さまざまな種類のものが売り出されている掃除機。売り場に行くと種類がありすぎて、「どれがいいんだろう…」と迷ってしまいますね。でも、安くはない買い物なので、自分にあった使い勝手のいい掃除機を選びたいもの。
そこで今回は掃除機の種類の違い、選び方などについてご紹介します。
掃除機にはどんな種類がある?
さまざまな種類がある掃除機ですが、大きく5つの型に分類できます。一言でいえば、それぞれ以下のような特徴があるんです。
② サイクロン式掃除機…吸引力が落ちにくいタイプ
③ スティック型掃除機…ボディがスリムで機動力が高いタイプ
④ ハンディ型掃除機…スティック型よりさらにコンパクトなタイプ
⑤ ロボット型掃除機…自動で動き回ってお掃除するタイプ掃除機の選び方のポイントは?
掃除機にどんな種類があるかはわかりましたが、選ぶときは吸引力や小回りの利きやすさなど、自分のおうちに必要な機能がそなわっているかが気になりますよね。
それぞれの特徴を活かしながら使うと、生活スタイルにあったタイプを選べますよ。
衛生的に使いたいなら「紙パック型」
小さい子供がいるととくに気になるハウスダスト。掃除機でしっかりお掃除できても、ゴミ捨てで舞い上がっては意味がありませんよね。紙パックタイプは、ゴミが飛び散ることなく捨てられるのでとても衛生的。気になる吸引力もこまめに紙パックを交換していれば問題ありません。
クリーンな排気がいいなら「サイクロン型」
掃除機をかけていたらイヤなニオイがした、なんて経験はありませんか?それは吸い込んだ空気がたまったゴミのなかを通って出てくるからなんです。サイクロン型は、遠心力によって空気とゴミを分離させ、空気のみを外に出します。こまめなお手入れは必要ですが、いつでもクリーンな排気を保てますよ。
階段や段差が多いおうちは「スティック型」
階段や段差があって、移動をこまめにしなければならないおうちなら、コンパクトで軽く、持ち運びのしやすいスティック型がおすすめ。コンセントの差し替えが多くて面倒な人は、コードレスタイプを選ぶといいですよ。ただしコードレスタイプは充電式で稼働時間が限られるので、一度に長時間お掃除したい人は注意しましょう。
収納や車の中を掃除するなら「ハンディ型」
せまくて掃除機を持って入りにくいウォークインクローゼットや車の中などに使いたいなら、ハンディ型がおすすめです。スティック型よりも小さなボティで、片手でもスイスイ動かせます。広範囲のお掃除には向きませんが、ソファや窓のサンにも使えて、すみずみまでピカピカにできます。
留守にしがちなら「ロボット型」
共働きのおうちは頻繁に掃除機がかけられないので、ロボット型に任せるのも1つの方法です。家を出るときにスイッチオンすれば、自動で動いて帰るまでに床をキレイにしてくれます。床にものがあると障害物になってお掃除できないので、こまめな片付けは必要です。
掃除のギモン
布団クリーナーって必要なの?
