もち米やうるち米などを餡で包む「おはぎ」。甘くて、もっちりとした食感が楽しめる和菓子ですね。しかし傷みやすいため、食べきる前に腐ってしまうなんてことも。
おはぎは冷凍すると長持ちします。食べきれないときなど、早めに冷凍しておけばムリなくおいしく食べ切れますよ。
今回はおはぎの冷凍保存についてご紹介します。
おはぎは冷凍できる?保存期間は?
おはぎは常温保存するのが一般的ですが、冷凍保存も可能。
0~3℃の環境に置いておくと傷みやすいため、冷蔵室での保存は向きません。気温が高いときなどは、野菜室か冷凍室で保存しましょう。
基本的には半日〜1日ほどしか日持ちしませんが、冷凍保存では1ヶ月ほどと長持ちしますよ。
冷凍するともちもちとした食感は多少失われてしまいます。適した方法で冷凍して、できる限りおいしく保存してくださいね。
また、次のような場合は傷んでいる合図。保存期間以内であっても食べないほうが安心ですよ。
・カビが生えている
・糸がひいている
・ぬめりがある
・水っぽくなっている
・酸っぱい味がする など
おはぎの冷凍保存の手順は?
1つずつラップで包んだら、保存袋に入れ、金属製のトレーの上にのせて、冷凍しましょう。
手作りの場合は、ごまやきなこなどをつけずに保存するといいですよ。
解凍するときは、冷蔵室へは入れないで、常温での自然解凍が◎。ごまなどは解凍後にかけてくださいね。
おはぎを冷凍保存するときのポイントは?
ニオイ移りに注意
おはぎは臭いが移りやすい食べ物。ラップで包んだあとにアルミホイルを巻いて、ニオイ移り対策をするのがおすすめです。保存袋を二重にしてみてもいいですね。
急速冷凍する
冷凍保存するときは、急速冷凍するのがポイント。短時間で凍らせるとおはぎの風味を保ちやすくなります。金属製のトレーに置くと、効率よく冷凍できるのでおすすめです。
密封して冷凍する
おはぎは、外気に触れた状態で保存すると、賞味期限内であってもすぐに傷んでしまいます。ラップでしっかりと包んで空気を抜いて密封しましょう。酸化するのを防いで、おいしく保存できますよ。
素手で作らないようにする
手作りする場合は、素手で作るのはNG。手にはいろいろな雑菌がついていて、繁殖する恐れがあります。雑菌は食中毒の原因にもなるので、注意してくださいね。
おはぎの冷凍保存を利用して料理を楽しもう
おはぎは冷蔵保存には向いていませんが、冷凍すると長持ちします。解凍後にきなこや黒ごまなどを足して、味を変えながらおいしく食べきりましょう。正しいやり方で冷凍すると、柔らかいままのおはぎが食べられます。ぜひこの機会に賞味期限と保存方法を覚えてくださいね。