食卓からキッチンを見たときに、一番目を引くのが「背面収納」です。ここをスッキリ使うことで、見た目もキレイに整頓されて使いやすいキッチンになるんですよ。
今回は、そんなキッチンの背面収納のやり方を、おしゃれに見せる活用法とあわせてご紹介します。
背面収納ってどんな特徴がある？
キッチンの背面収納は、シンクやコンロに立ったときに背中側にある収納スペースのこと。シンクと平行に並んでいますね。
収納力がある背面収納ですが、調理中の使い勝手はよくありません。何か取ろうとすときに振り向かないといけないからです。
そのため、調理中に使う鍋やフライパンなどのキッチン用品はメインで使うシンク下やコンロ下の収納に入れ、それ以外のあまり使わないものを背面の収納に入れましょう。
メインをシンク側に、あふれたもの、あまり使わないものを背面にと使い分けることで使いやすくキレイなキッチンになりますよ。
キッチンの背面収納には何をしまう？
キッチンの背面収納にはどんなものをどこにしまえばいいでしょうか。吊り戸棚、カウンター上、下段の戸棚（引き出し）の3か所に分けてご紹介します。
吊り戸棚
吊り戸棚は高い位置で、かつ手を高くのばす必要があるため、「軽いモノ」「めったに使わないモノ」の収納に向いています。タッパーなどの容器や弁当箱、下段であれば食器なども大丈夫です。
カウンター上
オーブンレンジ、トースター、電気ケトルなどのキッチン家電を並べます。振り返ってすぐに使える位の高さ、手の届く位置に置くのがおすすめです。
下段戸棚
下段には食器やあまり使わないホットプレートなどの家電、キッチンツールなどを収納します。重たいものの収納に向いているので、キッチン家電・食器のなかでも特に使用頻度の少ないものを下段に並べます。
キッチン背面収納をスッキリおしゃれに見せるアイデア
キッチンの背面の収納スペースは、シンクなどよりも通路から目につく場所でもあります。そのため、見た目は気にしないところです。どう収納するといいか2つアイデアを見てみましょう。
色のトーンをあわせる
家電の色やデザインをできるだけキッチンの雰囲気と合わせて選べば、空間が統一されてスッキリします。
布などで隠す
もし今の家電が合わなくても、わざわざ買い換える必要はありません。布をかけて隠すだけで大丈夫。柄はたくさんあるので、お気に入りを選べば、キッチンでの調理も楽しくなりそうですね。
キッチン背面におすすめの収納グッズは？
キッチン背面のスペースはせっかく収納がたくさんあるので、上手に使いこなしたいですね。専用のグッズがたくさん販売されているので、ぜひ使ってみてください。
『レンジ上ラック 高さ・幅伸縮タイプ』（伸晃）
カウンター上に置く電子レンジに重ねて使えるラックです。吊り戸棚までの高さをうまく活用できると収納がムダになりませんよ。高さも幅も調整できるのでレンジの大きさに応じて動かしましょう。
『タオル掛け』（FTUNG）
両面テープで壁につけられるタオルハンガーで、S字フックをかければキッチンツールも吊るせます。ステンレスでスタイリッシュな見栄えになりますよ。
『戸棚下調味料ラック』（山崎実業）
吊り戸棚にとりつけるラックです。調味料などのビンを吊り下げたり、ラップなどのキッチンツールを入れたりできます。
『壁掛け棚 壁掛けラック』（Yontree）
壁に取り付けられるラックで、見せる収納にもってこいです。ビンに移し替えた調味料や植物をかざればキッチンが華やかになりますよ。
キッチンの背面収納を活かせば快適な調理ができる
使いやすい中段・カウンターに使用頻度の高いものを、吊り戸棚・下段戸棚にはめったに使わないものをしまえば、メリハリがついて取り出しがラクになります。
メインのシンク・コンロ下の収納と使い分けることで、移動の少ない快適な調理ができますよ。
