おうちのなかにあるモノを何でもしまっておける納戸は、あるととても便利な収納スペース。ただ、あまりに便利なので、「とりあえず…」とついついモノを置きすぎて、すぐごちゃごちゃになる場所でもあります。

今回は、そもそも納戸とは何か、棚(ラック)を使ってどんな収納ができるのかなど収納のアイデアをご紹介します。

納戸とは?収納部屋のこと?

納戸(なんど)は、収納のための小さな部屋を指します。

法律での取り決めで「光の入ってくる量が少ない」「窓がない(換気しにくい)」スペースは「部屋」として扱えないので、区別して「納戸」や「サービスルーム」などと呼ばれます。

部屋としても使える広々とした空間なので、収納スペースとして使いこなすには空間を上手に活用することが大切ですよ。

納戸の収納は棚(ラック)を使って高さを活かす!

棚とダンボール

納戸の空間を機能的に活用するには、棚やラックを活用するのがオススメです。大型の棚やラックを使えば床置きにせず、壁際の隅々まで収納場所になります。

収納するときは、「日用品のストック」「書類関係」などジャンルごとに分けて棚に定位置をつくって収納できるととりあえず収納や床置きを減らせます。特に棚の上段は届きにくいので、ほとんど使わないものを並べるといいですよ。

定位置をつくりながら不要なモノを整理できると、納戸もスッキリと片付けられますよ。

納戸の収納アイデア!どう活用できる?

ウォークインクローゼット

基本的にはどんなモノでも収納できますが、次のようなモノをしまうと、そのほかの部屋がスッキリして、おうち全体の印象がキレイなものになります。

季節モノの収納

冬物の洋服や厚手の布団、五月人形や雛人形といった、限定された季節にしか使わないモノの収納に納戸は向いています。重たいのは下段、軽いのは上段に並べてあげましょう。

日用品のストック収納

ティッシュにトイレットペーパー、ペットボトル飲料など、キッチン・洗面所などに置ききれないアイテムの収納庫としても便利です。ペットボトルは重さがあるので、棚は頑丈なものにしましょう。

趣味のグッズの収納

CDやCVD、レコード、雑誌など、趣味のモノを棚ぎっしりに並べると見ていて楽しい収納空間になりますよ。除湿剤などを置いてスペースごとカビ対策をしておくと安心です。

屋外のアイテムの収納

自転車やバイクのヘルメット、スノーボードといった、本来屋外に収納場所を設けた方がいいものの収納にも使えます。

納戸の収納に便利な棚(ラック)はどんなものがある?

納戸は、棚やラックを活用することで高さや横幅などのスペースを無駄なく使えば、たくさん収納ができますよ。

重いものを収納するときは金属製の耐久性の高いもの、高さのあるものを収納するなら棚板の調整ができるものなど、収納するものに応じて選んでみてくださいね。

『EL25シリーズキャスター付き』(ドウシシャ)

棚板の高さを微調整できるスチールラックは1つあると便利です。金属製なのでフレームがコンパクト。重いものでも乗せられる大容量な収納ができますよ。

『ワードローブ』(ドウシシャ)

納戸をクローゼット代わりに使いたいなら、ハンガーラックを使ってみましょう。上部はハンガーを掛けられるパイプ、下には2段の収納ラックがついていて、スペースをムダにすることもありませんよ。

『スタックボックス 扉付き』(アイリスオーヤマ)

高さを活かしにくい納戸の収納では、積み重ねられるボックスを活用するとスペースをムダにしません。収納するモノが多ければ、随時同じボックスを買い足して積み重ねればいいので、統一感が出せます。

覚えておきたい

エコなわざあり

納戸の棚収納はDIYで作れる?

DIY 自作

納戸の棚収納は市販のラックを買わなくても、DIYで作れます。

ホームセンターなどにいけば棚板などの資材が簡単に手に入ります。好みのデザインをそのままつくれるのでインテリアにもこだわれますね。

ただし、納戸は日当たりが悪く、風通しがよくないので、木材の棚にするなら除湿剤を忘れずに置くのを忘れずに。

納戸は棚を使った定位置収納でキレイを保てる

納戸

納戸はとりあえず収納をしているうちにどんどんとごちゃごちゃしてきて困ります。

棚などを用いてスペースを有効活用したうえで、モノにそれぞれ定位置をつくってあげることで、「とりあえず…」の前に収納場所を考えるようになります。

不要なものの判断が楽になるので自然とキレイを保て、散らかっていくストレスからも解放されそうですね。