トーストやグラタンなどをこんがり焼くのに欠かせないトースター。形が大きく目立ち、配線も見えるので置き場所には苦労しますね。ましてや、パンを焼くときに熱をもつので、どこに置こうか慎重に検討が必要です。
そこで今回は、意外と知らないトースターの収納法をご紹介します。トースターの上など、周囲にも収納スペースを置けるかも検討しましょう。
トースターの特徴は?オーブントースターやオーブンレンジはどう違う?
パンなどの調理に使うトースター。最近よく目にする電子レンジにオーブンの機能がついた「電子レンジ機能付オーブン」とよく混同されますが、普通トースターといえば、パンを焼くことをメインにした調理家電を指します。
トースターには2つの種類があり、1つはポップアップ式と呼ばれる上にパンが飛び出すタイプ、もう1つはトビラが引き戸になっているオーブン式のタイプです。このオーブン式のものを「オーブントースター」といいます。
今回は、「ポップアップトースター」と「オーブントースター」2つのトースターの収納法について見ていきます。
トースターの置き場所はどこがいい?
トースターはもともとキッチン家電のなかでも、置き場所を選ばない家電です。
電子レンジなら、調理中に頻繁に使うため、作業が楽になるように置き場所にこだわりますが、トースターは基本的に朝食時くらいなのでコーヒーメーカーやマグカップなど、「使いやすさ」を考えて置くと便利です。
たとえば、キッチンのカウンター部分や棚(ラック)の上がおすすめ。また、使う回数がそれほど多くないなら、何か大きなボックスで覆い隠してしまうのも手です。
トースターの置き場の注意点は?上に何かを置くのは危ない?
身近な調理家電のトースターですが、調理中は発せられる「熱」は注意が必要です。トースターの近くにモノがあると、熱で変形することもあります。
そのため、高いところ・不安定なところ・熱に弱いところに置かないよう注意しましょう。壁や家具からも少し離して置くと安全です。
ポップアップ式は四方にできるだけ空間をとるように置き、オーブン式は手前にモノを置かないようにしましょう。コの字型のラックなどで本体とスペースをあければトースターの上部に何か置いてもかまいません。
おすすめのトースター収納グッズは?
トースターに関連した収納グッズはたくさん商品があり、形も置き方もさまざま。自分の家のスペースと相談しながら収納方法を検討してみてくださいね。
『レンジ上ラック』(平安伸銅工業)
10kgまで耐えられる収納ラックです。脚の部分には耐熱素材のゴムがついているので、レンジの上のデッドスペースを有効活用してトースターを置けます。
『トースターラック』(山崎実業)
トースターの下に置く、シンプルな収納ラックです。ラックの下にはパンやジャムなどを保管でき、あけてすぐにパンのセッティングができます。
『3段式キッチンワゴン』(GIORSEN)
キッチンワゴンの天板にトースターを乗せれば、移動も便利。カゴの部分にまとめて朝食セットを置けば、食べる横まで持ってきて焼けますよ。
『レンジ上ラック』(山善)
横幅が伸縮するコの字型のラックです。レンジの上や、テーブルの上など上下2段で使えるようになって収納力が上がります。
覚えておきたい
トースターの焦げを取る方法はある?
トースターは使っていると焦げが残ってしまいますが、構造上洗いにくいので、ついつい放置しがち。一度掃除をしてみませんか?
溜まった焦げを取るには「セスキ炭酸ソーダ水」が有効です。スプレーボトルに水500mlとセスキ炭酸ソーダを小さじ1杯混ぜ合わせて、焦げた部分に吹付けます。しばらく放置して、古布で拭き取ると驚くほどピカピカになりますよ。
セスキ炭酸ソーダは重曹と同じくナチュラルクリーニングに使われる成分なので、お肌にもやさしく安全です。ぜひ試してみてくださいね。
トースターの置き場所は使いやすさを考えて
パンを焼くには欠かせないトースター。置き場所を工夫することで、さらに使い勝手がよくなります。
熱をもつので周りに何も置けないイメージがありますが、ラックを使えばトースター周りのデッドスペースも有効活用できますよ。ぜひキッチン周りを自分らしく使いやすいものにしてください。