畳が敷かれ、落ち着いた雰囲気が特徴の和室。最近では洋室での生活に慣れ、和室やその収納スペースをどうやったらうまく使いこなせるのか馴染みがない人もいると思います。
そこで今回は、用途によってどんな使い方ができるのか、和室の収納法をご紹介します。
和室の収納は「用途」から考える
和室の収納を見直すときは、普段はどんな使い方をしているかを振り返ってみましょう。
普段からあまり使わず、収納部屋になっていたり、お客さんの寝室として使ったりしていますか?それとも、子供部屋や書斎、リビングの延長として使っていませんか?
和室をどのように使っているのかで、何を置いたらいいか、どんなモノを押入れにしまうか考えることが大切ですよ。
和室収納の整理!キレイにする基本の考え方は?
どんな目的で使っているか・使いたいか確認したところで、和室に置いてあるモノの整理に取り掛かります。不要なモノがないか、ほかの部屋に置いた方がいいものはないかなど、分別していきます。
和室の収納は押し入れにモノをしまって、「畳にモノを極力置かない」ことを意識して始めます。
「数年間使っていないもの」「来年も使わなそうなもの」などを全て抜き出し、処分するとスッキリ整います。
和室をリビングとして活用する収納の工夫
リビングの隣にある和室なら、障子を外してリビングの延長として使えます。
リビングで散らかりがちな雑誌やリモコンは、カゴなどで置き場所をつくると散らかりっぱなしを防げます。
部屋の隅に座布団の置き場所をつくり、積む収納にしたら掃除のじゃまになりませんよ。
和室を子供部屋として活用する収納の工夫
和室の畳はクッション性も高いので子供が遊びながら転んでもケガをしにくいので、子供部屋として使うおうちも多いと思います。
こまごまとしたおもちゃは100均の収納ボックスなどを使ってざっくりと収納しておけば大丈夫。最後に押入れに入れれば完成です。子供が片付けの主役になるので、「子供目線」を意識した収納にするのがポイントです。
和室を書斎として活用する収納の工夫は?
和室はちょっとした作業場としてもぴったり。デスクとイスを用意しておくと、持ち帰った仕事をしたり、裁縫道具などを置いて趣味の時間をゆっくり過ごしたりもできますね。
モノを置きすぎるとごちゃっと見えるので、ローテーブルと座椅子、文房具ぐらいシンプルなものだけを並べるとスッキリ見えます。
和室の収納に便利な家具や棚はある?
和室はできるだけモノを置かないようにしたいですが、実際やってみるとむずかしいもの。いつも和室に置いてあるものは棚などを使って指定席をつくっておくといいですよ。
ここでは和室のインテリアにマッチする収納グッズをご紹介します。
『フリーボックス』(不二貿易)
和室のインテリアにも馴染みやすいナチュラルテイストのカラーボックスです。収納量も大きく、子供のもおもちゃをしまっておくのもいいですね。三色展開なので好みに合わせて選んでみてくださいね。
『かご 天然素材 アンソレイエ』(丸和貿易 )
リモコンなどのちょっとした小物の収納にぴったりなバスケットです。収まりのいい作りなのでざっくり収納に向いています。ナチュラル素材で畳にもよく合いますよ。
『 ウォール ラック 3点セット』(ひのき工房)
和室の収納では壁面を使うのもオススメです。デリケートな畳を守りながら、ちょっとした小物の収納ができますよ。天然素材を使ったハンドメイドでインテリアにこだわりのあるおうちでもぴったりです。
覚えておきたい
和室の畳のケアの仕方って?
天然素材の畳はデリケートで、傷がついたり汚れがついたりしないか心配になってしまいますね。
基本の掃除は「掃除機でホコリを取って雑巾で汚れを拭き取る」だけです。
掃除機は畳の目に沿ってかけ、雑巾はかたくしぼって水分が残らないようにするとキレイなツヤを保ってくれますよ。
和室は収納の工夫で落ち着いた素敵な空間になる
使いみちがはっきりと決まってない和室は、収納の工夫を考えるのもむずかしいですよね。工夫のポイントは「どんな風に使っているか・使いたいか」を考え直してみること。
リビングや書斎、子供部屋と活用の幅が大きな和室は収納の工夫ひとつでもっと快適になりますよ。