洗面所やトイレなど、水回りの床材に使われることが多い「クッションフロア」。ビニール素材なので木のフローリングに比べると手入れしやすいのですが、汚れやすいというデメリットも…。
そこで今回はクッションフロアを掃除する方法と黒ずみができたときの対処法についてもご説明します。
クッションフロアはどうして汚れるの?
クッションフロアはビニール素材の床材で、さまざまなカラーや柄のものがあります。木目調の柄になっていると木材のフローリングと見分けにくいですが、指で押してヘコむならクッションフロアと考えてください。
キッチンや洗面所、トイレなどの水回りの床材として使われているので、皮脂や水滴、油といったさまざまな汚れがつきます。
水を弾く素材なので、少し汚れたくらいなら雑巾やウェットティッシュで拭き取れば簡単にキレイになりますが、汚れを放置していると落ちにくくなるので注意してください。
気がついたときには黒ずみになっているということも少なくないので、汚れがつきにくいからと放置せず、定期的に掃除をしてあげましょう。
クッションフロアの掃除に使う道具は?
- 必須
- 『キュキュット』などの食器用中性洗剤
- 『クイックルワイパー』などのペーパーモップ
- 掃除機
- メラミンスポンジ
- いらない布
クッションフロアの掃除に使う道具は、リビングのフローリングなどを掃除するものとほとんど変わりありません。
ただ、黒ずみといった落ちにくい汚れがある場合には、『激落ちくん』などのメラミンスポンジを用意しておくと便利です。
クッションフロアの掃除方法は?
クッションフロアを掃除する手順は以下の通り。しっかり掃除してキレイな姿を取り戻しましょう。
① 大きなゴミを取る
『クイックルワイパー』などのペーパーモップと掃除機で、大きなゴミを取る。ペーパーモップのドライシートでザッと取り除き、細かい部分を掃除機で吸い取る。
② 水拭きする
いらない布を使って水拭きを。キッチンのクッションフロアのベタつく油汚れは、『キュキュット』などの食器用中性洗剤をつけてこするとキレイに。
③ 落ちない汚れはメラミンスポンジでこする
目地の細かい汚れや落ちにくい黒ずみはメラミンスポンジでこする。円を描くようにクルクルとこするとよく落ちる。
④ 乾拭きする
仕上げに乾拭きをすれば完了。水分が残っていると黒ずみの原因になるので、しっかりと拭き取る。
クッションフロアの黒ずみ掃除には重曹が効果的
クッションフロアの落ちにくい黒ずみには、自然由来のお掃除アイテム「重曹」が使えます。
重曹はアルカリ性の性質をもっており、酸性の性質をもつ油汚れや皮脂汚れを中和して落ちやすくしてくれます。
加えて、研磨作用があるので黒ずみの汚れをこすり落とすことができるんです。
クッションフロアの黒ずみ部分に重曹をふりかけて、水で濡らしたメラミンスポンジでクルクルとやさしくこすってみてください。こすり終えたあとに乾拭きすればキレイに汚れが落ちているはずです。
研磨作用があるので力を入れすぎるとクッションフロアの表面を傷つけてしまう可能性もあるので、注意しながらこすってくださいね。
汚れを拭き取ってクッションフロアの黒ずみ予防しよう
クッションフロアの黒ずみを予防するには、とにかく汚れを拭き取るのがポイント。
水回りではしぶきが飛び散ることが多いので、床に落ちた水は使い終わったあとに拭き取るようにしましょう。ティッシュでさっと拭くだけでも構いません。
拭き取るだけでは不安という人は、ワックスがけもおすすめです。クッションフロアをワックスがけしておけば、表面をコーティングして保護してくれるので、汚れがつきにくくなります。
クッションフロアは日々の「ちょこっと掃除」でキレイに保つ
クッションフロアは手入れしやすいといっても、掃除をせずに黒ずみができてしまっては意味がありませんね。
普段から汚れたときにすぐ拭き取るよう習慣づけておけば、いつでもキレイなクッションフロアをキープできますよ。
クッションフロアのもつ特徴を活かして、いつでもキレイな床を保ちましょう。