裁縫するときに避けては通れないのが、針に糸を通す作業。でも、針に糸を通すのってむずかしいですよね。なかなかうまくいかずにイライラ...。
そんなときにおすすめなのが「スレダー」です。スレダーを使えば、あれほどうまくいかなかったものがスルッと簡単にできちゃうんです。
今回はスレダーがどんな道具か、上手な使い方について説明します。
スレダーとは?
「糸通し」は小学校の裁縫の時間に使ったのを覚えている人も多いと思います。上の写真のように、平べったい銀色の持ち手部分に、極細の針金が菱形状についている姿が特徴的ですよね。
一般的に糸通しと呼ばれていますが、正しくは「スレダー」といいます。
スレダーを使えば、裁縫に取り掛かるときに一番最初の面倒な作業を簡単にできるようになりますよ。
スレダーの使い方は?
では、スレダーの使い方を説明します。見慣れない道具なので最初は戸惑うかもしれませんが、使い方自体はとても簡単です。
① スレダーの針金部分を針穴に通す
② 針穴を通した先の針金の輪に糸を通す
③ スレダーを引っ張って針穴から抜く
④ スレダーの針金から糸を抜いたら完了
スレダーの使い方はこれだけです。簡単に糸を通すことができますね。
スレダーを引っ張るときに力を入れすぎると、針金部分が壊れることがあります。壊れたら新しいものを購入してください。
スレダーは100均で購入できる?
裁縫をするならスレダーは持っておいて損はありません。わざわざ裁縫道具のお店に買いに行くのは大変だからと思う人もいるかも知れませんが、スレダーは100均などでも手に入ります。
100均などで手に入れておくと壊れるのを気にせずに使えますね。
100均で販売されているスレダーには一般的なもめん針用のほか、絹糸用やミシン用などがセットになっていることが多いようです。針穴が通るのであれば問題なく使えるので、一つ買って常備しておきたいですね。
スレダーの他にも便利な道具がある
針に糸を通す作業をラクにしてくれる道具には、スレダーのほか、次のようなものもあります。興味があればぜひ試してみてください。
デスクスレダー
スレダーを使えば、作業自体はラクですが、何度もやるとなると手間はかかります。そこで、手縫いの頻度が高い人は、デスクスレダーがおすすめです。
これは別名「糸通し器」といい、針と糸をセットすれば指1本で糸通しができます。手軽に針に糸を通す作業ができるので、これから手縫いを本格的に始めたい人は検討してみてください。
ワンタッチ針
普通の針のように見えますが、スレダーを使わなくても簡単に針穴に糸を通せます。針穴の上部に溝があり、この溝に糸を引っ掛けて押し込めば針穴に糸を通すことができます。
ただ、針穴は少し大きめに作られているので、デリケートな生地を縫うときには不向きです。
スレダーの使い方に慣れて手縫いを楽しもう
手縫いに慣れてない人にとっては、針に糸を通す作業はとても面倒なもの。
でもスレダーを使えば、面倒な作業から開放されますよ。これで手縫いに取り組むときのハードルは低くなるのではないでしょうか。
スレダーは使ってしまえばその便利さに驚かされます。ぜひスレダーの使い方に慣れて、手縫いを楽しんでくださいね。