ジェルボールを使ったことがない方は、一体どんな洗剤なのか気になりますよね。とはいえ、粉末や液体タイプとの違いやどんな特徴があるのかなどがわらないと手は出しづらいものですよね。
そこで今回は、ジェルボールはどんな洗剤なのか、ほかの洗剤と比べた特徴などをまとめてご説明します。
もくじ
ジェルボールってどんな洗剤?
『ジェルボール』は、日用品メーカーのP&Gが独自の技術で開発した特殊な膜で洗剤をパックしたボール状の洗剤のことです。「アリエール」「ボールド」「さらさ」といった商品でジェルボール型の洗濯洗剤が販売されています。
ジェルボールは水で濡れることによってパックが溶け出す仕組みになっています。
水に入れると1分ほどで洗剤成分がいっきに広がります。こうして、洗う瞬間に効果が最大化するのがジェルボールの特徴です。
コロッとした形状でかわいらしく、「これが洗剤なの?」と思ってしまうかもしれませんが、その洗浄力は液体洗剤以上ともいわれているんですよ。
ジェルボールを使うメリット・デメリット
ここでは、液体や粉末の洗剤と比べた場合のジェルボールのメリット・デメリットをご紹介します。
ジェルボールを使うメリット
・軽量いらずで楽ちん!
なんといっても1番のメリットは「使いやすさ」!計量する必要がなく、洗濯物と一緒に1粒ポンッと入れるだけ。こぼしたり、キャップのまわりが液垂れしたりする心配もありません。
・すすぎが1回ですむ泡切れがいいので、通常2回必要な「すすぎ」の工程を1回ですませられます。10分ほど早く洗い上がるうえに、節水効果も期待できます。
・詰め替えやすい通常の洗剤は詰め替えるときに液垂れしたりこぼれたりするので、意外と詰め替えるのが面倒。ジェルボールならさっと詰め替えられます。
ジェルボールを使うデメリット
・量の調節ができない
ジェルボールは最低でも1個単位で使うので、細かく両を調節できないのがデメリット。少量を洗濯したいときや部分洗いしたいときには、通常の洗剤のほうが便利です。
・香りが強め香りの好みは人それぞれですが、口コミなどを見ていると少し香りが強い、と感じる人が多いようです。香りに敏感な人はデメリットに感じるかもしれません。
ジェルボールのコスパは実際どうなの?
計量の必要がないとなると、量を調整できないのでコスパが悪くなってしまうのではないか、と疑問に思う人もいるのではないでしょうか。
「洗濯物をため込んで55〜60L分を一気に洗濯する」なら、ジェルボールとほかの洗剤でコスパに大差はありません。
ただ、30L前後の少量の洗濯を繰り返しているとコスパが悪くなります。日々の洗濯物の量を考えて、ジェルボールを使うかどうか検討してみてくださいね。
ジェルボールは1箱18回分が400円ほどで売られており、1回あたりは約22円。一方、液体や粉末の洗剤は55Lで使えば約16回、30Lで使えば約37回分と洗濯量によってかなり幅があります。洗剤1つが300円ほどなので、1回分にすると8〜20円ほどになる。
ジェルボールの使い方|縦型、ドラム式
ジェルボールは縦型・ドラム式どちらの洗濯機でも使えて、手順もまったく同じです。使い方はジェルボールを1個入れ、そのあとに洗濯物を入れるだけ。あとは、いつもどおり洗濯機のコースを指定して動かせばOKです。
これだけでほかの洗剤と同じようにしっかり汚れを落とし、洗濯物特有のイヤな臭いもつきません。洗剤を変えるだけで、さまざまな手間を省けますよ。
洗剤が衣類に馴染みやすくなるよう、洗濯物の下にジェルボールを入れるのがポイントです。洗剤投入口ではなく、洗濯槽に直接いれましょう。
ジェルボールの使い方|柔軟剤は入れていい?
