ふきは独特な風味とシャキシャキとした歯ごたえがおいしいですよね。味噌漬けやしょうゆ漬けだけでなく、ペペロンチーノなどの洋食に使ってもおいしく食べられます。しかしアクが抜けにくいので、渋みが残ってしまうことも。
そこで今回は、ふきの下茹でについてご紹介します。正しいやり方でおいしくふきを調理してくださいね。
ふきの下茹でに必要な材料は?
ふきは、食べるまえに下茹でをします。ふきを効率よく下茹でするには、大きめのフライパンを使うのがポイントです。
下茹でをするときに必要なものは次のとおり。
・ふき…1束(500g前後)
・塩…大さじ2杯(約30g)
・直径が大きいフライパン
・菜箸
・ボウル
・包丁
・まな板
ふきの下茹で方法は?茹で時間はどのくらい?
ふきは葉と茎の性質が異なるので、切り分けて下茹でします。茎の中でも上と下で固さが異なるので、切り分けて茹で時間を調整しましょう。
ふきの下茹で|茎の茹で方
ふきの茎をフライパンの直径よりも少し短めにカットしたら、まな板の上にのせて、大さじ2杯の塩をふって板ずりします。こうすることでアクが出て、茹で上がったときにキレイな色味になりますよ。
フライパンでお湯を沸かし、そこへふき同士が重ならないように入れ、7~8分ほど茹でます。太い下の部分から先に入れて、1分後に細い部分を入れ、茹で時間を調整しましょう。
透明な翡翠色になれば、茹で上がりのサインです。
茹で上がったら、たっぷりの水に10分ほどさらしておきます。途中、水がぬるくなってきたら交換し、芯までしっかり冷やしましょう。
冷めたら皮を一周分剥いておきます。
それからふきと水を保存容器に入れ、そのまま冷蔵室で一晩置いておきましょう。アクが抜けて食べやすくなりますよ。
ふきの葉の下茹で|葉の茹で方
ふきの葉は、茎よりもアクが強いです。旬の始まりから中旬の4~5月あたりは、念入りに下茹ですればおいしく食べられますが、6月になるとアクがさらに強くなるので、食用には向きません。
食べるときは収穫時期にも注目してくださいね。
葉を下茹でするときは、まず沸騰したお湯で30秒ほど茹でます。
それから、新たにお湯を張り、もう一度30秒ほど茹でましょう。これをあと2回繰り返します。
茹で上がったら、たっぷりの水にさらします。水がぬるくなってきたら交換してくださいね。
ふきの下茹でのポイントは?
下茹でするときのポイントは、しっかり沸騰したお湯で茹でて冷たい水でしめること。キレイな色をキープできますよ。
また、ふきのアクは日が経つごとに強くなるので、必ず購入したその日のうちに下茹でするようにしましょう。
ふきを正しく下茹でして、風味を味わおう!
ふきはアクの強い食材ですが、しっかり下茹ですれば余分なアクが抜け、豊かな風味を味わえます。アクが強い葉も、きちんと処理すればおいしく食べられますよ。ふきを正しく下茹でして、春の味覚を楽しんでくださいね。