梨といえば、甘くてみずみずしいフルーツ。たくさん買いすぎてしまい、保存方法に悩むこともありますよね。
そこで今回は、梨の保存についてご紹介します。
梨はどう保存するのが正しい?保存期間は?
梨はデリケートで傷みやすく、あまり長持ちしない果物。水分をたっぷりと含んでいるので、乾燥するとすぐに鮮度が落ちてしまいます。購入したらできるだけ早く食べる方がおすすめです。
梨をすぐに食べないときは冷蔵保存をします。
常温でも保存ができますが、2〜3日しか日持ちしないので、冷蔵室へ入れた方が安心ですよ。
丸ごと冷蔵保存すれば7〜10日ほど日持ちします。カットしたものは断面から酸化していくので、2日ほどの日持ちです。
長持ちさせたいときや、たくさん買いすぎて食べきれないときは、冷凍保存をしましょう。1ヶ月ほど保存できます。
冷凍すると、梨本来のシャキシャキとした食感は失われます。味や香りが落ちるので、シャーベットやピューレ状にしたり、ジャムにしたりして食べるといいですよ。
梨の保存方法|①常温保存のやり方
常温で保存する場合は、乾燥を防ぐために梨を1つずつ新聞紙で包みます。
ビニール袋やジップ付きの袋に入れて、日光の当たらない涼しい場所で保存しましょう。
食べる1時間ほど前に冷蔵室で冷やしておくと、おいしく食べられますよ。
カットしたものは常温では保存できません。冷蔵保存または冷凍保存をしてくださいね。
梨の保存方法|②冷蔵保存のやり方
丸ごと保存する場合
冷蔵庫で保存する場合も、乾燥に注意が必要。
梨は洗わず、ペーパータオルで1つずつ包み、その上からラップで包みましょう。ポリ袋に入れて口を閉じ、野菜室へ入れたら完了です。
ポリ袋には、梨を複数入れてもOK。このとき、梨のヘタを下向きにしておくのがポイントです。
梨は上部から呼吸するので、ヘタを下向きにすることで呼吸が抑えられ、鮮度が落ちるのをゆるやかにしてくれるんですよ。
2〜3日に一度は梨の状態をチェックして、ペーパータオルが湿っている場合は新しいものと交換してくださいね。
カットしたものを保存する場合
カットした梨は2日ほどしか持ちません。変色を防ぐために塩水やレモン水にくぐらせてから保存します。
それから密閉できる袋や容器に入れて、冷蔵室の野菜室で保存しましょう。
梨の保存方法|③冷凍保存のやり方
冷凍保存の場合、梨をくし形切りにして皮をむき、芯も取り除いておきます。
数個ずつラップでぴっちりと包んでから、冷凍可能なジッパー付き保存袋に入れて、冷凍室で凍らせましょう。
金属トレイなどの上に置くとスピーディに凍らせることができます。急速冷凍は食材の鮮度を落とさないためのポイントなので、ぜひ取り入れてみてくださいね。
冷凍した梨は本来の食感には戻りませんが、常温で約15分ほどおくと半解凍状態になり、シャーベットのような味わいを楽しめます。さらに同程度の時間をおけば、とろりとしたコンポートのような食感になりますよ。
時間はあくまでも目安なので、暑い時期はもっと早く溶けることも。数分ずつ様子を見ながら解凍してくださいね。
梨の使用方法にあわせて保存しよう!
水分たっぷりの梨は、乾燥させないように注意して保存しましょう。すぐに食べないのであれば、冷蔵保存や冷凍保存をすれば長持ちしますよ。
ポイントや注意点を踏まえて正しく保存して、おいしく梨を食べましょう。