秋が旬の松茸。芳醇な香りとしっかりとした歯ごたえがおいしいですね。しかしすべて食べきれず、どう保存すればよいか迷うことも。高級な食材だからこそ、ていねいに保存して品質をキープして食べたいですね。

松茸を長持ちさせるには、正しく冷凍するといいですよ。今回は、松茸をおいしく冷凍する方法をご紹介します。

松茸は冷凍できる?保存期間は?

松茸

松茸は乾燥に弱く、あまり長持ちしない食材。風通しの良い冷暗所で1日ほどの保存期間です。

長持ちさせたいときは、下処理をしてから冷蔵庫に入れます。

石づきを落とし、清潔なふきんで汚れを拭き取れば、下処理は完了です。それからチルド室か野菜室で、密閉して保管します。日持ちは2〜5日ほど。

さらに長持ちさせるなら、食感は多少落ちますが冷凍保存しましょう。1ヶ月ほど保存がききますよ。

松茸の冷凍保存の手順は?

松茸

根元の石づきを包丁やナイフで軽く削ぎ取るようにして落としたら、土汚れや雑菌などの汚れを落とします。

水で濡らして絞ったキッチンペーパーで拭き取るのが基本です。

それだけだと心配なときは、ボールに水か塩水を張り、松茸をつけて指先を使ってていねいに洗いましょう。できるだけサッと手短にするのがポイントです。

香りや風味が落ちるので流水では洗うのはNG。土がこびりついているときは竹串などでやさしく取り除きましょう。水分はペーパータオルなどでしっかり拭き上げます。

新聞紙やキッチンペーパーなどで包んだら、空気に触れないようラップで包み、冷凍用保存袋へ入れましょう。

解凍するときは、半解凍にするのがおすすめです。完全に解凍すると、うまみ成分や水分を含む「ドリップ」まで流れ出てしまうので、凍ったままで調理してくださいね。

薄切りにしてから保存してもOK。調理時間が短縮できて便利ですよ。

松茸を冷凍保存するときの注意点は?

注意 ポイント コツ

古くなった松茸は、おいしさを感じる成分のアミノ酸が有毒物質に変わってしまいます。

下痢や嘔吐の症状を引き起こすこともあるので、冷凍するときは新鮮なものを使いましょう。

また黒や青のカビが生えている場合は、表面だけ削っても奥深くまで侵食していることもあるので、食べるのを控えたほうが安心です。

松茸の冷凍保存を利用して料理を楽しもう

松茸

松茸は冷凍すると日持ちしますよ。食感が変わってしまうので丸ごと使うのには向きませんが、松茸ごはんや茶碗蒸しなど、凍ったままでも手軽に調理できて便利ですよ。ぜひこの機会に松茸の冷凍方法を覚えてくださいね。