サバは、DHAやEPAを多く含む、栄養豊富な青魚。定番の味噌煮をはじめ、さまざまなレシピにアレンジができ、スーパーなどでも比較的安く手に入るので、よく食卓に並ぶおうちも多いですよね。しかしサバは鮮度の落ちるスピードが早く、保存方法には悩むもの。
そこで今回は、サバの正しい保存方法について手順や長持ちさせるポイントをご紹介します。
サバはどう保存するのが正しい?保存期間は?
サバは、使用方法にあわせて保存する必要があります。
冷蔵での保存期間はだいたい1〜2日。新鮮なうちに食べたいときやすぐに食べ切れる量であれば、冷蔵保存がおすすめです。
冷凍での保存期間は、だいたい2〜4週間。すぐに食べ切れないときや、朝食のおかずに常備しておきたいときは、冷凍保存をするといいですよ。
サバの保存方法|① 冷蔵保存のやり方
購入したサバは、なるべく素早く冷蔵保存するのがポイント。
1尾まるごと購入した場合は、頭と内臓、血合いを取り除いてしっかりと洗い流しましょう。キッチンペーパーで、表面についている水気をしっかりと拭き取ってくださいね。
切り身を購入した場合も同様です。水気を拭き取ったら、ラップで包んで冷蔵室へ。
購入時にトレーに入っている場合も、必ず中身を取り出して、ラップで包んでから保存してくださいね。
サバの保存方法|② 冷凍保存のやり方
サバを冷凍するときは、下処理をしてからそのまま保存する方法、塩サバを保存する方法、味付けをしてから保存する方法があります。
下処理をしてからそのまま保存する方法
頭や内臓を取り除いたサバを、あらかじめ切り身や3枚おろしなど、用途別にカットして保存する方法です。
両面に塩を振って冷蔵室へ入れ、10分ほど置きます。出てきた余分な水気をキッチンペーパーでしっかりと拭き取りましょう。
この一手間で、青魚特有の生臭さを軽減できますよ。
空気が入らないようにラップで包み、冷凍用保存袋に入れて冷凍室へ。
煮物に使う予定がある場合は、味を染み込みやすくするため、皮目に切れ込みを入れてから冷凍すると良いですよ。
塩サバを保存する方法
スーパーなどで手に入る塩サバは、すでに塩水に漬けて余分な水分が抜けている状態。そのため、下処理なしでそのままの冷凍できます。
1切れずつラップで包んで、冷凍用保存袋に入れ、冷凍室へ入れます。
サバの鮮度とおいしさをキープしたまま保存するには、金属トレーにのせて急速冷凍するのがポイント。できるだけ短時間で素早く冷凍することで、菌の増殖も防げますよ。
味付けをしてから保存する方法
下処理を終えたサバと一緒に調味料を入れて保存する方法です。
冷凍用保存袋に入れて、空気を抜いて密閉し冷凍室へ。なるべく平らにならしておくと、調味料が全体に行き渡るのに加え、スピーディーに冷凍できますよ。
サバの使用方法にあわせて保存しよう!
サバは、青魚の中でもとりわけ傷みやすい食材です。空気に触れないことと、腐敗の原因になる水気をしっかりと拭き取ることに注意して、正しく保存しましょう。