バスマットやコースターに使われる珪藻土。水をぐんぐん吸い込んでもサラッサラな状態をキープしてくれるので重宝しますよね。

しかし、使い続けていると吸水力が落ちてきて、全然水を吸ってくれなくなります。「処分するしかないのかな?」と思うかも知れませんが、きちんとケアすれば吸水力は復活しますよ!

今回は珪藻土の吸水力を復活させる方法を説明します。

珪藻土の吸水が悪くなる原因は?

水滴 タイル

珪藻土(けいそうど)は極小の孔(穴)が無数にあり、それが水分をたくさん吸収する仕組みになっています。お風呂上がりに濡れた足で珪藻土マットに乗っても、すぐにサラッサラになるのはこの穴のおかげなんです。
ただ、いくら珪藻土は吸水力がすごいとはいっても、水分を含みすぎていると吸い込む力は弱まります。周囲の湿度が高すぎたり、濡れたままケアをせずに放置していると、吸水力は悪くなってしまいますよ。

また、無数に空いた穴には水と一緒に汚れが入り込みます。特に足の裏の皮脂汚れは穴をふさいで吸水力を弱めてしまうことも。

珪藻土はしっかりと乾燥させた状態で使うほか、目詰まりを起こさないように手入れすることも吸水力を維持するためには重要なんです。

珪藻土を復活させるには乾燥が大事?コースターは電子レンジを使ってもいい?

電子レンジ

珪藻土の吸水力を復活させるには、まず「しっかり乾燥」させましょう。
珪藻土のバスマットであれば使ったあとに、風通しのよい場所に立て掛けて乾燥させます。敷きっぱなしのままだと風の流れが悪いので、溜め込んだ水分を逃がせません。

珪藻土の種類によりますが、基本は風通しのよい場所に陰干しします。直射日光で乾燥させると、珪藻土が反り返って割れる原因になることもあります。干し方は商品の取扱説明書をチェックしてください。

また、珪藻土のコースターのような小さい商品の中には電子レンジを使って乾燥させられるものもあります。電子レンジに珪藻土のコースターを入れて500Wで10〜20秒ほどかけると、吸い込んだ水分が蒸発しますよ。ただし、電子レンジを使ってはいけない珪藻土の商品もあるので、電子レンジの可否をあらかじめ確認してから使用してください。

珪藻土の吸水力は手入れで復活する?紙やすりで削るといいの?

サンドペーパー やすり

珪藻土の表面に汚れが詰まって吸水力が落ちている場合には、汚れを取り除きましょう。軽い汚れなら、きれいな雑巾で水拭きして自然乾燥させれば吸水力が戻ります。
しかし、水拭きだけでは落ちない黒ずみ汚れになっている場合は、「紙やすり」で珪藻土マットやコースターの表面を削ってください。穴の詰まりを物理的に削り落とすことで吸水性が復活しますよ。

紙やすりは目の細かい紙やすり(300~400番くらい)を使い、黒ずんだ部分をなでるように優しくこすります。力を入れすぎると割れる危険があるので、やさしく削りましょう。削りカスを払い、水拭きすればOKです。

表面の汚れが落ちて、吸水性もよみがえりますよ。

珪藻土の吸水力を復活させるにはこまめな手入れが大事

珪藻土マット バスマット

珪藻土は使っているうちに、どうしても吸水力は衰えてきます。しかし、吸水力が衰えたとしても処分する必要はありません。
きちんと手入れすれば吸水力も復活して、今までと同じように使い続けることができますよ。

珪藻土のマットやコースターを復活させるには、使ったあとはしっかりと乾燥させて、汚れをためないようにすることです。そして手入れしても吸水力が復活しなければ表面を紙やすりで削りましょう。表面を削るだけで珪藻土が新品のように蘇りますよ。