レシピのなかで材料や調味料の分量が「10グラム」と記載されていたら、キッチンスケールを使ってはかりますよね。しかし、キッチンスケールが手元にないと...。

そんなときは大さじで大まかな分量をはかれますよ。調味料によって重さは違いますが、大さじ1杯あたりの重さがわかれば、10グラムのおおよその見当がつけられます。

今回は10グラムが大さじでどれくらいになるのかを調味料別で説明します。

大さじで10グラムをはかれる?

計量スプーン 大さじ 小さじ

重さをはかるのはキッチンスケールの役割で、大さじは15cc(ml)の体積をはかる道具です。大さじ1杯あたりの重さは調味料で違うため、大さじで重さをはかることはできません。

しかし調味料ごとに大さじ1杯あたりの重さがわかれば、それを元におおまかな重量がわかりますね。

それぞれの調味料10グラムが、大さじで何杯くらいになるのかチェックしましょう。

10グラムは大さじ何杯くらい?調味料別にチェック

米びつ 収納 調味料

調味料によって大さじ1杯あたりの重さは違います。くわしくは「大さじ・小さじの計り方」の記事をご参照ください。

10グラムあたりが大さじ何杯分になるのかを一覧にしたので参考にしてください。調味料によっては大さじ1杯で10グラムを超えてしまうため、1杯よりも少なくなりますよ。

液体調味料の重さ

● 水 10g(グラム)=大さじ3分の2(小さじ2杯)
● 酒 10g(グラム)=大さじ3分の2(小さじ2杯)
● 酢 10g(グラム)=大さじ3分の2(小さじ2杯)
● 醤油 10g(グラム)=大さじ2分の1
● みりん 10g(グラム)=大さじ2分の1
● 油 10g(グラム)=大さじ4分の3

粉末状調味料の重さ

● 上白糖 10g(グラム)=大さじ1
● グラニュー糖 10g(グラム)=大さじ4分の3
● あら塩 10g(グラム)=大さじ3分の2(小さじ2杯)
● 食塩 10g(グラム)=大さじ2分の1
● 小麦粉 10g(グラム)=大さじ1
● 片栗粉 10g(グラム)=大さじ1

ペースト状調味料の重さ

● 味噌 10g(グラム)=大さじ2分の1
● バター 10g(グラム)=大さじ4分の3
● マヨネーズ 10g(グラム)=大さじ3分の2(小さじ2杯)
● ケチャップ 10g(グラム)=大さじ3分の2(小さじ2杯)

メーカーや製法によって同じ調味料でも重さが異なることがあります。また、はかり方も感覚的なところがあるので、大さじだけで10グラムを正確に入れることはできません。

大さじだけで30グラムをピッタリはかるのは難しいので、あくまでも目安として考えてください。

30グラムをはかるための大さじの正しい使い方

塩 小さじ すりきり

ぞれぞれの調味料の30グラムを大さじだけで換算するとなると、計量スプーン自体を正しく使えないと分量がズレてしまいます。大さじで2分の1や3分の2、4分の3をはかる方法を紹介します。

液体調味料をはかる

大さじ2分の1にするときは、スプーンの底から3分の2の高さまで入れます。だいたい7割くらいまで入った状態が大さじ2分の1です。

大さじ3分の1なら、スプーンの底からちょうど半分くらいの高さが目安。3分の2であれば、スプーンのフチの高さから2mm下くらいを目安にしてください。

大さじ4分の1は、スプーンの底からフチまでの高さの半分より1mmくらい下で、4分の3ならスプーンのフチの高さから1mm下くらいになります。

粉末調味料をはかる

粉末をはかるときは、最初に大さじ1杯をはかります。「すりきり」してスプーンのフチの高さで平らにならした状態が大さじ1杯です。

そして、ヘラなどを使って真ん中から2等分し、それをもう一度半分にすれば4等分になります。いらない部分を払い落とせば、2分の1や3分の2、4分の3をはかれます。

大さじだけを使って10グラム分をはかるのはむずかしいですが、目分量で入れるよりは精度が高くなるのでぜひ参考にしてくださいね。