「マニキュアが固まってる...捨てるしかない…」
「このマニキュア、しばらく使ってないし処分しよう」
プチプラのマニキュアはセルフネイルの味方です。でも、ついたくさん買ってしまい、使いきれずに泣く泣く処分...なんてこともありますよね。
では、マニキュアの正しい捨て方をご存知ですか?中身が残っているマニキュアは、そのまま捨ててはいけません。自治体のルールに従って分別する必要があります。
今回は、マニキュアの正しい捨て方について説明します。
マニキュアはそのまま捨てちゃダメ!
マニキュアを捨てるときに、やってはいけないことが2つあります。
それは
② 瓶の中を水洗いすること
です。
分解せずに捨てるのはなぜNG?
マニキュアのボトルは、ガラスやプラスチック、ナイロンなどさまざまな素材でできていて、自治体によって各素材の分別方法が異なっているからです。
分解せずにそのまま捨てると、分別に厳しい地域ではゴミとして回収してもらえないおそれもあります。
なかにはどの素材もすべて燃えないゴミに分別してよい自治体もありますが、基本的には「マニキュアは分解してから捨てる」と覚えておいてください。
瓶を水洗いするのはなぜNG?
そもそもマニキュアの中身は水に溶けにくく、水洗いがむずかしいからです。水を入れてバシャバシャ振ってもうまく洗い流せません。
また、マニキュアの中身をトイレや排水溝に流すと色がついてしまいます。万が一、大量に流すと詰まってしまうおそれもあります。
環境によくないので、「マニキュアは水洗いしない!」と覚えておいてくださいね。
マニキュアの捨て方|①自治体のルールを確認
マニキュアに使われている素材は瓶、キャップ、ハケ、中身に分別できます。
基本的には
キャップとハケ:プラスチックゴミ
マニキュアの中身:燃えるゴミ(液体のままでも固まっていても)
ただ、これらをどのように扱うかは自治体によって異なっているので、マニキュアを正しく捨てるには「マニキュア 捨て方 ○○市(住んでいる自治体名)」で検索してみてください。
自治体ごとの、瓶、キャップ、ハケ、中身それぞれの分別方法がわかりますよ。
マニキュアの捨て方|②中身を処分する
分別方法が分かったら、マニキュアの中身を取り出します。マニキュアの中身は取り出して燃えるゴミとして捨ててください。
マニキュアの中身は取り出すのが大変なので「中身が液体のままの取り出し方」と「カチカチに固まったときの取り出し方」に分けて説明します。
中身が液体のマニキュアを取り出す方法
「ビニール袋」と「マニキュアを吸い取るための紙」を用意してください。吸い取るための紙は、古新聞やティッシュペーパーなどでかまいません。
ビニール袋に吸い取り紙を敷く
マニキュアを吸い取る用の紙をビニール袋内に敷く。
瓶を逆さにして中身を出す
吸い取り紙にマニキュアボトルの口をあてて、さかさまにする。
風通しのよいところに一晩放置
マニキュアの臭いが出るので風通しのよいところに放置する。
空き瓶を取り出して袋の口を縛る
中身が出きったら空き瓶を取り出して分別する。
この手順なら手や床を汚さずにマニキュアの中身を取り出すことができます。縛ったビニール袋はそのまま燃えるゴミとして捨ててください。
瓶に少しマニキュアが残っても、多少なら問題ないところがほとんどなので神経質になる必要はありません。瓶は屋外に放置して乾燥してから、燃えないゴミとして捨ててくださいね。
マニキュアの瓶を資源ゴミとして回収する自治体では、完全に取り除く必要があるケースも。その場合は、瓶の中に除光液を少し入れてキャップを閉め、数回振ってみてください。マニキュアが溶けて吸い取りやすくなります。
中身が固まったマニキュアを取り出す方法
中身がカチカチに固まったマニキュアの場合は、そのまま燃えないゴミとして捨ててよい自治体が多いようです。念のためお住まいの自治体のルールを確認してくださいね。
固まったマニキュアを取り出して捨てなければいけないときは、除光液を使いましょう。
液体のマニキュアを完全に取り除くときと同じように瓶の中に除光液を少し入れてキャップを閉め、しばらく放置してから数回振ってください。溶かしたあとは液体のマニキュアを処分するときと同じ方法で捨ててください。
マニキュアを捨て方|注意点は?
マニキュアには揮発性の高い成分が含まれています。人体に有害なものではありませんが、においで気分が悪くなってしまうこともあります。
マニキュアを捨てるときは閉め切った空間で長時間作業するのはやめましょう。部屋を換気しながら作業するか、ベランダなどの屋外で行うのがおすすめです。
また、中身を取り出すときに肌や目にマニキュアが付着しないように気をつけてくださいね。
マニキュアの捨て方を覚えて正しく処分!
ネイルを彩り、毎日の気分を上げてくれるマニキュア。固まったものや自分に似合わないものをいつまでも部屋に置いておくのは、なんだか気分も下がってしまうもの。
マニキュアを捨てる作業はチェックすべきことがいくつかりますが、覚えてしまえばそこまで大変ではありません。
処分するマニキュアを何本も溜めておくと大変になるので、「新しいマニキュアを買うときは1本捨てる」など自分ルールを決めて、定期的に処分するサイクルをつくっておくといいですよ。