お部屋にモノがあふれて困っていませんか?すでに収納がいっぱいだけど、これ以上どうしたらいいの…と思いますよね。
そのお悩みは、「デッドスペース」の活用で解決できるかもしれません。
ここではおうちのデッドスペースを収納として有効活用する方法をご紹介します。
デッドスペースとは?
おうちのなかで有効活用できていない空間を指して「デッドスペース」と呼びます。
うまく活用できていないデッドスペースは、おうちのなかにたくさんあります。そもそも「活用できる」とすら思っていない場所も多いので、ふだんはなかなか意識が向かないかもしれません。
次からデッドスペースになりやすい場所を紹介するので、おうちのなかを見渡してムダになっていないかをチェックしてみましょう。
デッドスペースはどこにある?
デッドスペースは有効活用できていない場所なので、まずは「空いているスペースがないか」という視点で部屋を見てみるといいですよ。
壁
一番盲点になりやすいのが「壁」。広々とした壁は使い方しだいで収納場所として活用できます。
リビングなどで壁面収納をつくるのもいいですし、キッチンやクローゼットなど、狭くて収納物がいっぱいある場所で探してみるのもおすすめです。
棚や引き出し
棚や引き出しをすでに使っている人は多いと思いますが、実はここにもデッドスペースがあります。高さや奥行きを活かして2段にしたり、前後の収納にしたりすれば収納力は大幅アップ。
キッチンの食器棚やリビング雑貨をしまう引き出しなど、うまく空間が使えていない場合が多いので見直してみましょう。
家具や家電のまわり
家具や家電のまわりにも、デッドスペースがあるかもしれません。上や下、横の隙間など、よく見ると物を置けるようなスペースがあります。
キッチンでは冷蔵庫やレンジまわり、リビングではソファやテーブルの下などを収納スペースに使っているおうちも多いですよ。
デッドスペースを収納に活用するには?
デッドスペースを収納場所にするには、次の3つのアイテムを使います。100均でかんたんに手に入るアイテムなので、いくつか用意しておくといいですね。
① フック
フックを使えば壁などの「垂直な面」が収納スペースに変わります。
シールタイプや磁石タイプ、吸盤でくっつくタイプ、S字フックなど、いろんな種類が販売されているのでスペースにあったものを選びましょう。
② つっぱり棒
つっぱり棒は家具と壁のすき間や棚のなかなど「幅の狭いすき間」を収納場所にできます。
フックと組みあわせて吊り下げ収納にしたり、壁と壁のあいだに2本渡して即席の棚板として使ったりできますよ。
③ ワイヤーネット
収納量を大きく取りたいときはワイヤーネットを使うのがおすすめ。
壁面につけてS字フックをかければ、マス目のそれぞれに吊り下げ収納がつくれます。
デッドスペースを収納に使うアイデア!
デッドスペースになりがちな場所と、使いやすいアイテムを紹介しました。
ここではそれらのデッドスペースを活用した具体的なアイデアをご紹介します。
キッチン
キッチンのデッドスペースには「フックを多用する」のがおすすめ。
コンロ近くの壁につっぱり棒をわたしてフックを付ければ、キッチンツールなどが取り出しやすい収納がつくれます。
また、冷蔵庫の側面などもデッドスペースになりがち。シールや磁石タイプのフックをつけ、ワイヤーネットを取りつけると広いスペースを確保できますよ。
クローゼット
クローゼットは空中収納をつくるため「つっぱり棒」を使うのがコツ。
ハンガー収納の下半分にスペースができていれば、つっぱり棒を渡してフックをつけましょう。即席のカバン掛けに早変わり。強力なものならハンガーかけとしても使えますよ。
また、近くに空いた壁があればワイヤーネットを取り付けてアクセサリー収納にするのもいいですよ。
リビング
リビングでは家具まわりがデッドスペースになりがちです。
テーブル下につっぱり棒を2本渡せば、かんたんにティッシュ置き場がつくれます。
すのこなどが余っていたら、ソファの下に置いて雑誌やリモコン収納用の台としておくのもいいですよ。
デッドスペース収納に便利なアイテムは?
デッドスペースを収納に活かすには、100均以外のアイテムももちろん活用できます。強度もしっかりしたものが多いので、重いものでも安心して収納できます。
『突っ張り棚』(平安伸銅工業)
強力なつっぱり棒を4本連結させてつくった突っ張り棚。トイレの壁にわたして使えば、洗剤やトイレットペーパーのストック収納に活用できます。
『戸棚下ラック』(YOMYM)
吊り戸棚下の段に使えるラックです。これまで収納に使えていなかった空間にアイテムを収納できます。ワイヤー素材でつくられているので、フックをかけても使えますよ。キッチンや洗面所などいろいろな場所で活躍してくれます。
『ラック スペースユニット』(アイリスオーヤマ)
洗面台や洗濯機横などにわずかなすき間があれば、薄型ラックを活用しましょう。化粧品やドライヤー、洗濯用品の収納に重宝しそうですね。
整理整頓のコツ
デッドスペースを活用してもモノを収納しきれないときは?
デッドスペースを収納にしても収まらないときや、雑多に見えてしまうときは収納に対してモノが多すぎるのかもしれません。
収納には限りがあるので、モノ自体を一度整理することも大切です。
「1年以上使っていないもの」「これから先数ヶ月は使う予定のないもの」「気に入っていないもの」など、いくつか基準をつくって整理しましょう。当てはまったものは処分するか別の場所に収納すればお部屋がスッキリしますよ。
デッドスペースを活用すれば収納量アップ
収納が足りない!という経験は誰にもありますよね。一見収納でいっぱいのお部屋でもどこかにかならずデッドスペースがあります。
デッドスペースがうまく活用できれば、収納量が増えてお部屋がもっとスッキリしますよ。
ここで紹介したやり方を参考に、収納できそうな場所を探してみてくださいね。