赤ちゃんが生まれてまもないうちは毎日が手探り。洗濯物がいっぱい出ると「うまくこなすコツはあるのかな」「赤ちゃんに合わせた洗い方ってあるのかな…?」と気になることもありますね。
ここではベビー服の洗濯方法をご紹介します。赤ちゃんにあわせたやり方なら、安心して着させられますよ。
もくじ
ベビー服の洗濯はどうする?
基本的にはベビー服も大人物の洋服も洗濯方法は変わりません。洗濯機でまとめて洗ってOKです。
ただし、生後1年経つまでは洗い方に少し工夫が必要。生まれたての赤ちゃんの肌はとても繊細できめ細やか。大人の服についている添加物などがうつると、肌があれたりすることも。
ここでは基本的な洗濯方法と、1歳までで特に気をつけたいことを順番にご紹介します。
ベビー服の洗濯|基本の手順
- 必須
- 『アタック』などの液体洗剤
- 洗濯ネット
- あると便利
- 『ワイドハイター』などの酸素系漂白剤
- 『レノア』などの柔軟剤
最低限、洗濯洗剤があればOK。サイズが小さく、こまごましたアイテムが洗濯機のなかで散らからないよう、洗濯ネットを用意するとまとめやすくなりますよ。
ネットに入れたあとは普通に洗って大丈夫です。
洗濯ネットに入れる
靴下などの小さなアイテムはなくしやすいので、洗濯ネットに入れておく。
標準コースで洗う
洗濯機の表示にしたがって洗剤を入れ、洗濯する。
干す
脱水まで終わったら、風通しのいい場所で天日干しにして完了。
特別な洗い方が必要なのかと思いますが、基本的には洗濯機まかせで大丈夫です。
干すときはしっかり日光にあてて、紫外線で雑菌などを消毒しましょう。お日様のいい香りになりますよ。
ベビー服の洗濯|汚れがひどいとき
ベビー服にはミルクの吐き戻しやうんちの漏れなどで、ひどい汚れがついてしまうこともあります。
そんなときは軽く水洗いで汚れを落としてから洗濯機にいれると、キレイに落とせます。うんち汚れなどはバケツのなかで洗って、最後にトイレに流すといいですよ。
汚れは乾くと取れにくくなります。すぐに下洗いできない場合は、水を張った洗面器などにいれてつけおきしましょう。ある程度肌も強くなってきているなら、『ワイドハイター』などの酸素系漂白剤を使うとキレイにできますよ。
ベビー服の洗濯|大人と一緒の洗濯はいつから?
ここでは赤ちゃんの月齢別の洗い方のポイントをご紹介します。1歳になるまではいくつか洗濯で気をつけることがあります。どんな点かチェックしてみましょう。
0〜1ヶ月
新生児のベビー服の洗い方は、「洗剤選び」と「洗い方」にそれぞれポイントがあります。
洗剤選びでは「添加物の少ない洗剤を選ぶ」こと。界面活性剤の少ない「洗濯石鹸」や「蛍光剤無配合の洗剤」など、できるだけシンプルな成分の洗剤を選びましょう。柔軟剤も同様で、とくに香りが強いものはNGです。
また、洗い方では、ベビー服を「大人の服とは分けて洗う」のがコツ。化粧品や制汗剤など、知らないあいだに薬品などがうつるケースもあるので、はじめの1ヶ月は別々に洗うといいですよ。
1〜12ヶ月
徐々に赤ちゃんにも免疫力がついてきます。大人物の服と混ぜて洗っても大丈夫です。
ただし、大人物の洋服が「新品」だったり、「ひどい汚れがついた洋服」だったりするときは、別々に洗うのがおすすめ。新品の洋服には衣類の加工に使われる添加物がついている可能性があるため、ベビー服は別で洗った方がいいんです。
あとは「すすぎ」と「洗い」を徹底し、今まで使ったことのない柔軟剤などに交換する場合は量を少なめにするなど、少しだけ気を配りましょう。
12ヶ月(1年)〜
さきほど紹介した、基本的な洗濯方法で洗えばOK。大人物の洋服と混ぜて洗ってしまってかまいません。
ベビー服の洗濯|3つの注意点
ベビー服の洗濯をより上手にするために、次の注意点をおさえましょう。しっかり守れば、ベビー服の洗い上がりはバッチリ。赤ちゃんにとって着心地のいい服になります。
洗剤を入れすぎない
汚れをしっかり落とそうと思うと洗剤を多めに入れがちですが、これは間違い。洗剤を多く入れても洗浄力はさほど上がらないんです。むしろすすぎ残しがでやすくなり、着心地が悪くなってしまうので注意しましょう。ひどい汚れは下処理で落としてくださいね。
すすぎをしっかりする
洗剤が服に残らないよう、すすぎはしっかり行いましょう。最近の洗剤は泡切れがよくすすぎ1回コースに対応しているものも多いですが、しっかり2回すすぎましょう。
香りの強い柔軟剤は避ける
柔軟剤自体は使ってもかまいませんが、香りの強いものは赤ちゃんにとっては刺激になるかも。無香料やベビー服用の柔軟剤なども市販されているので、小さいうちはそれを使うのがいいかもしれません。
ベビー服の洗濯におすすめの洗剤3選
ベビー服用の洗剤や無添加の洗剤は多く市販されているので上手に取り入れてみましょう。
選び方は「赤ちゃんにとって不要なものが入っていないこと」。たとえば、蛍光増白剤という添加物は赤ちゃんには必要ありません。合成洗剤は使っても大丈夫ですが、好みにあわせて石鹸由来のものなどを選ぶといいですよ。
『アラウベビー』(サラヤ)
ベビー服にあわせて成分を調整した洗濯洗剤です。無添加の石鹸と天然のハーブが使われているので、繊細な赤ちゃんの肌にも安心。
洗剤だけでもふんわりと仕上がるので、柔軟剤を使わなくても大丈夫です。
『さらさ』(P&G)
蛍光増白剤や漂白剤などの添加物は使われていないので安心して使えます。酵素の働きで洗浄力が高く、つけおきなどが不要なのもうれしいポイントです。
『お肌のための洗濯用液体せっけん』(ミヨシ石鹸)
自然由来の成分で洗濯したい!というときは純石鹸でつくられた無添加の洗濯石鹸がおすすめ。液体なので溶け残りの心配もなく、使いやすいのが特徴です。
新品のベビー服は一度洗濯(=水通し)してから使う!
赤ちゃんがまだ着ていない新品のベビー服も、着させる前に一度洗濯するのがおすすめ。
これは「水通し」とよばれる作業で、新品の服についている「のり」を落としたり、汗の吸収をよくしたりする目的があります。
洗剤をいれる必要はないので、一度洗濯機で洗いましょう。これだけで、赤ちゃんにとって着心地のよい服になりますよ。
ベビー服の洗濯はむずかしくない!
赤ちゃんが生まれると、何から何まではじめてなので困ってしまいますね。
でも、ベビー服だからといって特別なことはほとんどありません。1歳になるまでは少し気を使いますが、基本的に洗濯機任せで十分。
赤ちゃんにあわせた洗剤などを選んでふんわりと洗い上げれば、赤ちゃんも気持ちよく着てるはずです。