5月5日の端午(たんご)の節句に向けて飾った鯉のぼり。「たたんでもとの箱に戻しておけばいいの?」となんとなくは思っていても、実際やってみるとこれでいいのかと不安になってしまいますよね。

そこで今回は、鯉のぼりの正しい片付け方について、収納前に洗濯が必要かなども含めてご説明します。

鯉のぼりはいつまであげる?片付ける日は?

鯉のぼり

鯉のぼりは、五月人形と合わせて5月5日の端午の節句で子供の成長を祈る意味をこめて飾られます。

4月に入ってから飾り始めるおうちが多く、季節の節目に飾るものなのであまりそのままにしておきたくありませんよね。いつまでに片付けないといけないという決まりはありませんが、5月中旬には片付けるようにしましょう。

タイミングを合わせて五月人形も一緒に収納するといいですよ。

鯉のぼりを片付ける前に!汚れはどう落とす?洗濯できる?

雑巾がけ

鯉のぼりは屋外に飾るものなので、汚れがいっぱいついています。収納するときは必ず汚れを落としてください。

洗濯機であらうと金箔がはげたり、金具で傷んだりする恐れがあるので、目立つ汚れを中心に手洗いで落とすのが基本です。食器洗いで使う中性洗剤を使えば、たいていの汚れは落とせます。ぬるま湯に数滴たらし、力を込めずにやさしく揉み洗いすればOK。

洗った後はよくすすぎ、干してしっかり乾燥させます。

洗濯した鯉のぼりの収納の仕方は?

ダンボール

鯉のぼりの汚れをスッキリ落としてキレイにできたら、入っていた箱に元の通りに収納します。たたみ方は、シンプルに端と端をあわせてコンパクトに折り込んでいくか、片側から同じ幅で折りたたんでいくかです。

収納には、通気性がよくて湿気の少ない場所が向いています。押入れにしまうなら、天袋などにしまって除湿剤もセットしましょう。

一軒家で大きな鯉のぼりをしまうなら、ベランダやガレージ、物置にまとめて置くといいですよ。五月人形と一緒にしておくと次の年も準備しやすくなります。

覚えておきたい

エコなわざあり

鯉のぼりを長持ちさせるコツは?雨の日はどうする?

湿気

金箔などの装飾が付いている鯉のぼりは、雨風にさらされて傷まないか不安になりますよね。

外で使われる鯉のぼりは、水濡れや汚れのことも考えてつくられているので、それほど神経質にならなくても大丈夫。ただ、高価なものなので雨の日や風の強い日には下げて家のなかに入れておくこともできます。

付け外しが難しい大きい鯉のぼりは、フタ付きの大きい容器を用意して、支柱からおろして一時的に入れ、天気がいい日にまたあげるといいですよ。

雨に濡らしてしまった場合もあわてず、よく乾くように干しておけば長持ちします。

鯉のぼりの片付け方を覚えて、次の年も綺麗に飾ろう

鯉のぼり

鯉のぼりなどの季節の行事で使うものは、作法もわからず、覚えても一年後には忘れてしまうなんてこともよくありますよね。

収納のポイントは汚れを落としてよく乾かすこと。汚れを落としてからの収納で次の年もまたキレイに飾れますよ。