をしばって振り洗いすればスッキリ汚れを落とせます。
泡で出るタイプのキッチン泡ハイターの使い方
キッチンハイターには泡出でるタイプのキッチン泡ハイターもあります。同じ成分なので、除菌・消臭・漂白の効果に違いはありませんが、使える用途が広がります。
使えるものの例は以下の通り。
キッチンハイターとは違い、泡ハイターならステンレス製の金属製品に使えます。これはつけおきせずに吹き付けてすぐ水ですすぐ使い方をするからなんです。
泡タイプはトリガーを引いて泡を吹き付けて使うので、手軽に使えます。
液体タイプはたくさんの量を一度につけおきしたいときに使い、泡タイプは細々した汚れをちょこっと掃除したいときに使うようにするといいですよ。
キッチン泡ハイターの使い方
キッチン泡ハイターは、汚れに吹き付けて30秒〜5分放置して洗い流すだけです。汚れがひどいものは、放置時間を長めにします。
たとえば毎日使うプラスチック製のまな板や弁当箱、水筒、保存容器、ステンレス製の包丁なら、使い終わったあとにスプレーして30秒放置。そのあとしっかり流水で洗いながせば除菌が完了します。同様に三角コーナーや排水口も毎晩片付けの最後の仕上げにスプレーすれば、毎日シンクはすっきり。嫌なニオイやヌルヌルも出ません。
キッチンハイターや泡ハイターを使うときに注意すべきこと
キッチンハイターは、除菌・消臭・漂白ができる便利な洗剤ですが、とても強力なので万が一のトラブルを防ぐための使用上の注意があります。
以下に注意すべき点をまとめたので、確認してから使用してくださいね。
単品で使う
キッチンハイターは酸性洗剤と混ざると有害ガスを発生させます。生ゴミ、アルコール、食酢などと混ざっても危険なので、ほかのものと混ざらないように使ってください。
手袋をつける
キッチンハイターは身体につくとタンパク質を分解して肌が荒れる原因になります。皮膚についたときは水でしっかりと洗い流してください。また、目に入ると失明の危険もあるので注意してください。
換気をする
キッチンハイターの蒸気を吸い込んでしまうと気分を悪くすることがあります。体調のことを考えて必ず使用するときは風通しをよくしてください。
材質が不明なものは調べてから
材質が不明なものに使うと変色するなどのトラブルの原因になります。材質がわからないときは見えにくい場所につけて変化がないかを確かめてから使いましょう。
キッチンハイターは水回りの最強洗剤!
掃除するのが嫌になるキッチンの黒ずみやヌルヌルですが、キッチンハイターがあれば簡単にキレイにできますよ。
強力な洗剤なので使用上の注意はありますが、正しく使えばこれ以上強い味方はありません。
用途に合わせて、液体タイプと泡タイプのキッチンハイターを使い分けて、いつでも清潔なキッチンをキープしてくださいね。