メイクブラシを洗わずに使い続けていませんか?
肌トラブルを防ぎ、メイクブラシ自体を長持ちさせるためにも、メイクブラシは定期的に洗うのがおすすめです。おうちにあるものを使って洗えますよ。
今回はメイクブラシを洗ったほうがいい理由や正しい洗い方、普段のお手入れについて説明します。
もくじ
メイクブラシは洗うべき?洗わないとどうなる?
メイクブラシは定期的に洗うべきです。
ほとんど洗わずに使っている人もいるかも知れませんが、洗わずにいると次のようなトラブルが起こりやすくなります。
トラブル① メイクの仕上がりが悪くなる
メイクブラシは使うたびにメイクの粉がどんどんたまり、粉含みが悪くなります。また、変な型がついて肌をしっかりととらえられなくなります。結果的にメイクが思ったようにできず、仕上がりも悪くなってしまうんです。
トラブル② メイクブラシの劣化が早まる
洗わずに使い続けると、メイクブラシ自体も筆先が型崩れしたり毛が抜けやすくなったりします。また、皮脂で汚れたメイクブラシを化粧品に当てるとケーキングと呼ばれる現象がおき、表面にブツブツしたかたまりやスジができやすくなります。
トラブル③ 雑菌が繁殖しやすくなる
メイクブラシはあまり汚れてないように見えても、雑菌が繁殖しやすい状態です。肌に当てることで皮脂が付着し、それをエサに雑菌が繁殖するんです。洗わずにいると雑菌が繁殖し続けるだけになってしまうので、それが原因で肌トラブルを起こしやすくなるといった悪影響が出てきます。
メイクブラシを洗う頻度はどれくらいがベスト?
メイクブラシは毎日洗う必要はありません。洗いすぎると毛を傷めてしまうので、普段は使用後に簡単な手入れをして、1ヶ月に1回くらいを目安に洗いましょう。
ただ、メイクをする頻度やメイクブラシの使用回数で、洗うタイミングは違ってきます。粉含みが悪くなった、メイクの仕上がりが悪くなったと感じたときは、メイクブラシの洗い時なので、頻度の目安にかかわらず洗ってくださいね。
ちなみに、メイクブラシを洗ったら完全に乾くまで使えません。2〜3日ほど自然乾燥が必要なので、週末などでメイクする必要がないときに洗いましょう。できれば、いつでも洗えるように、替えのブラシを用意しておくと安心です。
メイクブラシの洗い方|家にあるものでキレイにできる
メイクブラシを洗うのは難しくはありません。専用のメイクブラシクリーナーも市販されていますが、基本的に家にあるものを使ってしっかり洗えますよ。
必要なもの- 必須
- クシ(頭髪用でOK)
- 固形石鹸
- 洗面器
- タオル
- ピンチハンガー
ブラシ部分をクシでとかす
軽くクシを通して、余分な粉を落とす。
洗面器にぬるま湯を張り、毛の部分だけを浸す
毛の部分をしっかりと濡らす。
固形石鹸をつけて泡立てる
石鹸をつけたあと手のひらでブラシをクルクル動かすと泡立ちやすい。
洗面器のお湯を変えて振り洗いする
振り洗いすると石鹸と一緒に汚れが落ちていく。
お湯を交換しながら何度かすすぐ
水が濁らなくなるまですすぐ。
ブラシ部分を手で軽く絞り、タオルで水気を取る
タオルで挟んでやさしく水気をとる。
筆先を下に向けて日陰で2〜3日乾かす
ピンチハンガーなどで柄を挟む。はさみにくい時は輪ゴムなどを巻き、その部分を挟むとよい。
メイクブラシの洗い方|ブラシの素材別おすすめアイテム
メイクブラシの素材は、動物の毛を使った「天然毛ブラシ」と、ナイロンなどの合成繊維を使った「人工毛ブラシ」にわけられます。
どちらも固形石鹸で洗って問題ありませんが、より丁寧に仕上げたいときはそれぞれの特徴に合わせた洗剤を使いましょう。
天然毛ブラシにおすすめの洗浄剤
・液体シャンプー
・ベビーシャンプー
・市販の天然毛ブラシ専用洗浄剤
動物の毛は適度な油分を含んでいるので、自分の髪の毛と同じようにケアしてあげるのがベストです。シャンプーを使うときは、ぬるま湯で10倍程度に薄め、毛の部分だけをつけてやさしく振り洗いしてください。
人工毛ブラシにおすすめの洗浄剤
・食器用中性洗剤
・市販の人工毛ブラシ専用洗浄剤
人工毛ブラシは丈夫で、お手入れしやすいのが特徴です。食器用洗剤を使うときは、ぬるま湯で200倍程度に薄めた洗浄液を作り、毛の部分だけをつけてやさしく振り洗いしてください。
メイクブラシを洗うときの注意点は?
メイクブラシを洗うときにやってはいけないことが3つあります。あわせて覚えておいてください。
つけ置き洗いはしない
メイクブラシの留め具の部分を水にひたすと、毛をまとめている接着剤が溶けて破損しやすくなります。洗うときはつけおきせず、ブラシ部分だけを洗いましょう。
熱湯は使わない
メイクブラシの毛は熱に弱いため、熱湯で洗うと傷みます。逆に、冷たい水も油分を落としにくいのでおすすめできません。人肌程度のぬるま湯が最適です。
直射日光・ドライヤーはNG
メイクブラシを洗ったあとはしっかりと乾燥させる必要がありますが、直射日光に当てたり、ドライヤーを使ったりするのはやめましょう。ブラシの毛が傷む原因になります。乾かすときは風通しのよい日陰で、筆先を下にして乾かしてください。
メイクブラシの普段のお手入れはどうやるの?
メイクブラシは普段からの手入れも大切です。簡単な手入れをすることで余計なトラブルを防げますよ。
メイクブラシを使い終えたら、次の方法で余分な粉を払い落としましょう。
ティッシュオフのやり方
② 根元から筆先に向かって、ブラシの表面をティッシュでふき取る
メイクブラシを使ったあとは必ずティッシュオフをしましょう。さらに週1回のペースで、くしを使ってくし入れするとよりブラシが長持ちします。
くし入れのやり方
② 筆先の汚れがある程度落ちたら、根本から全体にかけてやさしくとかす
使うくしは頭髪用の目の細かすぎないものでOKです。
いきなり根本からくしを通したり、無理な力をかけたりするのはやめましょう。ブラシの毛が抜けたり、切れたりする原因になります。
メイクブラシを洗わずに取り替えたほうがいいこともある?
どんなに丁寧にお手入れをしても、メイクブラシは消耗品なのでいつかは取り替えるときが来ます。
次のようなサインは、メイクブラシを買い替える目安です。
・毛束が抜けた
・肌にあてるとチクチクする
メイクブラシの洗い方を覚えて日々のメイクを楽しもう
メイクブラシは普段のメイクの仕上がりを左右します。
普段から手入れをして、汚れが目立ってきたら洗ってあげましょう。洗うことでメイクの仕上がりがよくなり、ブラシ自体も長持ちしますよ。
ちょっと面倒に感じるかもしれませんが、メイクブラシは肌に直接当てるもの。きちんと手入れをして清潔に使ってくださいね。