洗面台にいつのまにか現れる黒ずみ。蛇口のまわりや排水口の周りによく見られ、スポンジで擦ったくらいでは落ちませんよね。
普段の掃除では落ちにくい黒ずみはどうして現れるのでしょうか。また、どうやって掃除すればいいのでしょうか。
今回は、洗面台に現れる黒ずみを掃除する方法を紹介します。
もくじ
洗面台にできる黒ずみはなぜ落ちにくい?
洗面台では日々、手を洗ったり、歯を磨いたり、化粧を落としたりをしていますよね。そのときに皮脂汚れや食べカス、洗剤・化粧の成分などが流れ込んでいます。
こうした汚れがついただけなら、スポンジで軽くこすればキレイに落とせます。
しかし、洗面台の黒ずみがやっかいなのは、こうした汚れが「水垢」と混じり合っているからなんです。
水垢は落ちにくい汚れの代表格で、水道水のミネラル成分だけが残って石のように固まってできます。この水垢が蓄積されていくなかで、様々な汚れが混じり合い、いつの間にか黒ずみとなって現れてくるんです。
洗面台の黒ずみを掃除する方法は?ハイターが効く?
洗面台の黒ずみを落とす方法はいくつかありますが、今回は代表的な方法を3つ紹介します。
一つは「ハイターなどの塩素系漂白剤で漂白する方法」。次に「クエン酸を使って水垢をふやかして落とす方法」、最後に「クレンザーで削り落とす方法」です。
以下でそれぞれのやり方を紹介するので、取りかかれそうなものから始めてみてくださいね。
ハイターなどの塩素系漂白剤で漂白する
『キッチン泡ハイター』や『カビキラー』など、泡タイプの水回り用の塩素系漂白剤を使います。
塩素系漂白剤は汚れを漂白・洗浄する作用があり、黒ずみを漂白して落とすことができます。汚れに吹き付けて5分〜30分ほど放置して、水で洗い流しましょう。
できて間もない黒ずみであればこれだけでキレイになります。
ただ、頑固な黒ずみは塩素系漂白剤をかけただけでは落ちません。水垢と様々な汚れが積み重なってできた汚れは漂白しきれないからです。
固い石のような水垢自体を取りきらないと落とすことができません。そこで、塩素系漂白剤で落ちない黒ずみは、下記に紹介するクエン酸かクレンザーを使って掃除してください。
クエン酸を使って水垢をふやかして落とす
水垢はアルカリ性の性質をもつ汚れなので、酸性の性質をもつクエン酸を使うと中和されてやわらかくなります。
水200mlに、クエン酸小さじ1を溶かし、空のスプレーに入れればクエン酸水の完成。これを洗剤のように黒ずみに吹き付けて数分放置したあと、固めのスポンジなどで擦り落としてください。
頑固な黒ずみはクエン酸水が浸透しやすいように、ラップなどで覆うと効果的です。
クエン酸水を使うときに注意してほしいのが、塩素系漂白剤とは併用しないこと。酸性の物質と塩素系漂白剤が混ざると人体に有害なガスが発生してとても危険だからです。先にハイターなどで掃除したときはすぐにクエン酸は使わず、後日取り組むようにしてください。
クレンザーで削り落とす
研磨成分の入ったクレンザーを使って、黒ずみの元となる水垢を削り落とす方法もあります。
『ジフ』や『ハイホーム』など研磨剤入りのクレンザーを雑巾に取り、黒ずみを直接こすりましょう。クルクルと円を描くように細かく動かすと少しずつ削り落とすことができます。
洗面台の黒ずみを予防するには?
洗面台の黒ずみを予防するには、「水垢ができないようにすること」と「汚れをためないこと」が大切です。
普段から洗面台を使ったら、スポンジや布巾を使って汚れを拭き取りましょう。特に黒ずみができやすい蛇口の付け根や周り、排水口の周りは念入りに拭き取ってください。
洗面台の水気を切り、汚れを落としてさえいれば黒ずみができにくくなります。
また、黒ずみがひどくなる前に定期的にクエン酸水やクレンザーを使ってちょっとした水垢自体を落としておくのも有効ですよ。
洗面台の黒ずみを予防するなら、普段からちょっとした掃除の手間をかけてあげましょう。
洗面台の黒ずみを掃除して清潔に保とう
白を基調とした洗面台に黒ずみができると目についてしまいますよね。
黒ずみができたときにできるだけ早く掃除することも大切ですが、黒ずみができるのを防ぐことのほうが重要です。
普段から掃除を心がけるのは手間がかかると感じるかもしれません。しかし、黒ずみができてしまってから掃除する手間を考えると、普段から水滴や汚れを拭き取る手間は微々たるもの。ぜひ普段から気軽に掃除する習慣を身に着けてくださいね。