歯ブラシやヘアケア用品などを気軽にしまえる洗面台の収納。つい鏡の裏や引き出しに雑多に物を入れてしまい、ごちゃごちゃになってしまいますよね。
そこで今回は、洗面台の収納を上手に使うアイデアやキレイにする工夫を、整理収納アドバイザーさんに聞いてみました!
キレイに整理して、どこに何があるかひと目で分かるよう、ぜひ参考にしてみてくださいね。
洗面台の収納が散らかる原因って?
何気なく使っているだけで、すぐに散らかってしまうのが洗面台の収納です。
散らかる原因は収納するものの種類が多いからで、コスメグッズ、歯ブラシ、身だしなみグッズなどいろんなものがあります。それに加えて旦那さんや子供のものなど、家族の分だけ数が増えますよね。
それぞれのアイテムがまざって並ぶと、大きさや形がバラバラでごちゃついて見え、思い思いに使うので、収拾がつかなくなってしまうんです。
【整理収納アドバイザーに聞いた!】洗面台の収納アイデア
散らかる原因はわかりましたが、キレイにするには実際にどのようにすればいいのでしょうか。
今回は整理収納アドバイザーの方々にアイデアを教えていただいので、片づけをするときはぜひ参考にしてみてくださいね。
使う人で収納場所を分ける(eri_daisukihomeさん)
eri_daisukihomeさん宅の洗面台は三面鏡で、その裏にそれぞれ収納スペースがあるタイプです。
ほどよく余裕があるので、どこに何があるかわかりやすいですね。
三面鏡の裏は、真ん中は共用の歯ブラシ等を置く場所で、左右は夫婦それぞれのエリアです。
写真は私のエリア。扉の裏にフックをつけて、ネックレスや髪ゴムをひっかけています。
たくさん持っている人には不向きですが、あまりアクセサリーを持たない人であれば、省スペースで取りやすいのでおススメです。
鏡にフックを貼って収納スペースを作る(smilehome_yukiさん)
収納ゼロの洗面台でも、工夫次第で使いやすくなります。
smilehome_yukiさんは、フックとリングを組み合わせて、歯ブラシを収納されています。
わが家の洗面台は収納ゼロのオープンタイプ。掃除をラクにするためにたどり着いたのが、かける収納。鏡にセリアの「何度でも貼ってはがせるフィルムフック」を貼り、歯ブラシの穴にカードリングを通すことで かける収納に♪
鏡の背面に収納スペースをつけても◎(with.latticeさん)
with.latticeさんは、鏡裏にフックを貼って、デッドスペースを有効利用。
歯ブラシや舌クリーナーだけでなく、歯磨き粉も浮かせて収納されています。
洗濯バサミではさんでフックにかけるアイデアも、ぜひマネしたいですね!
歯ブラシと舌クリーナー(無印良品)は、towerシリーズ(山崎実業)の歯ブラシホルダーに吊るしています。ホルダーに付属していた吸盤は外し、ダイソーのはがせるテープフックで鏡裏に固定しています。
フックにかけられない小物類は、マグネットテープを使用するといいですよ。
マグネットがつくならパチッとつけてラクに片付けられるので、元にあった場所に戻す習慣が簡単につけられそうです。
紛失防止になるのもうれしいですね。
毛抜きや爪切りなどのなくしがちな小物類は、マグネットテープにくっつけています。
ダイソーのマグネットテープを白の幅広マステでくるみ、貼り付けています。
洗面台の上は手入れのしやすさにこだわる(mami_krk_さん)
洗面台の上は、水垢などでヌメリがち。
だからこそmami_krk_さんは、お掃除のしやすさにこだわっていらっしゃいます。
シンク回りの掃除のしやすさにこだわりました。石けんやコップは宙に浮かせてあるので、底がヌメヌメすることはありません。歯ブラシは手入れがラクな歯ブラシスタンド(無印良品)を使っています。
収納ボックスを使う(monotokazokuさん)
半透明のボックスを使ってスッキリ収納されているのはmonotokazokuさん。
これならどこに何があるか見やすいし、片づけもしやすそうですね。
洗面台の上は、歯ブラシを水切れよくして置いています。文房具入れに入れています。
鏡の裏は、無印良品の半透明のボックスで収納しています。開けたときにどこに何があるかをわかりやすくするのがポイント。コンタクトなども箱から出して、事前にばらしておくと便利です。
洗面台の収納を上手に使うコツは?
整理収納アドバイザーのみなさんは、洗面台の収納に収納ケースやフックなどの道具を使っていらっしゃいましたね。
収納スペースを区切ったり、新たに作ったりすることで、より片付けやすく整頓された状態が長続きする洗面台になります。
また収納するものを分類するのもポイントの1つ。以下のことに気をつけると使いやすく収納できますよ。
段ごとにものを分ける
鏡裏が棚になっている洗面台なら、棚の上段は手が届きにくく、下段にいくほど手に取りやすい高さですよね。
そこで上段は使う頻度の低いもの、例えばお客さん用のものやスペア用品などを置くのがおすすめです。下段には歯ブラシセットやドライヤーなどの必需品を収納しておけば、みんなが便利に使えますね。
「人」ごとに分ける
旦那さん用、子ども用と使う人ごとにグッズを分けるのも1つです。上段は夫婦、下段は子ども、また右側は旦那さん、左側は子どもなどと分けるとスッキリします。
洗面台の収納がどうしても片付かないときは?
鏡の裏の収納が、カゴやケースを使ってもどうしても片付かなかったら、ものが多すぎるのかもしれません。あまり使っていないアイテムは、勇気を持って処分することも大切です。
以下を参考に、使うものと使わないものを分別してみてください。
● 1年以上使っていないヘアケア剤
● ホテルでもらったアメニティグッズ
● 肌触りの悪くなったタオル
洗面台の収納に使える便利なアイテムは?
収納アイテムをつかって鏡の裏の収納をキレイにする方法もあります。ここではおすすめのアイテムを紹介しますね。
『歯ブラシホルダー』(レック)
鏡の裏面は隠れたデッドスペース。レックの歯ブラシホルダーは吸盤で取りつけられるので、歯ブラシを鏡の裏面に収納できます。
『Med+ Organizer』(InterDesign)
歯ブラシや歯みがき粉など、収納場所が決まっていないものがあればこの商品で置き位置をつくってあげましょう。薬品キャビネットや仕切りのついたケースなどシリーズがたくさんあるので開けたときの見栄えも統一できます。
整理整頓のコツ
鏡の裏以外の洗面台の収納には何を入れる?
洗面台には足元に収納があることも少なくありません。
ただ、洗面台の下はものを取るのにかがむ必要があるため、鏡の裏に収納するものよりも使用頻度が少ないものを入れるようにすると、洗面所全体がスッキリします。
たとえば、バケツや洗剤などの掃除道具、シャンプーや石鹸のストックなどです。どうしても鏡の裏に入り切らないものがあれば、ボックスを1つもうけて収納するのもいいですね。
洗面台の収納スペースはみんなでキレイに使おう
洗面台は家族みんなが使うもの。キレイに保つには協力が不可欠です。洗面台の収納を改めて整えたら、家族にどこになにを入れるのか知らせましょう。
覚えやすいようにカゴに入れてラベリングすると、コミュニケーションが円滑になりますよ。収納のひと工夫で片付けの手間を省ければ、家事ももっとラクにできそうですね。