普段何気なく使っている洗濯用の液体洗剤。そんな液体洗剤にも正しい使い方があることをご存知でしょうか?
実は使い方次第で洗浄力を高めることができるんですよ。
今回は、液体洗剤の正しい使い方と、洗浄力を高めるコツなどをまとめて紹介します。
液体洗剤とは?どんな特徴がある?
洗濯洗剤にはさまざまな種類があり、おおきく「液体」「粉末」「ジェルボール」の3種類に分けられます。
液体洗剤の特徴は、水にサッと溶けやすく、すすぎやすいといった「扱いやすさ」です。
なんとなく使っていても問題なく洗濯することはできますが、正しい使い方を知っていると、しっかりと汚れを落とすことが出来るようになりますよ。
液体洗剤の使い方|基本の手順は?
洗濯をするときには、衣類全体に洗剤がまんべんなく行き渡った状態でおこなわれるのが理想です。
そのため、洗剤を入れるときには
● タイミング
● 入れる場所
● 洗剤の量
の3つがとても重要です。それぞれ何に気をつけるのか見てみましょう。
タイミング
洗剤を入れるタイミングは注水中がベスト。水がたまるのを待ってからだと洗剤が全体うまく行き渡りませんが、注水中であれば水の流れで洗濯物全体に広がります。
入れる場所
洗剤は洗濯物に直接かけず、専用の投入口(投入ケース)に入れます。つい洗濯機のなかに直接入れている人も多かもしれませんが、洗濯物が洗剤を吸収して全体にうまく行き渡りません。場所がわからない人は、あらためて説明書を確認してみましょう。
洗剤の量
洗剤は「たくさん入れた方が洗浄力が高そう」とつい多く入れがちですが、実は逆効果。表示どおりにいれるのが一番効果が高いんです。多く入れると多少汚れ落ちがよくなるものの、すすぎ残しや汚れの再付着しやすいなどデメリットが多いので要注意。
液体洗剤の洗浄力を高めるポイントは?
液体洗剤の基本的な使い方がわかったところで、洗浄力を高めるちょっとしたコツもあわせて覚えましょう。紹介する方法を応用すれば、さまざまなガンコな汚れを落とせますよ。
汚れに直接かける
汗が原因の黄ばみや食べこぼしのシミ汚れなど、部分的な汚れができたら液体洗剤を汚れに直接かけてみましょう。濃度が高いまま汚れに作用するので、ふつうに洗うよりもずっと強力。ガンコなシミ汚れでもスッキリ分解してくれますよ。
お湯で溶く
液体洗剤はお湯に混ぜて使うと洗浄力が高まります。さらに汚れ自体もふやけ、より落ちやすくできるんです。使うお湯はお風呂の残り湯などでOK。ぬるま湯でも十分効果があります。
漂白剤を併用する
シミがついた服や汗の臭いが気になる服は、液体洗剤に加えて『ワイドハイター』などの酸素系漂白剤を使うのがおすすめ。漂白力があるうえに、除菌効果も持っているのでイヤな臭いをスッキリ落としてくれます。
液体洗剤の使い方|おしゃれ着用洗剤での洗い方は?
液体洗剤のなかには、『アタック』や『アリエール』などのほかに、『エマール』などのおしゃれ着に特化した洗剤もあります。
おしゃれ着洗剤はデリケートな素材の服を洗うのに便利で、毛羽立ちや収縮といった素材への刺激が少ないのが特徴です。一方で、ふつうの液体洗剤に比べると洗浄力が弱い面も。どちらも1本ずつ持っておくと、使い分けできて何かと便利です。
洗剤自体の使い方は基本的におなじですが、「ネットにたたんで入れて手洗いコースで洗濯する」と洗い方に違いがあります。
液体洗剤と粉末洗剤の使い方の違いは?
液体タイプの洗濯洗剤について紹介してきましたが、液体タイプと粉末タイプでも厳密には使い方に差があります。
粉末の洗剤は、液体に比べて水に溶けにくいものの、汚れ落ちがいいのが特徴です。
使うときは「水によく溶かす」必要があるため、「注水後に少しずつ溶かしいれる」のと、溶け残りが出ないよう「すすぎ2回コースを選ぶ」のがポイント。
ちょっとした差ですが、意識すると仕上がりがグッとよくなりますよ。
液体洗剤の正しい使い方を覚えて洗濯物の洗いあがりがスッキリきれい!
ふだん何気なく使っている液体洗剤ですが、実は知らない使い方があったのではないでしょうか?
基本の使い方は「注水中に投入口に適量をいれる」だけですが、違った使い方をすることで洗い上がりがもっとよくなりますよ。
臭いやシミもキレイに取れるので、毎回の洗濯が楽しみになりますね。