毎日の仕事に履いて出かける革靴。デリケートな素材でつくられているうえに、長時間履き続けるのでシワや汚れがつきやすいため、手入れが欠かせませんね。
でも、毎回の手入れに時間がかかって大変…と困っている人も多いはず。
そこで、今回は1分ほどでできる簡単な手入れ方法をご紹介します。革靴をキレイなまま保つコツを見ていきましょう。
革靴の手入れは簡単にできるの?
革靴はデリケートなイメージがありますが、ポイントさえおさえれば、ふだんの手入れはとっても簡単。
革素材は「汚れ」と「湿気」に弱いので、どちらかでもついたままの状態が続くと表面の色あせやカビ、臭いなどのトラブルにつながります。
裏をかえすと、この「汚れ」と「湿気」の2つさえ落とせれば、手入れはおおよそOKということ。次から紹介する方法を試してみてくださいね。
革靴を簡単に手入れするための道具は?
- 必須
- 拭き掃除用のクロス
- あると便利
- 木製のシューキーパー
最低限の手入れであれば、用意するのは「クロス」だけ。できるだけ目の細かいものが望ましいです。専用品でなくても、古着を切ってハギレにしたもので十分です。
シワや型崩れを防ぐための「シューキーパー」もあると便利。木製のものなら吸湿性があるので、湿気対策としてもすぐれていますよ。
簡単にできる革靴の手入れ方法は?
革靴の手入れはとってもシンプルで「クロスで乾拭きして干す」だけ。たった2ステップなので、1分ほどで完了します。
乾拭きする
表面の土ぼこりを取り除く。雨の日は、すき間に入り込んだ水滴までしっかり拭き取ること。
干す
風通しのいい場所で1日以上干して、完全に湿気を飛ばしたら完了。シューキーパーを使うと型崩れを防げる。
簡単なぶん、脱いだあとは必ず実践するのがポイント。
玄関の窓を開けるなどして、湿気が逃げやすい環境を整え、乾拭きして革靴をキレイに保ちましょう。
革靴の「簡単手入れ」の注意点はある?
ここで紹介した手入れの方法は、簡単だからこそ少し注意すべきポイントもあります。大切な革靴をキレイな状態のまま保つためにも、次の2点を踏まえて取り組んでくださいね。
毎日同じ靴を履かない
手入れをしているからといって、連日履いていいわけではありません。毎日履くと、汗などで湿った状態が続き、カビが発生しやすい環境になります。また、臭いや型崩れなどのトラブルも起こりやすくなります。
内側の湿気が抜け、履いたときのシワが取れるまでには1日以上かかるので注意しましょう。革靴は3足以上を用意し、毎日ローテーションさせて履き回すのがコツですよ。
月に1度は念入りに手入れする
もっとも注意してほしいのが、念入りな手入れが不要になったわけではないという点です。しっかり汚れや湿気を取り除いていても、表面が乾燥しカサカサになってしまうのは避けられません。
ひび割れなどのトラブルを防ぐためにも、月に1回はクリームなどを塗り込んであげましょう。こうすることで表面にツヤがある状態をキープできます。
覚えておきたい
革靴は「簡単手入れ」と「念入り手入れ」を組み合わせるのがコツ!
月に1回の念入り手入れには、汚れを取り除く「リムーバー」と栄養を与える「クリーム」、拭き取り用の「クロス」、「防水スプレー」を用意し、次の手順で進めます。
リムーバーを塗り込む
クロスにリムーバーを取り、革靴全体にまんべんなく塗り込む。
クリームを塗り込む
クロスにクリームを取り、同様にまんべんなく塗り込む。
放置する
1時間ほど待ち、クリームが革に浸透するのを待つ。
拭く
乾いたクロスで、表面のクリームを拭き取る。
防水スプレーをかける
防水スプレーをたっぷりとかけ、乾くまで待ったら完了。
この「念入り手入れ」と「簡単手入れ」を組み合わせれば、革靴が長持ちしますよ。
革靴の毎日の手入れは簡単でOK!
キレイに保ちたいとは思いつつも、疲れて帰ってきたあとだとしっかり手入れするのはむずかしいですね。
ふだんは「乾拭きして干すだけ」と簡単な手入れだけで大丈夫。月に1回、休日の時間のあるときにまとめてクリームを塗ってあげれば、元の美しいツヤを保てますよ。