ジューシーな果肉と甘味が人気の桃ですが、直接手で触ってはいけないと言われるほどデリケートなのが特徴。間違った切り方やむき方をしてしまうと、果肉が無駄になってしまいます。
今回はそんな桃を上手に切る方法についてご紹介します。
もくじ
桃の切り方|切る前に産毛を落としておこう
桃の表面には細かい産毛が生えています。この産毛が切ったときに果肉についてしまうと、食べたときに違和感を感じることも。
桃を切る前に、ボウルに水を張って桃を優しく手で洗い、産毛を落としておきましょう。
桃の切り方|くし切りがおすすめ
桃の皮と種をきれいに取り除くには、串切りにするのがおすすめです。
外側の甘い部分と種周辺の酸味がある部分がまんべんなく行き渡り、おいしく食べられますよ。
さらに見栄えもいいので、おもてなしのときにもぴったりです。
桃の切り方|くし切りの手順
種を外す
串切りにするには、まず種を取り外していきます。桃の割れ目に沿って刃を入れ、種に当たったら刃を止めて桃を1周させます。
1周切り目が入ったら、桃を両手で持ち、右手と左手をそれぞれ反対側に回してひとひねり。片方に種がつき、きれいに真っ二つになりますよ。
さいごに種をスプーンなどでくり抜きましょう。うまくできないときは、ナイフを種と果肉の境目に入れて切り離してもOKです。
くし切りにする
種を取り除いたら、切り口を下にして置き、放射線状に8等分にカットしてくし切りにします。
皮をむく
くし切りにした桃を皮を下にしてまな板の上に置いたら、ナイフを持つのとは反対の手で支えるように持ちます。
ナイフをまな板と平行になるように倒して、皮と果肉の間に刃を入れ、果肉を傾けるように動かしながら刃を動かしましょう。これで完成です!
桃の切り方|湯剥きしてから切っても
丸ごと桃を使用したいときや、他の形にに切りたいときには、「湯剥き」という方法で丸ごと皮を剥くこともできます。
桃全体が浸かるくらいのお湯を沸騰させ、そこへ10秒ほど入れ、おたまなどで桃を引き上げたらすぐに氷水で冷やします。
十分冷えたら、手で皮を剥きましょう。加熱することで皮が剥けやすくなり、力を加えずに剥きやすくなりますよ。
うまく剥けないときは、軽く切れ目を入れてから剥くとうまくいきますよ。
桃の切り方|注意するポイントは?
桃は果肉がやわらかいので、とにかく潰さないようにていねいに扱うのがポイント。
完熟していると、品種によっては手でも剥けますが、できればナイフを使って皮を剥くようにしましょう。
また、一度切った桃は変色しやすいので、切ったらすぐに食べ切るようにしてください。
桃の切り方を覚えておいしく食べよう
桃は他のフルーツに比べて少しデリケートで扱いにくいですが、慣れれば手早く切ることができるようになりますよ。
また、桃は冷やしすぎると味が落ちてしまうので、食べる直前に冷やすのがおすすめです。保存方法などについては、下記の記事も参考にしてみてくださいね。