洗濯では柔軟剤で好みの香りをつけるのも1つの楽しみですよね。
ジェルボールを使うときも、問題なく柔軟剤を入れられます。柔軟剤はいつも通りに柔軟剤投入口に入れればOKです。
その際は、どうしても柔軟剤の計量が必要で、ジェルボールタイプの柔軟剤はまだ発売されていません。
『ボールド』のジェルボールならもともと柔軟剤が含まれているため、あえて柔軟剤をくわえなくても大丈夫。1個入れれば簡単に洗濯が終わります。
ジェルボールの使い方|乾燥機は使っていい?
洗濯乾燥機をお使いの場合は、乾燥機も問題なく使えるか気になりますね。
ジェルボールは通常の洗剤と形状がちがうだけで、使い方はほぼ同じ。なので、洗濯後にそのまま乾燥機を使っても問題ありません。
ただし、熱によってせっかくついた香りが飛んでしまうことも。香りを残したい人は、乾燥機用のシートタイプの柔軟剤などをうまく組み合わせてみるといいですよ。
ジェルボールを扱うときの注意点は?
ジェルボール洗剤は手軽に使えてとっても便利な反面、いくつか取り扱いに注意が必要なこともあります。
注意①|濡れた手で触らない
ジェルボール外側の膜は水に溶ける素材。水に濡れた手で触ると溶けてしまいます。多少湿っているくらいは大丈夫ですが、洗濯機周りを汚すことにもなりかねないので、使うときは手が濡れてないことを確認してからにしましょう。
注意②|子供の手の届かない場所に置く
ジェルボールは見た目がキレイなので、子供がおもちゃのように使ったり、食べてしまったりする恐れがあります。保管場所は子供の手の届かない場所にするなどの配慮をしておきましょう。
注意③|きなりや淡い色の服を洗わない
『アリエール』も『ボールド』も蛍光増白剤という成分が入っています。これは「白をより白くする」成分で、きなりや淡い色の洋服を洗うと色味・風合いが変わってしまうことがあります。お気に入りの洋服は、蛍光増白剤が入っていない洗剤で洗いましょう。
ジェルボールタイプの洗濯洗剤おすすめ5選!
ここではジェルボールの洗剤にどんな種類があるのかご紹介します。
1. 『アリエール パワージェルボール3D』(P&G)
洗濯物の汚れを落とすのに特化したジェルボール。部分洗いをしなくても100種類以上の汚れを落とすことができます。
2. 『アリエール バイオサイエンス ジェルボール 部屋干し』(P&G)
アリエールの部屋干しに特化したモデル。生乾きによって発生する菌から洗濯物を守り、部屋干しのイヤな臭いを防ぎます。もちろん、汚れ落ちもそのままです。
3. 『ジェルボール3D 癒しのプレミアムブロッサムの香り』(P&G)
柔軟剤が配合されており、衣類をふんわりと仕上げてくれるジェルボール洗剤。「ふんわりハリアップ成分」が含まれているためシワがつきにつくく、アイロンがけもラクになりますよ。
4. 『ボールド ジェルボール3D 爽やかプレミアムクリーンの香り』(P&G)
『ボールド』の香り違いのモデルです。柔軟剤入りで洗浄力など洗濯効果に違いは有りません。1パックには18個(18回分)の洗剤が入っています。
5. 『アリエール パワージェルボール3D 詰め替え 超ジャンボ 44個入』(P&G)
洗剤がなくなった時に便利なつめかえ用。各洗剤に同じような大容量のつめかえタイプがあり、封を切ってザッと流しこむだけと簡単につめかえられます。
洗濯物が多いおうちほどジェルボールがおすすめ!
ジェルボールは、洗浄力はそのままに、手軽に扱えるとても便利な洗剤です。しかも、見た目がかわいらしくて、洗濯機に投げ入れるのは普通の液体洗剤のわずらわしさがないので気分も上がりますよ。
洗濯物の量が多ければコスト面もそれほど気にする必要はないので、純粋に使い勝手のよさで考えて選んでください。
少しでも興味があって、楽しく洗濯したいなら、一度ジェルボールを試してみてはいかがでしょうか。