掃除機の売り場には布団用の掃除機が販売されているので、買ったほうがいいのかな?と考えている人もいるかもしれません。
布団にはホコリやハウスダストがついているので、定期的に掃除機をかけたいところですが、普通の掃除機ではなかなかむずかしいもの。布団専用のクリーナーはコンパクトでスムーズに動かせるので、おすすめのアイテムです。
ただ、普通の掃除機やハンディタイプの掃除機でもヘッドを変えれば布団に使うこともできます。ほかで代用できないかも踏まえて、必要かどうかを判断してくださいね。
掃除機を選ぶときはヘッドブラシにも注目
掃除機の種類を決めたらさっそくアイテム選びといきたいですが、実は掃除機のT字型のヘッド部分にも違いがあるんです。
ヘッド部分には、ゴミをかき出す役割がありますが、その強さによって3タイプに分けられます。お掃除したい床の形状にあわせて選ぶのがポイントです。
モーターブラシ(かき出す力…強)
ヘッドに内蔵されているブラシを、モーターで回転させて、強い力でゴミをかき出すタイプ。毛足の長いじゅうたんやペットがいるおうちにぴったりです。モーターがあるのでヘッド部分が重く、操作しづらいですが、最近では小型化していて、小回りがきくタイプもありますよ。
タービンブラシ(かき出す力…中)
掃除機の吸引力を利用してブラシを回転させるタイプ。モーターが入っていないのでお値段が安く、軽くて動かしやすいですが、モーターほどのかき出す力はありません。しっかりお掃除したいならモーターブラシがいいですが、フローリングや畳をお掃除するだけならタービンブラシでも大丈夫です。
回転ブラシ無(かき出す力…弱)
ブラシは回転せず、床の表面を擦ってかき出すタイプ。髪の毛が絡まりにくくお手入れがラクなメリットはありますが、カーペットや畳などの床には物足りません。フローリングだけならゴミは取れますが、溝のホコリは取りにくいので、ほかの2タイプから選ぶのがおすすめです。
種類別で選ぶ掃除機のおすすめ
掃除機の種類とブラシを決めたら、さっそく掃除機選びに入りましょう。今回は、種類別におすすめの掃除機を紹介するので、自分のおうちにぴったりなアイテムを探す参考にしてくださいね。
紙パック式掃除機のおすすめ
●『Jコンセプト 紙パック式掃除機 MC-JP520G』(パナソニック)
小型・軽量化にこだわった紙パック式掃除機。片手で本体を持ちながらでもラクにお掃除できます。ヘッドにはLEDのライトがついていて、棚やベッド下のホコリも見えやすく、すみずみまでのお掃除をアシストします。
- 税込価格
- 62,218円
- サイズ
- 19.5 × 38.3 × 19.1cm
- ブラシ
- モーターブラシ
サイクロン式掃除機のおすすめ
●『サイクロンクリーナー トルネオV VC-SG512』(東芝)
サイクロンで分離させたゴミを1/5の大きさに圧縮する掃除機。ホコリの舞い上がりを防げます。付属するノズルの種類も豊富で、高い場所や布団などのお掃除にも活用できますよ。
- 税込価格
- 33,920円
- サイズ
- 32.2 × 22 × 26.7cm
- ブラシ
- モーターブラシ
スティック型掃除機のおすすめ
●『ダイソンv8 fluffy』(ダイソン)
吸引力でおなじみ「ダイソン」のスティック型掃除機。最長40分も運転でき、パワーも落ちません。運転音が静かで、夜間や子供が寝ているときでも安心してお掃除できますね。
- 税込価格
- 42,100円
- サイズ
- 13.5 × 33.3 × 21cm
- ブラシ
- モーターヘッド
ハンディ型掃除機のおすすめ
●『紙パックレス式ハンディクリーナー MC-B20JP』(パナソニック)
抗菌加工をほどこしたノズルで、清潔に使えるハンディクリーナー。コンパクトで小回りがききます。専用台に置くだけで急速充電できるのもうれしいですね。
- 税込価格
- 8,508円
- サイズ
- 12 × 29.7 × 15.2cm
- ブラシ
- モーターブラシ
ロボット型掃除機のおすすめ
●『eufy RoboVac 11』(eufy)
強化ガラスカバーで、高級感のあるデザインのロボット型掃除機。高品質なバッテリーを内蔵していて、買い替えの頻度が少なく経済的です。稼働時の音が静かで、テレビを見ながらでも使用できます。
- 税込価格
- 24,800円
- サイズ
- 33 × 32.6 × 7.8cm
- ブラシ
- -
ポイント
掃除機を買う前に店頭に行って試すのがおすすめ
掃除機を選ぶときは、できるだけ店頭に行って実際に試してから購入するのがおすすめです。
掃除機の音の大きさや動かしやすさは、使ってみなければわからないもの。
ネットでどのアイテムがいいか目星をつけてからお店に行くと、効率よく選べますよ。
自分にあった掃除機で家事をもっと楽しく・ラクちんに
掃除機は一度買ったら何年も使うことになるので、自分の生活スタイルにあった使いやすいものを選びたいもの。
普段の生活を振り返ってみて、「あんなところ不便だった」「こういうふうに掃除できたらいいのに」といったポイントを考えながら掃除機を選ぶのもいいですね。
使い勝手のいい、お気に入りの1台を見つけて、日々の掃除を楽しく・ラクちんに変えていきましょう。