朝ごはんやおやつにぴったりなパンは、常備しているおうちも多いですよね。しかしあまり日持ちしないので、気づけは賞味期限が切れてしまったなんてことも。
パンは冷凍保存をすれば長持ちしますよ。解凍方法次第でパンの柔らかい食感も再現できますよ。
そこで今回は、パンの冷凍保存のやり方をご紹介します。
パンは冷凍できる?保存期間は?
パンは一般的に常温で保存しますが、賞味期限が短いイメージがありますよね。
長持ちさせたいときは冷凍保存が◎。冷蔵室でも保存できますが、主成分のでんぷんが温度変化で劣化しやすくなるので、冷凍するほうがおすすめですよ。
日持ちはだいたい2週間。おいしく食べるためにも正しいやり方で冷凍してくださいね。
パンの冷凍保存の手順は?
パンは、種類によって適した冷凍保存のやり方が異なります。パンにあわせて保存できるよう、覚えておきたいですね。
食パン
食パンは、1枚ずつラップで包み、冷凍用保存袋に空気を抜いて入れ、密閉して保存します。
冷凍したパンは、高温に予熱したトースターで凍ったままサッと焼くといいですよ。だいたい200℃で4分ほど焼くのがおすすめです。
表面はサクッと、中はふわふわの食感を味わえます。
ただし、解凍せずに焼くと中まで火が通らず冷たいことも。自然解凍をしてから焼くと焼きムラを防げますよ。
好みのやり方で食べてくださいね。
イングリッシュマフィン
イングリッシュマフィンは、2つに割ってから冷凍します。
カットしたもの同士でくっつかないよう、背中あわせにするかそれぞれバラバラに入れるかして、冷凍用保存袋で密閉しましょう。
食べるときは予め熱しておいてトースターで凍ったまま焼きます。少し長めに焼くのがポイントです。
バケット・バタール
アヒージョやシチューなどの付け合わせにも登場するバケットやバタールは、食べやすい大きさにカットして、1つずつラップで包んでから冷凍用保存袋に入れましょう。
冷凍したバケットやバタールは、表面がかなりかたくなります。そのまま冷凍してしまうと包丁が入らなくなるので、必ずカットしてから冷凍してくださいね。
ベーグル
ベーグルは、横半分にカットしてから保存します。ラップでそれぞれ包んで、冷凍用保存袋に入れましょう。潰れないように気をつけながらしっかり空気を抜いて口を閉じ、冷凍してくださいね。
冷凍したベーグルは、ラップを外して麻や綿の付近で包み、15分ほど自然解凍してから焼きます。
霧吹きなど使って水分を補い、アルミホイルなどで包んで焼くのがおすすめ。もっちりとした食感が戻って、よりおいしく食べられます。
クロワッサン
クロワッサンは、表面が崩れないよう気をつけながら1つずつラップで包み、大きめの冷凍用保存袋に余裕を持って入れます。潰れないように気をつけながら空気を抜いて密閉してくださいね。
解凍するときは、ラップを取り外して10分ほど自然解凍した後に焼きます。
アルミホイルでクロワッサンを包み、予熱したトースターで7~8分焼きましょう。焼き上がり後は表面がとても熱いので、少しだけ時間を置いてから食べてくださいね。
冷凍したパンを解凍するときの注意点は?
冷凍したパンの焼き時間や予熱温度は、トースターの性能やパンの大きさによって変わります。
様子を見ながら設定してくださいね。心配な場合は、時間を短く設定したり温度を下げたりして調整してくださいね。
パンの冷凍保存を利用して料理を楽しもう
パンは傷みやすいイメージがありますが、冷凍保存をすれば長持ちします。食感も保存の仕方や解凍方法次第でもちっとした状態で食べられるので、ぜひこの機会にやり方を覚えてくださいね。