布ナプキンの手入れの方法ってご存知ですか?使い捨てではないので、手入れをいかにラクしてキレイにできるかはとても重要なポイント。
そこで今回は、簡単にできる布ナプキンの洗い方をご紹介します。
布ナプキンを洗うときのポイントは?
布ナプキンは肌に直接ふれるものなので、身体にやさしい洗剤や道具を使うのがポイントです。
受け止めてくれた経血やおりものの洗濯はなんだか大変そう…と思ってしまいますが、それほど手間ではありませんよ。
一度道具を揃えてやり方を覚えてしまえばササッと洗えます。
布ナプキンを洗うのに必要なものは?
- 必須
- 固形石鹸
- セスキ炭酸ソーダ
- 洗面器
- あると便利
- 洗濯ネット
- 洗濯板
布ナプキンの洗濯は、最低限「固形石鹸」「セスキ炭酸ソーダ」「洗面器」の3つがあれば大丈夫です。
石鹸とセスキ炭酸ソーダは油分やたんぱく質の汚れを落とすのが得意。どちらもシンプルな素材から作られていて肌にやさしいので心配いりません。
布ナプキンの洗い方!
布ナプキンは基本的に手洗いで汚れを落とします。
予洗いする
石鹸を塗り込みながら、ぬるま湯で大まかな汚れを落とす。
つけおき液をつくる
洗面器に水を張り、セスキ炭酸ソーダ小さじ1〜2杯を溶かす。
つけおきする
つけおき液に布ナプキンを浸し、12時間ほど放置する。
すすぐ
軽くもみ洗いしながらすすぐ。洗濯板があると予洗いもすすぎもしやすい。
脱水
洗濯機で10〜20秒ほど脱水にかけるかタオルドライする。洗濯機で脱水する場合は洗濯ネットに入れるとよい。
天日干し
形を整え、日光があたるように干す。完全に乾かしたら完了。
つけおきは12〜24時間が目安。ちょっと時間がかかりますが、実際に手を動かす時間はそれほど多くありません。液につけておくだけで汚れがゆるみ、ラクに洗い流せますよ。
日光の紫外線には殺菌効果があるので、できれば晴れた日を選んでしっかり日光に当てて乾かしましょう。
布ナプキンを洗ってもシミが取れない…
布ナプキンは使っているうちに少しずつ取れないシミができてしまうものです。どうしてもキレイに落としたい場合は「粉末の酸素系漂白剤」を活用するのがおすすめ。
酸素系漂白剤とは、その名の通り酸素の力で汚れを分解・漂白するアイテムです。
つけおき液をつくる
洗面器にぬるま湯を張り、大さじ2杯ほどの酸素系漂白剤を溶かす。
つけおきする
布ナプキンをいれ、2〜6時間を目安につけおきする。
すすいで乾かす
キレイな水ですすぎ、先ほどと同じように洗濯機かタオルドライで乾かしたら完了。
酸素系漂白剤は少し水に溶けにくいので、少量のお湯で溶かしてから使うのがコツです。
酸素系漂白剤の有効成分である酸素は、6時間ほどで出切って効果を失います。身につけるときには、強い刺激はいっさい残らずなくなっていますよ。
布ナプキンの洗い方には注意点がある?
布ナプキンを洗うときはいくつか注意点もあります。よかれと思ってやったことが、汚れ落ちを悪くしてしまう場合もあるので、しっかり確認しましょう。
熱いお湯は使わない
熱いお湯を使うと汚れ落ちがよくなる気がしますが、これは要注意。経血などにはたんぱく質が多く含まれるので、40℃以上のお湯を使うと固まって落ちにくくなってしまうんです。
洗うときはぬるま湯か水を使うのがベスト。漂白剤を使うときも、温度が高くなりすぎないように注意しましょう。
柔軟剤は使わない
柔軟剤は繊維にコーティングをするので生地をやわらかくする働きがありますが、同時に吸水性が悪くなってしまいます。
柔軟剤を使わなくても十分やわらかく仕上がるので、入れなくても大丈夫ですよ。
塩素系漂白剤は使わない
ガンコなシミ汚れを取ろうと、塩素系の強い漂白剤を使いたくなるかもしれませんが、これは要注意。布ナプキンのなかに入っている防水シートを傷める可能性がある上、肌への影響がないとも言い切れません。
ムリして汚れを落とそうとせず、酸素系漂白剤でも落ちないシミはそのままにしましょう。
覚えておきたい
布ナプキンの洗う手間を省くひと工夫
布ナプキンの洗濯をラクにするには、外出先でのひと工夫が大切です。経血やおりものの汚れは一度乾くとこびりついてなかなか取れなくなってしまいます。
外出先で交換したナプキンは、ビニール袋などにいれてできるだけ乾燥させずにおうちまで持ち帰りましょう。
バッグのなかにスペアのビニール袋をいくつか準備しておくといいですよ。
布ナプキンの洗い方はつけおきがポイント
布ナプキンをはじめて使うときは、洗濯がうまくできるか不安になってしまうものです。
時間をかけてつけおきすれば汚れがしっかり分解できるので、ゴシゴシこする必要はありません。
一度洗い方を覚えてしまえば、あとは簡単。こだわりのナプキンも気持ちよく使えますね。